メープルマウンテン日記

メープルマウンテン日記

森のガーデニング、食べ物の栽培・採集やバンクーバー島での田舎生活など。

大風で倒れたレッドアルダー

今回の寒波、雪、そして大風は、全て通り過ぎたようだ。当面は雨が降り続けるようなので、積もった雪も多くが数日で消えるだろう。

大風の被害はあまり無かったが、家から見下ろしたところにある中堅サイズのレッドアルダーの木が一本倒れていた。秋に植えたモミジの一本をかすめて、枝を何本か折っていた。

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小枝を折られたモミジ

レッドアルダーはハンノキの仲間で、ここでは水辺で最初にびっしり生えてくる樹木だ。うちの湿地でもたくさん生えていたが、何年かのうちに勝者だけが生き残りそれ以外は間引きされるかのように倒れていった。根が水に浸かっても生き残るし、窒素を固定する菌と共生して地質を改善してくれる。成長も水があるところではとても早くて、逆に枯れたのはすぐ朽ちて土にかえる。美しい木材になり、うちでは窓枠などの内装に使っている。他の木の様なずっとそこに立っている安定感が無いので、庭では家から離れたところが向いている。

今回倒れたのは、針葉樹に交じって一本だけ生えていたアルダーなので、安定した環境の中にいるように見えていた。それで、風で倒れることは予想していなかった。

 

ともかく、今回の寒波で、山の頂には大分雪が積もったのではないだろうか。ありがたいことだ。