メープルマウンテン日記

メープルマウンテン日記

森のガーデニング、食べ物の栽培・採集やバンクーバー島での田舎生活など。

池をモニターする(その2)

うちの一番上の池は、過去2年連続して堤防が決壊している。2番目の池は、昨シーズンは土砂で埋もれた。3番目の池は、決壊には至らなかったが堤防が沈んだ。それで、昨年の夏から秋に、本格的な堤防の補修作業や水路の強化などを手作業で実施した。その成果に結構自信を持っているので、12月の終わりにかけてやっと雨期が本格化したが、あわてることなく、年明け後の今になって再検証した。

 

まずは、一番上の池だ。

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一番上の池の水量は、強い雨の後でも想定通りだ。堤防に問題は起こっていない。

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低い方の排水パイプがフル稼働している。2番目の排水パイプからは、少しだけ水が流れ出ている程度だ。
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脇への水の逃げ道からも、僅かに水が流れ出ている。

この池では、さらに水の流入量が増しても、十分に追加の排水キャパシティがあるということだ。下の排水パイプの流入口を、将来的には少し上げて、池の水面を若干上げる余地もあると思う(上の排水パイプよりは低く保つ必要があろう)。


次に2番目の池だが、そこに至る水の通り道で、土の浸食が起こらないように、長女と一緒にしっかりと石を配置した。今シーズンは、今のところ、水は岩に当たって勢いが弱まり、蛇行して、土を下に持っていってはいない。

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そして、この池では2本の排水パイプと脇への水の逃げ道が、同時稼働している。この池には、一番上の池から溢れ出てくる水だけではなく、隣の湿地からもダイレクトに流れ込むから、一番上の池より水の流入量が多い。それでも、過去においてこの池の堤防は一度も決壊していないから、さらなる流入量の増加も、脇の逃げ道をさらに活用することで問題にならないだろう。

 

最後に、3番目の池だ。 

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ここでも、2本の排水パイプがフル稼働しているが、まだ脇の逃げ道には水は流入していない。水量のさらなる増加も問題ないだろう。堤防にも、問題は起こっていない。

 

昨シーズンは、雨期のさ中に堤防が決壊し、また土の浸食も目の当たりにして、悲しい思いにさせられたものだった。自分と家族の手で補修することで、今シーズンこれだけ自信を持って臨めている。自分たち家族もここでの生活に随分慣れたものだなとの感慨を抱かせる。