ビッグリーフメープルの苗
花壇の草取りをして気が付いたのだが、今年は種から出てきたビッグリーフメープルの芽が少ない。森の中に入って林床を見ても、昨年との違いは一目瞭然だ。
昨年の春に大量のビッグリーフメープルの芽が地面から出てきたのは、2018年までに厳しい夏を過ごした木々が、種族の生き残りをかけて大量の種を生成したからだとアレックスが説明してくれた。そうすると、今年それほど芽が出てきていないのは、昨2019年の夏がそれほど厳しくなかったということを示唆するので、良いことなのかも知れない。確かに、昨年は雨量の少ない春と初夏の後、雨の多い盛夏と秋となり、ほっとしたものだ。
でも、アーボリストのイェンズによると、木の種類によっては、春から初夏の雨量が一番大事だから、昨年バルサムモミやレッドシーダーは苦しんそうだ。またニュースによると、ビッグリーフメープルについても、2018年まで続いた厳しい夏の結果、じりじりと弱った木が今年も死に至るのを目にすることになるそうだ。
残念ながら、うちにも、今年さらに弱って、もしかしたら枯れるかもしれないなという様相のビッグリーフメープルが何本かある。
うちのビッグリーフメープルの樹々は、30メートル程度の樹高があり、枝を大きく張り出しているので、一つ枯れるだけで、周辺の風景を大きく変える。うちの家族の生活の中でビッグリーフメープルが持つ役割について、以前投稿したことがある。
ビッグリーフメープルがある程度の大きさの木になるには、15年から30年の年月がかかるが、それでも、今後は、木が枯れてぽっかり空いた後に、ビッグリーフメープルを植えてやろうと思う。ビッグリーフメープルが大好きだし、果樹や花木はもう十分植わっているからだからだが、その他に消去法的な理由もある。ネイティブの針葉樹は山火事でよく燃える。アービュータスは移植できない。ギャリーオークは成長が遅すぎる。レッドアルダーは寿命が短すぎる。といったことだ。
それで、昨年から、自然生えしたビッグリーフメープルをポットに移し、苗を育てている。今あるのは、半ダースほどだ。
ちなみに、メープルの花と葉の芽は食べられる。それについては、食べる時に書きたい。
自分と家族用の記録ブログですが、興味が共通する方がいるかもと思いました。下をクリックいただけると、新しい人に読んでいただける機会が増えるそうです。出会いがあるかもと楽しみにしています。コメントやご連絡もどうぞ。