メープルマウンテン日記

メープルマウンテン日記

森のガーデニング、食べ物の栽培・採集やバンクーバー島での田舎生活など。

フキを花壇から取り除く

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フキを取り除いた直後

こちらへ来てまだ一年くらいの頃、ビクトリアのウミナミファームでフキの根茎をいただいた。魚が釣れたらお返ししますという物々交換の約束だったのに、魚が釣れるタイミングとビクトリアへ行くタイミングが合わず、結局人が釣ったものを持参して約束を果たすまでに何年も経ってしまった。約束を果たしたといっても、野菜のお土産をたくさんいただいてしまったので、結局お世話になりっぱなしだ。

フキが食べたくて根茎をもらってきたものの、その頃はまだ植える場所が用意できず、とりあえず手近な花壇に植えてしまった。その後、花壇一杯になったフキを、二つのフキ畑に順次移植することができたが、花壇のフキは毎回びっしり回復してくる。2年ほど前には土を全部掘り起こして根こそぎ取り出したが、それでもまた今年ほぼびっしりになった。

この花壇はフキには陽当たりが多すぎるし、乾くし、よい取り合わせではない。それに、とても目立つ場所なので、花が綺麗な植物を植えたい。また、フキはブリティシュコロンビア州では生態系に影響を与える外来種として規制されているので、目立つところにあまり置いておきたくない。

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それで、今日土を掘りだして、フキの地下茎や根を丁寧に取り除いた。前回より深く掘り下げ、私の目で残りは無いところまで取り除いた。しかし、シャベルでの作業で細かい根茎のかけらをたくさん作っただろうから、いくつも取りこぼしがあるはずだ。それらからいずれ回復してくるだろう。そこで、2年前とは違い、すぐに地上をカバーする植物を植えた。

カバーする植物には、花の色や季節を重視して、ビーバームを選んだ。これは、クロコスミアやデイリリーのように、厚く密度の高い層で地表をカバーするわけではない。そのため、突き抜けて出てきたフキを抜き去る作業が何年間か発生するとは想像する。それでも、ビーバームの赤く長続きする花が欲しかった。

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州の指定外来植物のリストを見ると、確かに、しかるべくして選ばれた植物たちに見える。うちにあるものでは、アザミ、フランスギク、アイビーといった手に負えない植物たちだ。この指定は順守するつもりなのだが、フキとゴボウだけは食べたいので例外とさせてもらっている。