メープルマウンテン日記

メープルマウンテン日記

森のガーデニング、食べ物の栽培・採集やバンクーバー島での田舎生活など。

2019-11-01から1ヶ月間の記事一覧

今年一番の寒さ

氷のついたサラール 今朝は山から下りた町でマイナス5度程度だったようなので、うちのあたりはそれよりいくらか寒いくらいだったのだろう。来週から再び暖かくなるそうだ。 家の周りの庭では枯れた葉や植物の中にしっかりとした緑が映えて、見るのが楽しい。…

枝の山積みの検証

1年半前に積んだ枝の山 今年枯れたり倒したりした木の枝には、焼却処分と山積み堆肥化処分とを併用している。焼却の効果は目に見えるが、山積み堆肥化は本当にうまくゆくのかまだ目で確認できていない。一年半前に、枝を積んでおくと小鳥が喜んでやってくる…

4日連続の焼却と野菜畑

四日目(本日)のたき火 カリフォルニア中心に滞在した、異常に大規模かつ広域な低気圧の為だと思うが、煙が地表に滞留しない気流具合が続いた。その結果、何と、4日連続で庭でのたき火が許可される日が続いた。しかも、その間、数時間みぞれが激しく降った…

クーガー出没

お隣のナタリーさんから電話をいただいた。昨夜鶏小屋が壊され、5羽が被害にあったそうだ。鶏の抵抗した跡や食べられた痕跡がその場には残らず、ただ消えていたそうで、クーガーによる被害のあり方だそうだ。そして、決定的なのは、その向こうのシドニーのう…

秋の焼却処分

燃やし始める準備完了。左が燃やす場所の小さな山。右は火に投げ込んで処分する枝の山。 今年は地上に落ちている木の枝には、焼却処分と堆肥化の為の積み上げとを併用する予定だ。家の近くで根腐れの為切り倒したダグラスファー2本の枝については、主に焼却…

細々とした冬支度

冬支度の大きなものは進めてきたし、この日記でもいくつもの記事を書いたが、まだまだ細かいものはいろいろある。先週末には空いた時間にいくつかのことを進めた。 敷地のあちこちに伸ばしたホースには、たくさん水が溜まっている。破裂損傷を防ぐため、水抜…

地元の海産物(続き)

地元産のビンナガマグロ 昨日の日曜はガイ・ジョンソンさんが船から魚の販売をする日だったので、妻と買いに出かけた。我々は1~2割引きのメンバー価格でいつもまとめ買いする。今日買ったのは40センチ以上の大きなロックフィッシュ(カサゴの類だが、種類に…

肉の塊

あったまったオーブンに入れるところ。 子どもを連れてカナダに来ると、肉のブロックを使うのが経済的な料理なのは分かっているが、野菜中心で生活してきた私と妻のこの分野での進歩はゆっくりだ。 私の父が日本からやって来ると、牛のステーキを食べるのが…

根腐れ菌 Phellinus sulphhurascens のことなど

今朝イェンズに倒してもらったダグラスファーを片づける作業を開始した。 幹は、一部はガーデンで使用する為に製材し、残りは薪にするつもりだ。枝については、今年は焼却処分を減らしたい。火事の心配さえなければ、腐らせて土に有機物補給をさせるのがベス…

地元の海産物

地元のブラックロックフィッシュとミズダコ バンクーバー島の周辺には、豊かな海があり、カウチンバレーには漁港もあるのだが、ここへ来てからしばらくは、新鮮な海産物の入手方法がよくわからなかった。地元の鮭は、数種類のものが冷凍で丸ごとスーパーで買…

根腐れした木を倒す

切り倒し作業前 イェンズさんがパートナーを連れてやってきた。 先日、根腐れ菌にやられていることが判明したダグラスファーを切り倒して下さった。枝をだいぶ上の方まで落として、倒れるときに他の木にダメージを与えないようにし、木と木の間に予定通りに…

雨期が好きになったもう一つの理由

今朝早くからからデスクワークをし、子ども達をスクールバスに乗せた後、今は暖かいウッドストーブの脇で少しくつろいでいる。これから外出して少数の要件を済ませ、いくつかの小さなガーデンワークをした後で、夕方にはゆっくり料理をしたいと思っている。 …

ポットの整理

植物とポットサイズのミスマッチ 家の周りには、鹿に食べられる植物が鉢植えされている。鹿の立ち入りを防ぐ柵が有る訳ではないが、犬や人のにおいを嫌うのだろうか、ここではあまり鹿の被害が発生しない。家の玄関口側には陽当たりが必要な植物が、またデッ…

下のフキ畑

下のフキ畑 一昨日フキの根茎をもらってきた当時のことなどを書いたが、その後二か所のフキ畑を作って栽培している。敷地の一番上の果樹の木陰に作った畑は、フキを収穫をして広がらないようにするくらいの手間しか今はかからない。 一方で下のフキ畑はまだ…

フキを花壇から取り除く

フキを取り除いた直後 こちらへ来てまだ一年くらいの頃、ビクトリアのウミナミファームでフキの根茎をいただいた。魚が釣れたらお返ししますという物々交換の約束だったのに、魚が釣れるタイミングとビクトリアへ行くタイミングが合わず、結局人が釣ったもの…

家の南の花壇

家のデッキから見下ろした斜面のすぐ下に、やや平らな場所があって、ここが家の周りで残された一番の見苦しい場所だ。 それでも、この数年間何もしなかった訳ではない。当初は、とても粘土質の堅い土の露出と、フランスギク、アザミ、ゴボウ、イネ科の雑草や…

雨上がり

バンクーバー島に住むことを真剣に考え始めたのは、10年ほど前の夏に、ビクトリアで自転車を借りて一日あちこち見物したときだ。自転車で走ると乾いて涼しい風が体にあたり、こんなに夏の空気が気持ち良い場所があるのかと強い印象が残った。 それに対して、…

種から育ったモミジ

種から育ったモミジの葉(赤)は、親モミジのそれ(黄)より大きい様だ。夏の間も、緑が濃いように見えたが、紅葉の色はかなり違う。 うちや周辺の森で圧倒的に最も多い広葉樹はレッドアルダーとビッグリーフメープルだ。 レッドアルダーは湿ったところでは…

斜面を雨から守る

斜面カバーの能力を見せつけたツルニチニチソウ 私たちの家は丘の中腹に建っていて、南側のテラスの足下は大人二人分くらいの高さの急斜面だ。この斜面はおそらく家を建てた際に持ち込まれた柔らかい土砂でカバーされているので、斜面を雨期に叩きつける雨か…

リメンブランス・デーと移民

カナダではイギリス同様、今日が戦没者追悼の日で胸にポピーをつける。昨日、ドン・チェリーというアイスホッケー解説者が、移民がポピーを付けないという不平を当人らしい強い口調でテレビで披露し、物議を醸していた。 ドンチェリーの言葉遣いは、ビジブル…

砂利道沿いの果樹エリアに花を植える

春からイネを抑えるためにカバーしておいた植え込み予定地 ここ何年かかけて果樹を数か所に分けて植えたが、それぞれの場所で、バンブルビーを呼ぶ宿根草を育てるようにしている。下の砂利道沿いの果樹エリアでも、昨年からそれを始めた。この週末は子供たち…

温帯雨林

今日は土曜日でもあり、午後3時には仕事も野良作業も切り上げて、ゆっくりと妻と犬の散歩。ここの温帯雨林環境がずっと続き、山火事も悪化しないことを願ってやまない。

メープルの植樹と休息

この写真の方向には、手前にイロハモミジ、奥にアメリカハナノキ、さらに向こうにノルウェーカエデを植えた。 この秋に倒した木の大部分は、家から見下ろした場所で立ち枯れたものだ。気候変動でこの地区から急速に減りつつあるバルサムモミとヘムロックだ。…

カマス畑作り

カマスの球根。48時間程度蒸してやることで、栗とポテトの中間のような味で、少しもちもちした食感のある食べ物になるそうだ。 掘り起こしておいたカマスの球根を、さすがにもう地面に入れなくてはいけない。今使用中の三つのカマス用ベッドは既に結構な量の…

庭の鹿対策

食べ物を作るために、畑や果樹園では鹿対策としてフェンスをするが、それ以外には庭ではフェンスを使わないことにしている。フェンスに関連する作業が増えるし、通行上の邪魔になるからだ。もちろん犬のキナは鹿を追うが、いつも外に出しているわけではない…

林縁にドロニクムを植える

ドロニクムは、地面を這う状態で冬を越す。春に明るい黄色で周囲をライトアップする。 南向きの林縁は、雑草のコントロールが難しい。 北向きの林縁は、サラールやソードファーンのようなネイティブの森の下草がしっかりカバーしてくれている場合が多く、見…

ロックガーデンの植え替え

家の裏の森林保護区との境には、駐車場から野菜畑に至る、細長く平らな場所がある。うちの敷地の中では陽当たりが良い場所だ。ここは、ダグラスファーの根が走る場所で、かつ岩がちで土も薄く、とても乾いた場所だ。木洩れ日のガーデンが中心の私たちの住処…

6週間後のテテ

生後8週でやってきたテテも、14週になる。すっかり甘えっ子で表情も豊かになってきた。やってきたばかりの頃、キナと比べもっと自信があって独立した感じだとの印象を持ったが、本当の彼女が見えていなかっただけのようだ。 最初は心細かったのだろう。テテ…

島の進歩主義と保守主義

バンクーバー島の田舎であるカウチンバレーの人々のメンタリティは、私が東京やシカゴで経験してきたものとは結構違う。一方で極めて進歩主義的な面があり、それで知られている場所なのだが、もう一方で、おそらくブリティシュコロンビアの田舎らしく、また…