自家製のマルチ
今週池の周囲を通った時に、秋に移動した桜の木が目に入り、その木の根元に乾燥防止のマルチをたっぷり与える必要があったことを思い出した。通りかかりついでに、朽ちてスポンジのようになったアルダーの丸太をちぎって根元に入れた。
上のようなマルチのやり方が悪いとは全く思わないが、場当たり的なことこの上ない。たまたま思い出したものの、思い出さなかった可能性もある。これまでの私のマルチのやり方は総じて場当たり的だったので、材料が足りなかったり、忘れたりといったことはいつものことだった。こういう思い付き頼みの動き方がうまくゆくには、うちの庭は複雑すぎると思う。
そこで、マルチの材料やタイミングについても、シンプルな方法を庭全体で採用することにした。土壌改善の為のコンポストの用意や投入について考えた(別記事)のと同じ発想だ。
具体的には、秋に落ち葉が積みあがったら、その時に宿根草花壇や花木・果樹の根元に入れてしまおうと思う。畑にも同じように入れて、これは種蒔きの前に鋤きこむことになろう。この落ち葉のシートマルチは、翌年の乾燥防止効果を生む。また落ち葉は土壌改善にもすぐつながるから、春に土壌改善目的で入れるコンポストの必要投入量も減らせると思う(牛糞堆肥を買わないで済ませることの助けにもなるだろう)。
加えて、当面は夏の前に、バークマルチを購入して木や草花の根元に入れようと思う。バークマルチも牛糞堆肥と同じ趣旨で将来的には持ち込まないようにしてゆきたいが、それは急がないつもりだ。バークマルチの方が牛糞堆肥より安価なこともあるが、それより、今後ますます渇きが厳しくなる傾向が予想されているため、その対策は怠りたくないからだ。
なお、購入するマルチ材がなぜポリマルチや藁でなくてバークマルチなのかについては、以前に別の記事を書いた。この話題に関して、バークマルチがいつまでも安価に入手可能とは限らないので、今後どうなるかも興味深い。