庭
畑から持ってきた野菜を処理したり洗ったりするのに、帰り道にテーブルが欲しかった。ぴったりの場所があって、イチジクなどに水をやるための水道のホースも届く。 一方で、ピクニックテーブルの一つは、それをどけて木陰で寝られるベンチを置きたいなと思っ…
これまでにうちで植えてきた低木は、シャクナゲや馬酔木など、ツツジ科の植物が圧倒的に多い。鹿に強く、日陰でもきれいな花を咲かせるからだ。加えて最近ノリウツギを6本とインディアンプラムを何本か植えて、日陰の低木のバラエティを増やし、花の季節を長…
2018年の秋に壺型のポットに植えたノリウツギ(ピラミッドアジサイ)の「ライムライト」 同じく2018年の秋に地植えしたローズオブシャロン(ムクゲ) ガーデン作りを始めたばかりのころ、庭の構造を決める植樹を進めた訳だが、その当時は、3月から6月の間に…
今日もバンクーバー島は寒い。それでも野菜畑は毎日の朝食のテーブルにグリーンサラダを提供してくれる。このところのサラダは何種類かのレタス、カラシ菜、チコリとルッコラがベースで、長女はそれにハーブガーデンからシラントロ、バジル、レモンバーム、…
白いアヤメでいいのかな? 朝ごはんの時、いつも家族で、今日はそれぞれ何をやる予定かな、という会話をする。もう世間ではオープンしたサービスも結構あるが、妻の職場は当面再開されないだろうし、子ども達は夏休み前はオンライン通学だけを選択した。私は…
庭で倒れたメープルを製材して内装した作業場 昨年(2019年)夏の盛りに、庭の二か所でビッグリーフメープルの大木が葉を全て落とした。しかも葉を落とし始めた時点で、それらの樹々は葉を十分に大きく成長させられていなかった。未成熟なままの葉を、夏のう…
米国ミネソタ州のジョージ・フロイドさんの事件がハートブレイキングだ。同国に数年間住み、今でも米国が大好きな者として、正義がなされること、そして恐らく存在する構造問題にもメスが入ることを切に願う。 さて、草取りをしたら、秋に日陰に植えたグラン…
タマフジウツギ(オレンジボール) カナダの西海岸にあるうちでも、ようやく訪問客がいくらか戻ってきた。今週は隣人がやってきたり、食べ物を届けに友人がやってきたりしたし、洋服のお直しを持ち込んできた人が何人かいた。 妻は自分や家族以外の洋服のお…
うちでは、アーボリストさんに毎年のように何かしらの仕事をしてもらっている。年によっては、家の周りの大木の健康診断だけだ。別の年には、枯れた木や枝を安全に地面に落としてもらったり、家の周りで大木に登って剪定をしてもらったりする。 うちではアー…
今日の日曜日は、久しぶりに家族揃ってお休みにしている。 私にとってはたまったデスクワークを片づける日になっているが、次女なんかは読みたかった絵本を次々と読んで楽しんでいる様だ。 妻は、シカゴに住んでいたころの太極拳の先生が2か月前からズームで…
出来てきたガーデンの入口 家の西側は、もともと野生の植物が茂り放題だった。雑然としていたが、美しい素材が盛りだくさんだったので、ガーデンにする作業は2年ほどかけて少しづつ進めていた。 侵略者の大きなイングリシュ・ホリーを取り除いたり、 ダグラ…
庭の芝生も通路の雑草も、背丈が高いのは、私は気にならない方だが、放置しすぎると、芝生が花壇にどんどん侵入するし、通路も機能しなくなるから、最低限の草刈りはする。あまり放置しておくと、イネ、アザミやスティンギングネトルといった草が固くなり、…
ドライブウェイを上がると正面に見えてくる場所 ドライブウェイの向こう側が、やっとガーデンと呼べるものになったと、この週末に家族で意見が一致した。まだ植物が未熟なので、そうガーデンらしく見えないが、年々、植物の成長と共に良くなってゆくと思う。…
今年も、コトネアスターにバンブルビーがわんさかと集まる時期が近付いているようだ。まだ花が咲いてもいないのに、バンブルビーが蕾に口を突っ込んでこじ開けているように見える。庭中に他にいくらでも花があるのにだ。 うちのバンブルビーは、大抵選り好み…
うちの家を彼自身と彼の家族の住まいとして建てた大工のクラークさんは、イギリスからの移民だったが、その後仕事の都合でイギリスに帰った(それで私と妻がその後この家を買うことにもなった)。しかし現在は再びカナダに戻ってきていて、一昨年ふらっとう…
クラブアップル「レッドジュエル」 冬のスノードロップとヘレボアの開花の頃から、どの植物がいつ咲くのか今年こそ確認して、このブログに記録していこうと決めていたのだが、春の植物が多いうちの庭では、3月後半からはついてゆくのが大変だった。 でも、リ…
モミジ・カエデ類の新葉も出そろった。数日前にはまだだったものの写真を掲載したい。 イロハモミジ「ボンファイヤー」。一日の光があたる何時間かの間、鮮烈な赤色を放つ。色々な経緯で、周りに他にも赤い葉の木を3本植えてしまっているが、それでも際立つ…
5月の初めに、町や田舎道をドライブしていると、最も目立つものの一つが鮮やかなピンクのハナミズキ(Cornus florida)の木だ。 近所のダンカンさんの家のハナミズキ うちのハナミズキは2本とも小さな苗からスタートした比較的新しい木で、早く鹿の届かない…
この春はコロナで家族で家にこもり、時間も人手もあったはずなのに、どうしてこんなにスケジュールに追われている感があるのか、不思議だ。 4月の終わりから、2か所で庭造りを始めて、土が乾く前に終わらせようと頑張ってしまっている。カナダ西海岸では、例…
松月桜 うちでは桜の第三波が八重桜になる。その中でも松月桜はやさしくふわふわした感じで私はとても好きだ。 地元では、路肩や通り沿いの家々ではピンクの八重桜の関山が圧倒的に多い。今の時期の桜で最も多いというだけでなく、全ての桜の中で関山が間違…
イロハモミジ(品種は不明) モミジ・カエデの新葉がきれいな季節になってきた。これまでに植えてきた多くが、植えた場所の環境を気に入ってくれたようで、元気に見える。たくさんの種類を身の回りで楽しむことが出来て幸運だ。 野生のビッグリーフメープル…
サワーチェリーは、うちで収穫するフルーツのうちで、私がマルベリーと並んで最も好きなものだ。 今まで気づかなかったが、うちのサワーチェリーはブラックチェリーと比べて1週間か10日くらい遅く花が咲くようだ。 地元のナーサリーに、モンモレンシーとモレ…
シャクナゲのいくつかは満開に近くなってきた。一方で、まだ全く花が開いていないのも多い。 私の母がシャクナゲが好きで、実家は奥三河の山奥だったので、シャクナゲが環境にぴったりだったのだろう。今は暑い知多半島(私の生家)に住んでいるが、それでも…
池の堤防を歩く4羽のウズラの家族 ウズラの家族が何年かぶりに住み着いてくれたのは嬉しいニュースだった。 普段人の近くに留まるうちの犬のテテ(もうすぐ9か月)が、最近どうも畑の向こうの湿地の方に行きたがるなあと思っていた。何か興味をそそるものが…
アジュガ うちの花壇で鹿の食害を生き残った4月の花は、これまでに取り上げた物以外もある。 鹿に強いとの定評がある植物となると、園芸植物の中でぐっと限られる。それらの多くを試してきたが、実際に生き残って咲くようになるのはまたその一部だ。 ムスカ…
ブルネラ 花壇では、今、日陰の草花が綺麗な季節だ。どれも、鹿の食害、日陰、夏の乾きの3つの悪条件を生き残り、少数の株(あるいは種)から広がってきたものだ。 上のブルネラは、町では日焼けしたのを見かけるが、うちの木漏れ日環境では花のシーズンだ…
ドロニクムは、うちではとても使いやすい植物だ。 地中に水分がある春のうちに咲き、夏になり地面が乾くと地上部分が枯れ休眠するので、水をやる必要が無い。秋になって雨が降り始めると鮮やかな黄緑色の葉を地を這うように茂らせ、他の草花が枯れる中フレッ…
4月初めに、特にハックルベリーにバンブルビーが集まっている様子を書いたが、その後も次々とネイティブプラントが咲き、今最盛期を迎えている。 ここで取り上げるどのネイティブプラントにも、バンブルビーが来ている。しかし、今はあまりにも選択肢が沢山…
古くからあるシャクナゲがまず一本だけ咲いた。早めに咲く品種だからか、或いは渇きやすく陽当たりがある場所だからか、まだ私には分からない。 地元のナーサリーで、最も品揃えが多くて大きな売り場を占めているのがシャクナゲとモミジだ。うちには元々5本…
うちの桜は、ソメイヨシノが一斉に咲く日本で見慣れた風景とは違い、三つのタイミングで順次咲いてくる。 第一波は、3月前半に満開になる、アーコレードという品種名のピンクの桜で、家の表と裏に一本ずつある。私が引っ越してくる前に植えられたもので、最…