メープルマウンテン日記

メープルマウンテン日記

森のガーデニング、食べ物の栽培・採集やバンクーバー島での田舎生活など。

突然の倒木

妻と次女との3人で庭仕事中に、家からほど近くで大木が倒れた。風も雨もなく、何の前触れもない中、最初は木が倒れながら周囲の木の枝をメリメリと折る音がした。森の中で木の枝が揺れる様子が目に入り、直後に地響きが聞こえ、感じられた。 すぐに森に入り…

森の綺麗な時期、家の周りで開花のネイティブプラント、枝の山積みコンポスト

水際のメシダ 緑の美しい5月に雨が降ると、家の周りの森が一年中で一番きれいになる。いつもの馴染みの植物が、とてもフレッシュに見える。 メイデンヘアファーン バニラリーフ ソードファーン この日は、犬のキナ(5歳)とテテ(9か月)が、子グマを木の上…

ハイキング中のネイティブプラントの花

4月は森のネイティブプラントの多くが花を咲かせる時期だ。メープルマウンテンの南斜面は、私のうちの周辺の一部はともかく、総じて岩がちで乾いているので、それに合ったネイティブプラントが多い。 オレゴングレープ トリリアム シューティングスター チョ…

乾いた春

フロントガラスに積もるビッグリーフメープルの花粉 今週、毎月の注射の為にかかりつけ医と会ったときも、メープルの花粉の話題になった。今は、外のテーブルやソファーに、また車の上に、花粉が大量に積もる。 ビッグリーフメープルの花粉は毎年恒例の行事…

ビッグリーフメープルの花

今は、ビッグリーフメープルの花が満開の時期だ。葉が開く前に、まず花が咲いて下向きに垂れる。近くで見るときれいなのだが、緑がかった黄色で、目立つ花では無い。 斜面下を見下ろす窓から、ビッグリーフメープルの花に沢山のハミングバードやバンブルビー…

ビッグリーフメープルの苗

花壇の草取りをして気が付いたのだが、今年は種から出てきたビッグリーフメープルの芽が少ない。森の中に入って林床を見ても、昨年との違いは一目瞭然だ。 昨年の春に大量のビッグリーフメープルの芽が地面から出てきたのは、2018年までに厳しい夏を過ごした…

ヘザーさんの森

ヘザーさんの森の谷底を流れる小川 今住んでいるメープルマウンテンには、把握しきれない程たくさんのハイキングトレールが作られている。ソーシャル・ディスタンシングが重要な今も、裏庭から妻と犬を散歩させるハイキングは問題無いかなと思っていたが、時…

今咲いている庭のネイティブプラント

うちの庭で見られるのはカナダ西沿岸部の典型的な森の生態系だ。狭い中に沼地、岩場、林縁や空き地が含まれているので、意外と多様な野生動植物が見られる。 今の時期、インディアンプラムに続き、いくつかのネイティブプラントの花が咲いてきている。 スカ…

春の枯枝焼却

森の中で暮らしていると、どこでもそうだと思うが、枯木や倒木との付き合いは日常の一部だ。 枯枝の主な処理方法は3つだと思う。一つは、積み上げておいて堆肥化させることだ。これは年月はかかるが、野生生物の住処になるし、いずれ土に還り、保水にも役…

運に恵まれた今シーズンの倒木

今週、もう一度雹か雪が降る可能性もあるようだが、もう冬の嵐のシーズンは終わっている。このシーズンの自然倒木によって生じた作業は、さほど多くない。一年前のシーズンに到来した記録的な大嵐で、倒れそうな木が一通り倒れてしまっていたことが大きいだ…

ギャリーオークの森

メープルマウンテンの南から東側にかけては、急斜面で、岩が露出している。そういった環境の中に、いくつものギャリーオークの森が見られる。 ギャリーオークは、樹形が面白いので、葉が落ちている間も楽しい。メープルマウンテンの岩肌のギャリーオークは背…

薪作り作業の開始

今年の薪作り作業の開始場所 来シーズン以降の薪作りの作業を開始した。薪にする木は、既に全部地面に倒れている。一部は既に薪の長さに切ってある。それらを、薪割りする場所に集めることから始めた。 これまでの経験から、薪作りの作業には守るべきタイミ…

メープルマウンテンからの眺め

12月の後半から2月の初めまで雨が降り続けて、晴れ間はほとんど無かった。しかしここ何日かは晴れが多く、陽がたくさん指している。それで今日の午前中に、メープルマウンテンの中で最も見晴らしの良いところに行ってきた。片道40分くらいのハイキングだ。 …

三たび、お隣りの渓谷から

同じような温帯雨林の写真ばかりで、見る人はあきあきだろうが、私自身がまた後で見たいので掲載させいただく。

昨日に引き続き、お隣りの渓谷沿いを散歩する

昨日の散歩があまりにも心地よかったので、今日も午前中に、お昼から出勤という妻を引っ張って再度同じ川沿いを歩いてきた。 前に、山の中でも南斜面に住んでいるので、本格的な温帯雨林風景はところどころ水辺にあるだけだと書いたことがある。おそらく、こ…

お隣りの渓谷沿いのトレイル

昨夜の間に少し雪が積もったので、今日はうちの隣にヘザーさんが所有する渓谷沿いのトレイルを散歩した。本格的な美しい温帯雨林風景なのだが、いつもは比較的行かない。犬たちが喜んで泥遊びをする深い沼地があって、帰ってからの犬洗い作業が大変になって…

ガーデンステップの材料作り(その2)

昨年のうちに始めたこのレッドシーダーの角材作りだが、丸太の想定外の重さに直面し、またチェーンソーを壊すアクシデントも起こり、それから1月の雪もあって、しばらく中断していた。 ようやく気を取り直して作業を再開した。今度は長女の学校が休みの日に…

ガーデンステップの材料作り(その1)

家から北側のロックガーデンに上がるステップは、木材を積み上げたものだ。長さが120センチで、幅20センチ、厚み15センチの角材が10本使われている。30年ちょっと前に家を建てたクラークさんは、全てにおいて正しい材料をきちんと使う人だったので、おそらく…

家の裏の温帯雨林風景

家の裏の温帯雨林風景。真ん中奥は実はうちの家だが、写真にはうまく写らなかった。 うちの裏(西側)の野菜畑の向こうは湿地になっていて、3つの池のほか、ラズベリー畑や池端のフキ畑もその湿地の中にある。この湿地は、小さな斜面(数百メートル斜面を歩…

ファイヤーブレーク作り

今回作ったファイアーブレークの入口 2018年の秋からやってきた山火事対策の柱は家から100メートル園内の森の可燃物削減だったが、 それ以外のこともいくつか実施してきている。家の周囲をぐるりと一周するファイアーブレークの設置もその一つだ。 調べてみ…

イングリッシュホーリーの除去

小さなエリアを支配し始めたイングリシュ・ホーリー。 赤い実がなったイングリッシュ・ホーリー(クリスマス・ホーリー)のデコレーションは、クリスマスの伝統であるし、バンクーバー島でも多くの家々やクリスマスイベントの飾りに使われる。庭に木を植えて…

アービュータスの岩場

以前に、日本からバンクーバー島に旅行者として来たとしたら、温帯雨林のハイキングが私の一番のおすすめだと書いた。温帯雨林にどっぷりと浸るトレイルが多々ある。だが、私の住んでいるカウチンバレーのトレイルだと、島の西側より雨の量が少ないため、ト…

山火事と放火犯

2018年夏のメープルマウンテン森林火災の跡(今日撮った写真)。火事直後の写真もあるが、痛々しいので、雪景色の写真だけにしたい。 私が住んでいるのはカナダの西海岸だが、12月から、時間がある範囲でオーストラリアの火災関連のニュースを追っている。今…

温帯雨林 (temperate rainforest)の風景

昨日ゆっくり散歩してきた私に影響され、今日は妻も一緒に出掛けることになった。昨日よりさらに遠出して、3時間半ゆっくり散歩した。 バンクーバー島では、本格的な温帯雨林の風景は、島の西側に広がる。ポートレンフルーやユクルーレットなど西側の町から…

休息とトレイルの移り変わり

年明けを慌ただしく過ごして、気が付けば、週末からやってくるという大寒波と雪が目の前だ。しかも、雪と寒さの中でも、来週はデスクワークがたっぷりある。 そこで、今日の午後留守番の間に、2、3時間かけてゆっくりと散歩した。 普段は行かない遠出になる…

年始の狂い咲きと山火事に関する雑感

桜とスノードロップが少し咲いた。プリムローズも少し前から咲いている。 今のところ気温的にマイルドな冬だ。この何日かは、特に暖かい。とはいっても、異例なほどとは聞いていないし、これから寒くなってくるとの予報だ。 桜の狂い咲きはこれまでにも何度…

森林保護区の枯れ木(ダグラスファー)処理

クリスマスイブの前日のことだったが、町役場が雇ったアーボリストが、息子さんと一緒に大きなウッドチッパーを牽引したトラックでやってきた。隣接する森林保護区で枯死した大きなダグラスファーの木を、うちの敷地に倒れないように処理するためだ。 息子さ…

100本の植樹と今後

妻の要望で買った天城時雨という品種のモミジを、家の西のネイティブ・プラント・ガーデンに植えた。彩りを加えるためだ。今年の植樹はこれで終わりだ。このカナダ西海岸では、植樹一年目の夏の水やりがとても重要なのだが、来年の夏にそれが必要な木がこれ…

森の眺めを遮る植樹

家の北側は、森の中を覗き込む景色になっていて、そこを鹿が走ったり、陽が差したり、季節によっては白いスノードロップが咲いたりと、楽しめる。そのまま維持するつもりだったが、考えが少し変わった。この斜面で、ダグラスファーを根腐れさせる菌の活動が…

ダグラスファーの枯れ死

斜面の上の中央が枯れたダグラスファー。スケールが分かりにくいが、高さは30メートル超、幹の直径は下の方で80センチ超といったところだろう。馬鹿にならない大きさのものだ。 私たちが住み着いてから、初めて成熟したダグラスファーが枯れた。手前のビッグ…