お隣りの渓谷沿いのトレイル
昨夜の間に少し雪が積もったので、今日はうちの隣にヘザーさんが所有する渓谷沿いのトレイルを散歩した。本格的な美しい温帯雨林風景なのだが、いつもは比較的行かない。犬たちが喜んで泥遊びをする深い沼地があって、帰ってからの犬洗い作業が大変になってしまうことが一つの大きな理由だ。今日はいくらか雪に覆われているので、犬の汚れも少なめかなと思った。ここに比較的来ないもう一つの理由は、暗い森の川に多くの野生動物が集まるからだ。うちには来たことのない大型のクマに出くわしたこともある。ヘザーさん自身はクーガーにも出会っている。それから、鹿が落としてゆくと思われるダニが犬に一匹二匹つくこともままある。町有の森林保護区と違い、ヘザーさんの私有地であり、ハイカーやマウンテンバイカーが来ないので、野生動物も安心なのだと思う。
一時間程度の散歩だったが、雪の後の静寂な森で冷たい空気を吸って、落ち着いた気持ちになれた。
とても素敵な場所なのだが、これからどうなるのかなとは思う。ヘザーさんのお子さんたちは、カウチンバレーに住んでいないから、いずれ土地を開発業者さんに売却することもあるのかも知れないなと思う。カウチンバレーの人口は今後も増えそうだ。木を切り倒して住居地域を広げることに歯止めをかけるための町議員発議案は先日否決された。
それでも、ヘザーさんは毎年固定資産税を払いながら自然を残して下さっていて、どうぞ散歩してくださいとおっしゃって下さる。有難いことだ。ここが残るといいなとは思うが、勝手なことも言えない。