自家製のコンポスト
庭の何か所かにある雑草やガーデンプラントの山は、秋に積み上げてからまだ2か月も経っていないが、一度ひっくり返してどの程度堆肥化しているかを観察した。
場所によって違うようでもあるが、総じて堆肥化はまださほど起こっていないように見える。積み上げた中のクロコスミアの球根などはまだほとんど生きているのではないだろうか。今年の春までに畑に入れ込める状態になるかはまだ私には予想できない。
さて、私は最近、やっと計画的な畑や花壇の土づくりに関心を振り向けられるようになった段階だ。これまでは、早春、種蒔きや植え替えを考える段になってから場当たり的に行動していた。畑や花壇があまりに粘土質に見えたり、土が足りなかったりしたときに、牛糞をトラック一杯運んでもらって入れ込むというような対応だ。必要だと思っても何もしなかったことも多い。キッチンからのコンポストも、雑草やガーデンプラントを積み上げたコンポストも、どちらかというとやっかいもの扱いで、日ごろ忘れているが、邪魔になったときにどこか入れられる場所を探して放り込んでいたのが実情だ。
うちの庭が複雑に、あちこち同時並行で進化したので、シンプルに考えることが出来ていなかったと思う。今後は庭中で同時期に同じ作業をするようにしてみたい。畑や花壇の土壌改善作業は春に一斉にしてみよう。そのタイミングに合わせて、庭のあちこちで自家製のコンポストを用意するサイクルを作ってゆこうと思う。
今はまだ、うちでうまくゆくコンポストの方法論を全く明らかにできていない。どのくらいの、どんな材料が、いつ、うちの庭から出てくるのか。どこに積み上げるのが良いのか。どのくらいの頻度でひっくり返すのか。どのくらいの期間で堆肥化するのか。一つとして答えられる質問が無い。これらの答えを段々見つけて行きたい。
なお、牛糞コンポストの購入と使用は最小化してゆきたい。大量の有機物が毎年作られる環境に住んでいるのに、外からトラックでコンポストを運び込むのは、間違っている気がするからだ。別の言い方をすれば、外からコンポストを運び込まなくても良いような、オーガニックリッチな環境を保ちながら暮らしたいと思う。今年の春はもう牛糞堆肥を買うことに決めている。自家製のコンポストはほとんど用意できないからだ。だが将来的には、自家製堆肥が足りない時のバックアップ程度にしたいものだ。
ところで、うちには、落ち葉というおそらく雑草やガーデンプラントよりも大量に発生する有機物がある。これについては、次のマルチに関する記事の方で扱ってみたい。