メープルマウンテン日記

メープルマウンテン日記

森のガーデニング、食べ物の栽培・採集やバンクーバー島での田舎生活など。

ガーデンステップの材料作り(その1)

家から北側のロックガーデンに上がるステップは、木材を積み上げたものだ。長さが120センチで、幅20センチ、厚み15センチの角材が10本使われている。30年ちょっと前に家を建てたクラークさんは、全てにおいて正しい材料をきちんと使う人だったので、おそらく…

記録的な大雨の後

記録的な雨量となった1月は、その最終日を大型の「大気の川」と呼ばれる豪雨現象で締めくくった。翌日は太陽も覗いたので、池の方は大丈夫か、散歩がてら見てきた。昨シーズン、堤防の決壊やら土砂の流出やらが起こったところも含め、全て無事だった。池から…

スノードロップ

スノードロップが、大分咲きそろってきた。もともと3株くらい以前の住人が残していったのを、ここ2、3年分割して広げてきたものだ。まだまだ まばらだが、このまま放置しておいても、あるいはもういくらか分割を続けても、年々華やかさを増してゆくだろう。…

鹿に食べられるシャクナゲと食べられないシャクナゲ

何年も見てはっきりしたことは、鹿に食べられるシャクナゲは毎年必ず食べられるし、食べられないシャクナゲは大抵いつも狙われない、といいうことだ。最初はそれが分からず、「このシャクナゲは今年は運が悪かったのかな」と次の年に期待したものだった。そ…

大風で倒れたレッドアルダー

今回の寒波、雪、そして大風は、全て通り過ぎたようだ。当面は雨が降り続けるようなので、積もった雪も多くが数日で消えるだろう。 大風の被害はあまり無かったが、家から見下ろしたところにある中堅サイズのレッドアルダーの木が一本倒れていた。秋に植えた…

休校・雪かき

月曜の夜が記録的な寒さで、続いて昨夜(火曜の夜)はここでは珍しい一晩で20センチの積雪だった。そして今夜は大風になるそうなので、木が倒れないことを願いたい。2018年の12月の大嵐で倒れやすい木は倒れてしまったし、昨年2019年には枯れた木と根腐れの…

雪の降り始め

日曜の夕方になって、予想どおりの雪となった。今週は、記録的な寒さがやってくると聞く。妻は、毎週月曜日に障がい者のアート制作グループを開いているが、雪を確認してから電話やメールでキャンセルの連絡を入れた。子どもたちの学校は明日どうなるだろう…

自家製のマルチ

今週池の周囲を通った時に、秋に移動した桜の木が目に入り、その木の根元に乾燥防止のマルチをたっぷり与える必要があったことを思い出した。通りかかりついでに、朽ちてスポンジのようになったアルダーの丸太をちぎって根元に入れた。 上のようなマルチのや…

自家製のコンポスト

庭の何か所かにある雑草やガーデンプラントの山は、秋に積み上げてからまだ2か月も経っていないが、一度ひっくり返してどの程度堆肥化しているかを観察した。 場所によって違うようでもあるが、総じて堆肥化はまださほど起こっていないように見える。積み上…

池をモニターする(その2)

うちの一番上の池は、過去2年連続して堤防が決壊している。2番目の池は、昨シーズンは土砂で埋もれた。3番目の池は、決壊には至らなかったが堤防が沈んだ。それで、昨年の夏から秋に、本格的な堤防の補修作業や水路の強化などを手作業で実施した。その成果に…

池へ続く道

一番手前の橋 うちの裏の野菜畑から池へ行くには、湿地を通り抜ける必要がある。引っ越してきて何年間かは、湿地の向こうに行ったことはほとんど無かったし、自分の手でトレイルが敷けるとは思っていなかった。それどころか、今の野菜畑の場所さえ、背の高い…

池の周りに石を配置する

池を掘ってしばらくの間は、強い雨による池端の浸食が見られた。それで、遅ればせながら昨年、浸食が激しかったあたりに防御のため石を置き始めた。途中までやってあったが、それでは見栄えが良くないとの指摘が家族からあったので、昨日追加で石を運び込ん…

ピクニックテーブルと夏の食事

表土の取除きと地面の平準化の作業中 妻がジュディーの家のクリスマスディナーから帰ってきたときに、「彼女の家は人を招くために作られているね」とあらためて言った。大きなアイランドを据えた吹き抜けのキッチンと、そこに接続した広く明るいリビング・ダ…

手抜き仕事の手直し(ロックガーデンの砂利敷き)

先日ロックガーデンの通り道に砂利を敷いたが、その時に砂利道のエッジの処理をしなかった。見栄えが特に悪いと指摘されたところについて、石を並べてエッジング処理をした。 手間と時間を惜しまなければ石が集められるのは山の中の住処のいいところだ。(た…

年始の狂い咲きと山火事に関する雑感

桜とスノードロップが少し咲いた。プリムローズも少し前から咲いている。 今のところ気温的にマイルドな冬だ。この何日かは、特に暖かい。とはいっても、異例なほどとは聞いていないし、これから寒くなってくるとの予報だ。 桜の狂い咲きはこれまでにも何度…

100本の植樹と今後

妻の要望で買った天城時雨という品種のモミジを、家の西のネイティブ・プラント・ガーデンに植えた。彩りを加えるためだ。今年の植樹はこれで終わりだ。このカナダ西海岸では、植樹一年目の夏の水やりがとても重要なのだが、来年の夏にそれが必要な木がこれ…

雨期のシャクナゲ

雨期のシャクナゲは、来年咲く蕾がよく膨らんでいてかわいらしい。 シャクナゲが好きになったのは比較的最近だ。日本にいたとき、東京や知多半島ではシャクナゲはあまり身の周りに無かったと思う。ここへ来た頃は、シャクナゲは林床を覆っているサラール(シ…

森の眺めを遮る植樹

家の北側は、森の中を覗き込む景色になっていて、そこを鹿が走ったり、陽が差したり、季節によっては白いスノードロップが咲いたりと、楽しめる。そのまま維持するつもりだったが、考えが少し変わった。この斜面で、ダグラスファーを根腐れさせる菌の活動が…

ネイティブ・プラント・ガーデンの手入れ

家の西側は、カナダ西海岸の温帯雨林に繁茂する地場の植物がとてもきれいな場所になっている。2、3年前から、少しずつ庭園化する努力をしてきた。もともとあった植物と地形を活かして、道を縦横に作って植物にアクセスできるようにしたり、木や低木が密す…

イチジクの木

根腐れで倒したダグラスファーの代わりに、大きくなる花木を買って植えようとしたところ、子どもたち二人が野菜畑から外に出すイチジクの木をここに移すのがいいと言う。大きな木が欲しい場所なのだが、アナリーズさんのうちではイチジクが大木になって、し…

ビッグリーフメープルとの付き合い

家からやや離れたところに、5本のビッグリーフメープルの木に囲まれた場所がある。3本は巨木の範疇に入るだろう。夏にもひんやりしてとても涼しく、地上から上を見上げると風で揺らぐ葉と木洩れ日がとてもきれいで、夏の読書、パソコン作業やお昼寝に最高だ…

今年一番の寒さ

氷のついたサラール 今朝は山から下りた町でマイナス5度程度だったようなので、うちのあたりはそれよりいくらか寒いくらいだったのだろう。来週から再び暖かくなるそうだ。 家の周りの庭では枯れた葉や植物の中にしっかりとした緑が映えて、見るのが楽しい。…

細々とした冬支度

冬支度の大きなものは進めてきたし、この日記でもいくつもの記事を書いたが、まだまだ細かいものはいろいろある。先週末には空いた時間にいくつかのことを進めた。 敷地のあちこちに伸ばしたホースには、たくさん水が溜まっている。破裂損傷を防ぐため、水抜…

雨期が好きになったもう一つの理由

今朝早くからからデスクワークをし、子ども達をスクールバスに乗せた後、今は暖かいウッドストーブの脇で少しくつろいでいる。これから外出して少数の要件を済ませ、いくつかの小さなガーデンワークをした後で、夕方にはゆっくり料理をしたいと思っている。 …

ポットの整理

植物とポットサイズのミスマッチ 家の周りには、鹿に食べられる植物が鉢植えされている。鹿の立ち入りを防ぐ柵が有る訳ではないが、犬や人のにおいを嫌うのだろうか、ここではあまり鹿の被害が発生しない。家の玄関口側には陽当たりが必要な植物が、またデッ…

フキを花壇から取り除く

フキを取り除いた直後 こちらへ来てまだ一年くらいの頃、ビクトリアのウミナミファームでフキの根茎をいただいた。魚が釣れたらお返ししますという物々交換の約束だったのに、魚が釣れるタイミングとビクトリアへ行くタイミングが合わず、結局人が釣ったもの…

家の南の花壇

家のデッキから見下ろした斜面のすぐ下に、やや平らな場所があって、ここが家の周りで残された一番の見苦しい場所だ。 それでも、この数年間何もしなかった訳ではない。当初は、とても粘土質の堅い土の露出と、フランスギク、アザミ、ゴボウ、イネ科の雑草や…

雨上がり

バンクーバー島に住むことを真剣に考え始めたのは、10年ほど前の夏に、ビクトリアで自転車を借りて一日あちこち見物したときだ。自転車で走ると乾いて涼しい風が体にあたり、こんなに夏の空気が気持ち良い場所があるのかと強い印象が残った。 それに対して、…

種から育ったモミジ

種から育ったモミジの葉(赤)は、親モミジのそれ(黄)より大きい様だ。夏の間も、緑が濃いように見えたが、紅葉の色はかなり違う。 うちや周辺の森で圧倒的に最も多い広葉樹はレッドアルダーとビッグリーフメープルだ。 レッドアルダーは湿ったところでは…

斜面を雨から守る

斜面カバーの能力を見せつけたツルニチニチソウ 私たちの家は丘の中腹に建っていて、南側のテラスの足下は大人二人分くらいの高さの急斜面だ。この斜面はおそらく家を建てた際に持ち込まれた柔らかい土砂でカバーされているので、斜面を雨期に叩きつける雨か…