メープルマウンテン日記

メープルマウンテン日記

森のガーデニング、食べ物の栽培・採集やバンクーバー島での田舎生活など。

もらったルバーブを植える

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お隣のスミス家に手押し耕運機を返しに行ったとき、ルバーブの株を一つ放棄すると聞いたので、掘り出してもらってきた。

 

スミス家では畑仕事をするのはアンとケーシーの母子で、大きな鹿対策用フェンスの中では、ラズベリー、野菜とグラジオラスなどの花が毎年見事な出来栄えだ。一方で、二人とも本業で忙しいので、今年はもう鹿対策用フェンスの外での食べ物作りはあきらめて、地面をならし、大きな芝刈り機を走らせるフィールドの一部にしてしまうそうだ。

 

スミス家のルバーブは鹿対策用フェンスの外でうまくいかなかったもので、フェンスの中に持ち込むスペースが無いので、あきらめるということだ。ルバーブがフェンスの外ではうまく行かないというのは、私も経験したことだ。ルバーブは鹿が食べない植物と言われてはいるが、うちでも、地上にでてきた部分はほとんど鹿に食べられる。

 

うちでは、ちょうど鹿用の防護柵で囲ったエリアを拡張したところなので、まだスペースがある。それでもらってきた。

 

ルバーブは、私も妻も子ども達も好んで食べる。熱して崩したものを、梅干し代わりに鶏肉や野菜に載せて食べるし、ブラウンシュガーを加えたものをヨーグルトと一緒に食べたりローストポークなどのソースにする。イチゴとルバーブのお菓子は、簡単なものも結構凝ったものも作る。冷凍して長く使える。

 

今回分割して植えたのを合わせて合計4株になるので、2年も経って何株か大きく育てば、家族では消費しきれないから、人にあげることになるだろう。ルバーブはカナダでは誰でも知っている食べ物だが、スーパーには置かれていないし、普段食べる人はそう多く無いのかも知れない。人にあげて本当に喜ばれるものか試してみないと分からない。

 

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カメリアの最初の花が一つ開いた。もうすぐ玄関先が華やかになる。

 

 

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バンクーバー島の3月下旬はプラムの花の季節

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野生のプラムの花

 

毎年3月に、カウチンバレーの田舎道で車を走らせていると、白とピンクに咲いた沢山の花木に目を引かれる。 カナダの西海岸に引っ越して来てから何年かは、それらが何の花か分からず、調べるきっかけも無かった。

 

日本では、桜の季節の前に見頃になる代表格は梅だが、こちらで桜の季節に先立ってあちこちで咲くこれらの花は、プラムの木だ。大きく分けて3つの種類がある(と思う)。

うちの庭で観察していて、なるほど、外で咲いているのはこれらだったのかと分かったのだ。

 

うちにはここではあまり見かけない早咲きの桜(河津桜?)が2本あり、これらが一番早くに咲く花木なのだが、その次に、(知っている限り)3本の野生のプラムの白い花が咲いてくる。最近咲くようになってきたのが1本と、比較的最近見つけたのが2本なので、野生のプラム(prunus americana)の存在を知ったのは最近のことだ。これらを発見して、田舎道に沢山咲いている植物の正体の一部が分かった。

 

野生のプラムの次に、時期を半分重ねて、私自身が植えた花プラム(ヨーロッパ原産の「チェリープラム」、prunus cerasifer)と食用のプラム(うちのは中国原産のprunus salicina)の花が咲く。うちの花プラムはまだ小さいが、道路沿いや町で見かける大きな花プラムは豪華なピンクのものが多い。葉はイロハモミジのような紫だ。一方食用プラムの花はふつう白だが、薄ピンクもあるようだ。私には、果実が育ってこなければ固有種の野生プラムとの見分けはつかない。

 

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これは花プラムだと思う。

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この家では、果樹園の大半をプラムにしているようだ。一部野生のプラムも混じっているかも知れない。

  

なお、こちらに移り住んでから知ったことだが、日本の梅の苗木はここでは売られていない。気候的に合わないのだろうか。アプリコットの苗木は売っているが、ここの気候は少し寒すぎるようで、なかなか上手には実らせることが出来ないらしい。

 

 

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庭の彩が少しづつ増えてきた

畑仕事の後で、庭がきれいに見えたので、写真を撮った。

 

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上の写真には収めていないが、少しづつ咲いてきているものには、カメリア、オーブリエッタ、ブルネラ、ビンカマイナー、カウスリップ、ムスカリなどがある。

 

4月から5月にかけては、桜、大量のドロニクムやカマス、シャクナゲ、クラブアップルといった派手なものに目を奪われがちになるので、控えめな植物を今のうちに楽しんでおきたい。

 

 

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野菜畑の土を準備する

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シャベルで土をひっくり返しているところ。

 

今年の野菜づくりは3か所で試すつもりだが、鹿対策用のネットで囲った裏の畑が、今準備中の拡張部分を含めてメインになる。

 

もともとは果樹を植える為に、背の高いイネ科の植物がびっしり生えていたのを取り除いた場所だ。冬の雨期には、上の沼から水が流れていたので、排水の仕組み(布でくるんだ大粒の砂利のパイプ)を埋め込んである。その排水溝の上には、朽ちた樹木などの有機物をたっぷり埋め込んだので、夏の乾期にはそれらが水を保持するスポンジとして機能してくれていると思う。実際に、植えてある果樹は、雨期に根腐れを起こさなかったし、乾期にも最初からほとんど水もやらずに立派に育っている。

 

昨年の秋の終わりに、1ダースの果樹のうち4本を脇や他所へ移動することから野菜畑の拡張作業を始めた。果樹をどけた後に、たっぷりの落ち葉とバークマルチを雑草の上に載せ、春に耕すことにしていたのだ。

 

耕す作業はシャベルと人力で始めた。地面の中に残っているフキの根と、大小の石を取り除きたかったのだ。体力を使う作業だったが、日向でも涼しい時期だし、それにマルハナバチの羽音がたくさんうなり、いろんな種類の鳥の声が響く中だったので、気持ちよくすすめることが出来た。

 

一通り全体の土をひっくり返したところで、粘土質の土と運び入れてあった落ち葉やバークマルチなどの有機物とを混ぜるのはとても骨が折れそうだと気付いた。一つ一つの大きな粘土の塊は、簡単には崩れないので、シャベルで何度も切って小さくするしかない。

 

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粘土の塊は簡単には他と混ざらない。

 

そこで、お隣のスミスさんから手押しの耕運機を借りてきて、それで有機物と土とを混ぜ込んだ。感触として、まだ粘土質ではあるものの、今後の作業が十分にやりやすそうな土になったように思う。

 

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耕運機で混ぜた後。

 

耕運機をかける前に、フキの根は出来るだけ取り除いたが、硬く濡れた粘土の塊に入り込んでいるシバ類やバターカップなどの宿根草は無理だった。それでも、土を随分崩れやすい構造に変えたので、野菜の栽培と並行して除草作業は可能だと思う。

 

シバやバターカップが旺盛に生えてくると思うので、牛糞堆肥は、上に載せるだけにして、鋤き込まないようにしてみようと思う。種が芽を出して、雑草と区別がつきやすくなるまで、上に載せた牛糞堆肥が雑草のスピードを抑えてくれることを期待したい。

 

それから、畑は畝を少し盛り上げる方が良さそうだ。夏の乾燥が厳しいここでは、畝を盛り上げるのは通常は避けた方が良いと思うのだが、元気よく育つシバやバターカップを必要に応じ抜いてやるには、畝の方が便利だろうと思うのだ。

 

 

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鹿から若木を守る

うちには頻繁に鹿がやってくる(大抵、寝ているうちにやってくる)ので、木を植えると、最初から鹿が届かない高さが有るのでなければ、鹿からの防御が必要だ。

 

これまで、100本以上の木をこの土地に植え、加えて、移動した数々の木についてはその都度植え替え作業をしている。その中で、経験から、うちに会った鹿対策を学んできた。

 

一番大きな学びは、リンゴの木とチェリーの木は特別だということだ。うちに来る鹿は、これらの木については、防御ケージを壊してでも葉を食べる。しかも随分上の方の枝まで食べてしまう。立ち上がって、上の方の枝を下に折り、食べるのだろう。若木が一本の棒のようにされる被害が起きたのは、リンゴとチェリーだけだ。

 

一方で、それ以外の木については、いろんな手抜きが可能だ。食べる部分に鹿が近づく途中に、嫌がらせするものがあれば、大抵十分だ。ケージを壊してまで食べようとはしないようだ。また、木の下の方を剪定して、鹿が食べやすいところを失くすことで十分な場合もある。さらに割り切って、剪定もしないが、下の方は鹿に食べられても良いと覚悟するだけのケースもある。

 

さて、この春は、13本の若木の防御作業が必要だった。この中に、リンゴとチェリーは無かった。それで、いろんな割り切りをして、長女と二人で二日間、半日づつの作業をするだけで済ませてしまった(とはいっても、杭の打ち込みの仕事で、私は両日とも体力の限界に達した)。材料も、あるものを使いまわして、出費もゼロにすることが出来た。

 

マルベリーの木については、新しい工夫をした。マルベリーは、今年の成長分の枝に、夏を通して実をつける。1年目の小さな木から、長い間収穫を続けることになる。それで、ケージを、簡単に開け閉めできるようにした。

 

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開閉可能に設置したマルベリーのケージ

 

今年防御作業をした若木からは、マルベリーを除けば、今年はせいぜい少しの収穫があがるだけだ。長女と作業しながら、我々が苦労して作業しても、次女が全部取って食べちゃうんだよねという話をした。喜んで食べてくれる人がいるのは、嬉しいことでもある。

 

 

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収獲の忙しさを思い出す

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スティンギングネトルのペストソース作り。これでこの春3回か4回目だろうか。

 

今年から野菜の栽培に力を入れているのだが、これまでだって庭で食べ物を作ってきていない訳では無い。果樹だって、プラム、マルベリーや梨なんかは実り始めた訳だし、宿根草野菜は昨年までに収穫期に移行したものもたくさんあった(フキ、ラズベリー、ルバーブ、ラベージ、ワケギなど)。野菜だって、カブ、ビーツ、カイラン、スイスチャードなんかは昨年までにも沢山出来た。それに加え、山菜やキノコの種類や量も豊富だ。

 

そんな中で、昨年まで、育った食べ物をしっかり収穫できたかは心許ない。忙しくて、気が付くと遅すぎた、ということが多かった。この春だって、今年最初のまとまった収穫物であったフキノトウは、気が付くとほとんど収穫をしないまま花開いてしまった。

 

しかし、今からは一味違いそうだ。農作物を出来るだけ自家製と近所の農家からの直接購入に切り替えたいという妻の希望は強く(ちなみに、コロナウィルスとは関係無い)、私が収穫を忘れているとどんどん声をかけて思い出させてくれる。このところ大量に収穫期にあったスティンギングネトルは、癖が無くてとても使いやすい野菜なのだが、この収穫はこれまでになくしっかりやってきている。何度も食べながら、同時に、十日間ペストソースのスパゲティだけで暮らせるくらいの量を冷凍もした。

 

それに、果物については、去年もそうだったが、次女がいつもパトロールして、実ってくると教えてくれる。フルーツが大好きだし、砂糖の入ったお菓子をあまり与えていないこともあって、いつも庭の果物を食べるのを楽しみにしているのだ。

 

私自身、野菜作りを少しづつ理解して面白くなり始めているところだ。しっかり収穫して食べることが、今年はこれまでになく出来そうな予感がする。それよりも、素人なのだから、ちゃんと育たなくて収穫するものが無いことを心配した方がいいのかもしれない。

 

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スティンギングネトルは、栄養の観点からも、使いやすさからも、優れた野菜であることが理解できた。広い面積にたくさん生える。

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収獲に向かう。

 

 

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メープルベイの村を見下ろす散歩

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メープルベイの村

 

うちの家族は今は出来るだけ外で畑や庭の仕事を進めるように努めているので、その間うちの犬たちは、あちこち嗅ぎまわったり、穴を掘ったり、ヒメコンドルやフクロウを追っかけて幸せなはずだ。私としては、彼らが畑を掘り返さないように次女に監督させなくてはならなくて、大事な人手まで取られている。

 

それでも、キナ(もうすぐ5歳)もテテ(もうすぐ8か月)も、庭で遊ぶ時間に加えて散歩にも行かないと納得してくれない。どちらも半分ゴールデンレトリバーなのだが、もう半分はそれぞれマレンマシープドッグとグレートピレニーズなので、犬種の特徴として仕方ないのだろう。私も妻もこれでなかなか忙しいのだが、一日に一時間程度は散歩に費やすように頑張っている。

 

今日はメープルベイの村を見下ろすポイントまで散歩してきた。村を見下ろし、また週末にお邪魔してきたメープルベイファームも上から見てきた。

 

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メイプルベイファーム

 

もちろんコロナウィルスのことはいつも心配なのだが、歩きながら、3月ほとんど雨が降らず、森の中が今の時期にしては乾いていることがやはり気になった。こんな早い時期から、本土からは消火に手こずる山火事のニュースが2件入ってきた。今年は、山火事の観点からはどんな乾期になるだろうか。

 

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野生のマガモは年間を通してこの地域にいる。

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キナとテテは本当に仲がいい。

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水たまりの水も随分減った。

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やっと疲れてくれそうだ。

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(追加:今週は数回同じポイントへ歩いた。下に晴れの日の写真も貼っておきたい。)

 

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今咲いている庭のネイティブプラント

うちの庭で見られるのはカナダ西沿岸部の典型的な森の生態系だ。狭い中に沼地、岩場、林縁や空き地が含まれているので、意外と多様な野生動植物が見られる。

 

今の時期、インディアンプラムに続き、いくつかのネイティブプラントの花が咲いてきている。

 

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スカンクキャベツ

スカンクキャベツは、その花の匂いから名前がついている。私はそんなに悪い匂いだと思わないし、きれいなので、良く見えるところに植え替えたいと思うくらいだが、植え替えにはとても弱い植物らしい。見てのとおり、ミズバショウの仲間だ。ミズバショウも敬遠される匂いを発するのだろうか。

 

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ワイルドバイオレット

ワイルドバイオレットは、いつも春になると芝生の中に生えてくる。きれいなので、春は芝生を出来るだけ刈らないようにしている。ここはイギリス文化圏なので、芝生が伸びっ放しだとみっともないと思う人が多い。それで、芝生がすっかり伸びて、来客予定があると芝生を刈ることになる。バイオレットは、刈られても翌年出てきてくれる。花壇に移したらよいのだが、それを忘れ続けている。

 

下の写真は野生のプラムだと思う(多分間違い無い)。気が付いたもので3本生えている。どれも咲き方は地味だが、私はこれが樹形も含めて好きだ。葉は夏になると少し紫色を帯びてくる。どれも暗いところに生えていて、実が出来ているのを見たことが無い。

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これは咲き始めたばかりだ。メープルの木の根元から生え、真っ直ぐ上に伸びている。

 

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畑の植え付け開始

バンクーバー島の田舎で、隣の家にすら車で行く環境に住んでいるので、外出を控える中でも春の畑や庭仕事で体を動かせることと、子ども達を庭仕事や家事で忙しくさせておけることはありがたい。

 

とはいえ、パソコンに向かわなければいけない時間がそれなりに多い日々が続いているので、春の屋外作業は全て遅れがちだ。子ども達に手伝ってもらい、少しづつ進めている。今は、畑の準備と、若木の鹿対策、庭木や草花の施肥なんかが目先の課題で、並行して進めている。

 

野菜作りは今年から力を入れるところで、今慌てて畑づくりをしている。畑にする三か所のうち、一か所は夏の乾期にカチカチになる粘土質で、一か所は保水力の低い砂質の土だ。どちらにも、メープルの落ち葉はたっぷり持ち込んであるし、粘土質の畑予定地にはバークマルチも持ち込んである。牛糞堆肥も届いたので、今はそれらを鋤き込む作業をしている。

 

お隣の耕運機を借りようかとも思ったが、二つの理由からやめた。一つは、フキの根がかなり広範にまだ埋まっていることだ。一部に植えておいたものが、思ったより広い範囲で今芽を出している。冬の間に、一度取り除いたつもりであったのにだ。機械で切り刻むと、より数が増えて繁殖するだろう。シャベルと手で再度丁寧に除去しようとしている。二つ目の理由は、果樹を移動した後も、まだ掘り出して移動しなければならないものがたくさん土の中に残っていることだ。ワケギ、チャイブ、ニラ、ニンニク、ブドウが主なものだ。シャベルと鋤で耕しながら、これらを掘り出している。

 

そんなことで、作業はゆっくりだが、今日までに、一部は畑づくりを終えた。そこに、急いで暖かくなる前に撒かなければならない種は植えた。カモミール、スイスチャード、コーンサラダ(マーシュ)だ。また、先日買ってすぐ土に入れなければいけなかったイチゴも植え、掘り出し途上のワケギやニラなども新しい場所に植え始めた。

 

鹿に対する防御が無い野菜畑では、これまで経験上鹿に食べられないと確認したものだけにする予定だ。ネギ、ワケギ、チャイブ、ニラ、ニンニクの他、フェンネルとカモミールもここだ。うちではよく使うローズマリーが、ハーブガーデンではうまくゆかないのにここでは元気なので、それも3株に増やす。一般的には鹿に強いはずのルバーブとラベージは、うちでは鹿にやられるので、それらはここでは無くて柵の中の野菜畑だ。

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鹿に対する防御が無い野菜畑


 

裏の柵の中の野菜畑では、これまでに植えたのはイチゴ、スイスチャードとコーンサラダだけだが、これから、葉物、根菜、豆類を植えてゆく他、たっぷり陽当たりが必要な野菜も試してみる予定だ(トマト、キュウリ、ナス、カボチャを予定している)。ミョウガも、鹿にやられて下の果樹園では育ちが悪いので、ここに持ってくる。

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イチゴのベッド

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スイスチャードなどの種を植えたベッド。ベッドの一番向こうにはアスパラガスが20株入ってるが、今年もおそらく収穫は見送りだろう。

 

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アヒルの卵を買いに行く

うちでは、昨年、魚について、スーパーではなくて地元の漁船から直接買うようにほぼ切り替えたが、農作物については、妻の前からの希望だった自家製と地元の農家からの直接買い付けに少しづつ移行しているところだ。

 

そんな事情もあって、地元の農家を少しづつ訪問している。安全な食べ物を作っているか、また動物がどのように扱われているかを確認し、試しに買い付けて、自分達に会った購買ルートを探しているのだ。

 

今日お邪魔したメープルベイファームは、家から最も近いファームの一つだが、これまで伺ったことがなかった。このファームは、もう70年以上有機農法だけをやっているそうで、現在ではGMOフリーでもあるそうだ。とてもフレンドリーなジャネットと娘さんのアシュリーが丁度一息ついていたところだったようで、結構長話になった。

 

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実は私自身は、訪問に妻とは別の目的もあった。メープルベイファームはアヒルの卵をたくさん生産していると聞いていたので、どんな風に飼育しているのかも見てみたかったのだ。

私の一家は、今日訪れたこのファームのすぐ目の前のメープルマウンテンの森の中で暮らしているのだが、2018年の山火事(成功裏に消火された)の後、森が焼けてしまったら、うちを農場に転換しようと考えるようになってきた。ここでは理由の説明は省略するが、農場に転換する場合は、果物、野菜とアヒルの卵を生産することをイメージしている。今の森の暮らしのうちに、最小限の数のアヒルの飼育を試すことも考えているところだ。

 

今日は、残念ながらアヒルの卵は売り切れで、またすっかり長話をしてしまったので、アヒルの飼育現場を見せてもらうことは切り出せなくなってしまった。

 

それでも、卵と牛肉の注文の仕方は教えてもらえたし、聞いた話も面白かった。コロナウィルスの影響がどんな風に農場に影響しているのかは、経営スタイルによって様々なようだ。個人向けに直接販売しているメイプルベイファームでは、400羽のアヒルから生まれる卵が売り切れたことは過去に無かったそうだが、今は、3日先の分まで予約済だそうだ。牛肉も品薄になっているようだ。地元の人達が、買い物に出かけることを避けているのだろう。また馬用の干し草を卸している畜産資材店も、店を休止することは無いようだ(人間の食料品店が営業を続けるのと同じことなのだろう)。

一方、別の近所の農場は、野菜作りにフォーカスしていて、レストランへの販売ルート開拓が成功して、今年はそれ一本の予定だったそうだ。レストラン向けの販売予定が消滅してしまったため、今年はオーナー夫婦以外の従業員を全員解雇せざるを得なくなったそうだ。夫婦二人で栽培する分の販売については、今年からやめる予定だった水曜日のファームゲートセールを復活させるそうだ。

 

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売り切れのファームゲートストア

 

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見下ろしているあたりがメープルベイファームだ。(2月の写真)