メープルマウンテン日記

メープルマウンテン日記

森のガーデニング、食べ物の栽培・採集やバンクーバー島での田舎生活など。

雨の合間の初夏風景

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雨続きで傷んだイチジク。カナダ西海岸では普通この時期にこれだけ雨は続かないから、何の防御もしていなかった。

 

ここ何日かは、ほぼ毎日本格的な雨が降る時間帯があったような気がする。一日晴れた日もあったかも知れないが、その日は遠出をしなければいけなかった。

 

そんなことで、外でゆっくりしたり、草取りの作業をしたのは、日々、雨の合間の2、3時間くらいだ。犬の散歩にも出ていないので、代わりに毎日のように池で遊ばせた。

 

それでも、いろいろな植物が夏の様相を見せている。

 

6月のベリーは実って色づいてきた。

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小さい方のワイルドストロベリーは、味が濃くてとても美味しいと思う。

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次女の大好きなハックルベリー。酸っぱくて新鮮な味だ。


バンブルビーは、ネイティブプランツであるサラールとスノーベリーの花に群れている。

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サラール(手前)

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スノーベリー

 

初夏の花も本格的に咲いてきた。

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フォックスグローブ

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キャットミント(手前)とエルサレムセージ(奥)

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ショウキウツギ(コルクウィチア)

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アガスターシェ(手前)とローズカンピオン(奥)

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セージ

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カモミール

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アスター(紫)とフィーバーフュー(ナツシロギク、白)

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カレンデュラとポピー

 

うちの奥さんと長女(そして最近は次女も)は本当に働き者だから、家の周りや庭や畑ではいつも何かが変わっている。

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ナデシコが切り花になっているのは雨で倒れたのかな?ローリエ(ベイリーフ、月桂樹)は随分小さなポットに植えたなあ。

 

 

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下のフキ畑の草取り

 

下のフキ畑で、草取りに没頭した。抜けるものは抜き、無理なものはむしり、フキの根元に置いたり脇の草むらの中に捨てたりして、3時間弱の作業をした。

 

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背の高いイネ、アザミ、スティンギングネトルなんかが主たるターゲットだったが、今回はフキの葉の下の背の低い雑草(ウツボグサや背の低いイネなど)も抜いてみた。おかげで、現在のフキの成長状況が良く見えた。

 

フキの植物の数は十分にあると思う。今年が2回目の夏のフキは結構大きな株になっているようだが、今年がここで初めての夏になる株はまだ小さい。だから、株の間にスペースが空いているが、この秋はもう追加で植えてやる必要は無いと判断した。

 

草取りの間、脇の池でテテ(10か月)と次女が遊んでいて、おかげで私も退屈しなかった。

 

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草とりをしながら思ったのは、やはり宿根草野菜は楽でいいなあということだ。一年の中でかける時間といったら、2回程度の草取りと、あとは収穫だけだ。それから、春の野菜畑がまだ空っぽのときに収穫できるのもありがたい。

 

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日々のサラダ、メラトニン、コガラの巣作り、斜面のグランドカバー

今日もバンクーバー島は寒い。それでも野菜畑は毎日の朝食のテーブルにグリーンサラダを提供してくれる。このところのサラダは何種類かのレタス、カラシ菜、チコリとルッコラがベースで、長女はそれにハーブガーデンからシラントロ、バジル、レモンバーム、フェンネルやラベージなんかをまぶしてくれる。今の季節は、これに買ってきたジャガイモ、ビーツ、トマトやアボガドなんかが加わるが、それも来月くらいからはベリーを始め庭からの具材にだんだん変わってゆくのだろうなと思う。

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ルッコラ(アルグラ)は、花壇に自然生えしてくるのを、適当に残すようにしている。鹿が食べないので、柵の中の野菜畑でなくても栽培できるうちで唯一のアブラナ科の野菜だ。

 

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長女の日中の頭痛が続くので、かかりつけ医に電話相談したところ、三段階の治療ステップをとってみようという結論になった。まず花粉のアレルギーでないかを確認するため、朝抗ヒスタミン剤を飲み、頭痛が抑えられるかを観察した。これは、効果が無かった。その次は、夜寝付けなくて睡眠時間が減っていることが原因かも知れないので、そこの改善に取り組み、それでだめなら、またはそれと同時に鎮痛剤でコントロールすることを試す流れだ。

 

この二段階目の、睡眠導入の改善で指示されたメラトニンが、どうもよく効いているようだ。なかなか寝付けないのが無くなり、それに伴い日中の頭痛も随分少なくなったようだ。

 

私はメラトニンを知らなかったが、昔から睡眠障害に関連して広く知られたもののようで、妻も使用経験は無いが聞き知っていた。スーパーのファーマーシーのコーナーに、複数のブランドの製品が並んでいた。

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ウェブ検索すると、メラトニンは生体リズム調整などにかかわるホルモンで、北米では広くサプリメントとして販売されているとのことだ。NIHのウェブサイトを見ただけだが、プラセボとの比較試験もあって、特定タイプの睡眠障害患者300人程度の試験では、プラセボに比べて30分以上早く眠りにつく効果を示したようだ。子どもの睡眠障害での試験も小さなのがいくつもされていて、それら全体を通してみると効果があることを示唆するようだ。

 

私たちのかかりつけ医は薬のエビデンスと選択にこだわる先生なので、それ以上は詳しいことは調べず、効いているようだし、安心して使わせている。ただ、長期の試験などは無いだろうから、長女には、使い続けて良いものとは思わずに、止めても大丈夫なタイミングを見つけて止めるように言ってある。

 

日本では、医薬品扱いらしくて、小売店では買えないそうだ。医薬品扱いと言っても、自然に起こる物質で特許も取れないため、製薬会社による開発・製品化もされていない。手に入れる為には個人輸入をすることになるそうだ。(私ならかかりつけの医師に相談してからにするが。)

 

 

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先日、コガラが犬の毛を集めに庭に来ていたので、妻がブラッシングの時に出たキナの毛を、庭の隅につるしておいた。コガラが来たのか、別の小鳥かは分からないが、随分毛が引っ張り出されている。役に立っているようで良かった。相変わらず、小鳥ではミソサザイ、ユキヒメドリ、コガラ、アメリカムシクイなんかが最もよく庭に来ている。

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家の下の斜面で、グランドカバーが無かった部分があったので、以前に手元にたくさんあった植物を植え込んだことがあった。ローズカンピオン(写真左)は、渇きが厳しいとしおれて、あまりこの場所には向かなかった。クロコスミア(写真右)は、それより渇きに強く、この斜面で水やり無しで咲くようだ。しかし、花は鹿に食べられて観賞出来ないことが多い。

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この同じ斜面の続きで、昨秋にブラックベリーのブッシュを取り除いた。陽当たりが少なくて実が熟さないうえ、隣の階段を歩くのに邪魔になるからだ。

 

これまでの試行錯誤で学んだ経験から、ブラックベリーを取り除いた場所には、昔の住人が使った植物を踏襲した。ビンカマイナー(ツルニチニチソウ)は、ここではクラシックで、グランドカバーとしてよく用いられている。渇きにも日陰にも強いし、花も4月から6月くらいまで咲く。

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以前の住人が植えたビンカマイナー


このビンカマイナーだが、最近は自然の生態系に侵入する侵襲的(インベイシブ)な外来植物の一つとして敬遠する人もいる。私達はまさに侵略される側の自然の生態家の中に住んでいるので、いろいろな外来植物の振る舞いを観察してきた。その中で、インベイシブな外来種とされている植物達に対して、個別に自分なりの印象を持っている。ビンカマイナーはインベイシブだろうかと心配する程のものでは無いと思う。ビンカマイナーに限らず、この辺りの観察は今度まとめて書いてみたい。

 

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秋に植えたビンカマイナーは、既にしっかり定着してカバーを広げつつあるように見える。

 

 

斜面のグランドカバーといえば、庭の中で一か所、背が高めのグランドカバーをこの秋に植える予定の斜面がある。秋に植物を植えやすくするため、この夏の間タープをかけて光を遮断してある。

 

この斜面の上は町有林になるのだが、うちとの境いめ近くの木が何本か枯れた(そのうち一本は私たちが引っ越して来てから枯れて昨年処分された)ようで、ちょっとした空き地になっていて、そこで好ましく無い雑草が茂っている。町役場の了解の下、数本のメープルや余っていたイチジクの木なんかを植えておいたが、これらが育って雑草を抑えてくれるまでには、いくらか年月が必要そうだ。

 

そこで、上からの雑草が侵入してくるの止めるボーダーの植え込みをこの秋にするつもりなのだ。とても乾いた場所で、今の時点では直射日光も当たるが、将来的にうちのチェリー、マルベリーやイチジクが大きくなれば日陰に移行してゆくだろう。陽当たりの有る無しのいずれでも大丈夫で、かつ乾きに強い植物を選ぶ必要があり、また背が高くなるものを交えて植え込みたい。そこで、エルサレムセージ、ラベンダー、オレガノなんかを植えようかと思っている。また、カリフォルニアライラックの苗が余っているので、それもここに植えようかと考えている。

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野菜の育ち具合など

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ワケギ(ウォーキングオニオン)のトップセット

 

今年から力を入れ始めた一年草野菜(普通の野菜)の栽培だが、小松菜、レタス、カラシ菜なんかは春のうちから収穫して楽しんできている。でも、課題はとても多い。

 

今年拡張した畑の方が去年までも使っていた野菜ベッドより広いのだが、拡張した畑での野菜の育ちぶりが悪い。種から芽が出たきりまだ成長していないカブ、ビーツやニンジン、芽が出た後でひょろ長く育ったかと思うと、すぐ花が咲いてしまったルッコラや小松菜などが物悲しい。

 

拡張畑の方で種から育ち始めたレタスやスイスチャードなんかも、古い方のベッドで育っているものと比べると、同じ時に種を蒔いたのに随分育ち具合に差が付いている。カイランやケールなんかでも同じことが言える。

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古いベッドのレタス

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拡張畑のレタス

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古いベッドのスイスチャード

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拡張畑のスイスチャード

 

拡張畑の場所は粘土質の土だったが、春に有機物(メープルの枯葉、牛糞堆肥、バークマルチ)をたっぷり鋤き込んだ。まだこれらの有機物が土の中で堆肥化をしている途中なのかも知れない。あるいは、土の酸性度合いが強すぎるのかも知れない。測定もしなかったし、秋から春に石灰を加えることも忘れてしまった。酸性土壌でも割と大丈夫と聞くジャガイモなんかは普通に育っているようなので、酸性土壌の問題が大きいのかも知れない。

 

取り敢えず、今になって石灰をしっかり撒いた。少しは成長が改善するとよいなと思う。ちょうど今日農業用品店でバルハラファームのミシェルに会ったが、酸性度合いの測定なんかするより、しばらく石灰を使いながら、毎年コンポストなどを持ち込んで徐々に収穫を増やしてゆくのがいいよとアドバイスをもらった。

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拡張畑のジャガイモ。ずっと寒いから、今はこんなものじゃないかなあ。

 

ポールビーンズ(インゲン)は、20センチ弱に育ったところで、すべて茎だけを残し消失してしまった。

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ポールビーンズの苗が消失

ムツコさんが電話をくださったのでそのことについて聞くと、今年は雨が続いていることもあり、ムツコさんの他の知り合いの家でも、インゲンが全部スラッグ(なめくじ)にやられたのだそうだ。うちもそれだろう。ムツコさんのところでは、卵の殻を苗の周りに置いて、スラッグが苗に近づかないようにしているのだそうだ。

 

今回は、もうかなり育ってツルが伸びた豆の苗をいつものフィッシャーファームで買い求めて、今日植え込んだ。

 

トマトは3か所に分けて植えてあるのだが、見事に成長具合に差が付いた。ポットに植えて家の脇のロックガーデンにおいてあるものが、一番よく育っている。野菜畑の中に植えたものは、半分くらいが何とか健康そうだが成長はあまり見せていなくて、残りの半分は成長していないだけでなくて葉に病気が出てしまっている。今後暖かさが増していくにつれ、立ち直って成長を見せてくれるだろうと期待したい。

 

そんなことで、力を入れ始めて最初の年の一年草野菜の栽培は、それほど順調とは言えないスタートかも知れない。でも、沢山のことを学んでいるし、それに何よりも、野菜畑の周りで実りつつある果樹だとか、そこでよく育っている宿根草野菜(アスパラガス、ラベージ、ルバーブ、イチゴ、ミョウガ、フキなど)が気持ちを明るくしてくれる。

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沢山実りそうなプラム

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マルベリーは私の一番好きな庭の果物だ。子どもも喜んでくれる。

 

さて、一方で、鹿用防護柵の無い家の下の宿根草中心の野菜ベッドは、順調だといえる。春の間、ワケギとやチャイブは沢山食べてきた。フェンネル、ディル、ローズマリーやカモミールも良く育っていると思う。

 

そして、日本から種を送ってもらった九条ネギの苗の移植も終えた。今は20センチくらいの大きさだ。カナダでは九条ネギの種は見つからなかったが、隣の米国では「ジャパニーズ・バンチング・オニオン(日本の株分かれするネギ)」という名前で通信販売されているのを見かけた。私はこの九条ネギもチャイブやワケギのように葉だけを収穫して、宿根草野菜として育てるつもりだ。米国で種を販売している人も、同じような使い方を勧めているようだった。

 

ここのワケギは、ウォーキング・オニオンと呼ばれていて、ネギの頂上にトップセット(小さな玉ねぎの集合体)と呼ばれるものが出来る(トップの写真)。この週末には、それらトップセットを30程切り取って、土に埋めた。これらの一つ一つは、来年の春には収穫できる株になる。とても増やしやすくて育てやすい。トップセットの出来る前、収穫し続けた頃は、大量消費のためネギ(ワケギ)グラタンにしていた。

 

 

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カナダ西海岸の庭で初夏を思わせる花。それから夏の予定。

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ショウキウツギ(コルクウィチア)

 

まだ夏らしい天気は、多めに見ても二日か三日散発的にあっただけで、それも日中の限られた時間帯だけだった。それに、春の終わりの花もまだたくさん咲いている。(ここに住み着くと、アイリス、ヤマボウシ、スノーボールなんかは春の終わりの花だと思う。)

 

それでも、私にとって初夏のイメージにつながる花も咲いてきた。年によっては、これらの花は実際に暑い日差しの中で咲き始めるし、記憶の中で初夏の日差しや日陰と結びついている。

 

ショウキウツギは、庭の一角で、今目に付く昆虫の活動の中心にある。常に何匹ものアゲハ蝶(スワロウテイル)がやって来ている。近づくと、もっと小さな昆虫もたくさんいる。今年も花が咲いてから思い出したが、近づくと香りもとても良い。なぜ誰もショウキウツギの香りのことを取り上げないのか不思議なくらいだ。

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そういえば、うちでは庭の昆虫やその他の生き物の数が、年々増えているように感じる。植物の量や夏まで残っている水の量(池の水など)が増えたからだろうか。ミソサザイが家のすぐ脇で巣を作ったことも初めてだ。

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花に戻るが、エルサレムセージ(フロミス)も、夏が来たなあと思わせる花だ。まだ本当に開いてはいないが、開花してきた。咲き終った後も、翌年春までドライフラワー状の花が庭や家の中を飾ってくれる。

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キャットミント、フォックスグローブ、ヤローなんかも咲いてきた。

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話は全く変わるが、次女が一人でベッドに行くのをまだ怖がるものだから、妻がベッドの上にライトを設置した。これで、怖いのがかなり解決したようだ。

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あと2週間で学校が終ると、夏の間私が次女の算数と読み書きの勉強を見てやるのが恒例だ。次女は難読症気味で、算数も身につくのに時間がかかるが、毎年の夏の頑張りもあって、今年3年生の間は、何とか学校でついてゆけたようだ。夏は薪割りの作業なんかはあるが、それ以外はスローダウンさせて、今年も夏の間次女と時間を過ごすようにするつもりだ。今からそういう予定を組んでいるし、今年はそれも楽しんでやるようにしたい。

 

 

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自由な伝統工芸家の他界、デッキから見える庭

私の妻はもともと世界でも参加人数が少ないニッチな分野の現代美術家だ。通常大都市で無いと発表機会とかコラボレーターは見つからないようだ。でも、バンクーバー島の田舎に引っ越す私の提案を飲んだ(カナダに移住することに私が同意したのと交換条件のようなところがあった)あと、どうやってそこで生きてゆくかいろいろ考えた。

 

日本の伝統工芸を教えれば、現地でのニーズに合うのではないかというのが一つのアイデアだった。でも、伝統工芸は、型が決まっていて、なかなか妻としては入りやすいものではなかった。

 

そんな時に出会ったのが、妻のその世界の先生となった染色家だった。先生は、高名な染色家ではあったが、型にこだわらず、自由で、生徒の個性を殺さない方だった。生徒の習い方にもこだわらず、基本をマスターしないと次のステップには進めませんなどとは言わない方だった。そして同時に、アーティストとして優れたセンスと経験を持っていた。妻はカナダに引っ越す前に、2年間集中して、先生の指導を受けた。

 

カナダに移住後、妻は自分でも染色を教えたが、ある時、先生がカナダで教える機会を設けたら、地元の人達はすごく喜んでくれるだろうと気づいた。日本の伝統工芸のマスターから習う機会に、地元のアーティストグループが目を輝かせて協力を申し出たのだ。

 

先生は、日本の外へ出たことが無かったのだが、喜んで教えに来てくださった。一週間みっちりのワークショップに参加したのには、地元を代表するようなアーティストの方々も多かったし、日本に親族や友人がいて、日本の伝統を学びたいと考える方もいらっしゃった。

 

私も、このワークショップが大変な成功だったのを目の当たりにした。自然の中にあるものをデザインに昇華させるプロセスに感心された方が多かったように見えた。また、80代の先生の彫り・染めの手つきに感心した人も多かった。参加者も多くがリタイアされた年齢だったので、勇気をもらった様子があった。2年後に2回目にカナダにいらしたとき、初回の参加者の多数が2回目のワークショップにも参加した。

 

私にとって一番強い印象として残ったのは、先生の柔軟性と観察力だった。カナダに来る前に、ワークショップの内容を妻と協議しながら決めていったのだが、「先生、そんな初日の内容じゃカナダの人は退屈しちゃいますよ」みたいなずけずけしたことを言われても、そうですか、と受け容れ、どんどんカナダの人に会うだろうワークショップ内容に仕立てていった。

 

ワークショップが始まると、日中全てのことを参加者に伝えることが出来ないため、夜遅くまで、一人一人のデザインや途中経過につき、伝えたいアドバイスを妻と一緒にまとめ、メモにした。一人一人の個性をよく見ていた。

 

そんな先生だが、先月、入院中の病院で亡くなった。こちらへいらっしゃったときには、観察力も記憶力も素晴らしく、背筋がぴんと伸びて、しっかりした手つきだったのだが、残念だ。ご冥福をお祈り致します。

 

 

ところで、2回目のワークショップだが、会場は私達の家だった。1回目のときに使ったグロリアさんの大きなアートスタジオは、グロリアさんがダウンサイジングされていたため、使えなかったのだ。うちは普通の小さな家なのだが、メインフロアを全て使う形で何とかした。

 

私はワークショップ中、お昼ご飯を用意する役だった。毎日15人がうちのデッキで先生を囲んでお昼ご飯を食べたのだ。至らない食事だったが、皆さん、本当にサポーティブで、楽しんで下さったと思う。

 

でも、デッキから目の下に見える家の裏は、荒地と乱雑な林縁と味気の無い駐車場だった。まだ、庭といえるものは、家の前の3本の桜と石積み以外どこにもなかった頃だった。でも、庭造りをしようという姿は見えたのだろう。ワークショップ参加者のジュディなど、その後いつも植物を下さったり、庭造りのアドバイスを下さるようになった。

 

その後何年かして、今デッキから下を見ると、3つの方向とも私には気持ち良さげに見える庭になっている。何年かの間に割いた労働と植物の成長が反映されている。今日、デッキから下を見ながら、妻の先生のことやワークショップのお昼ご飯のことを思い出した。

 

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雨水の保持とレイズドベッドの補修

今日は6月に入って最初の雨だ。2、3日前の天気予報では予想されていなかった雨だと思う。森や土の湿り気が保たれるので大歓迎だ。

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思えば、水の保持や節約は、うちの家族の暮らしのあり方において大きな比重を占めている。

 

北米の人は芝生が好きで、木を切り倒して地ならしをし、大きな芝刈り機を走らせるのが一般的な姿だが、うちでは特別に理由があるとき(病気など)に例外的に木を倒すだけで、逆に多くの木を植えてきた。森の下草も維持している。これらによって、地面への直射日光を防ぎ、水が蒸発しないようにし、また降った雨が斜面をすぐに流れ落ちずに土に染み込むようにと心がけている。

 

池を掘って、水の流れを一旦堰き止め、地中に染み込むチャンスを増やすようにしたのも同じ趣旨だ。

 

果樹や野菜を育てる場所でも、出来るだけ貴重な水を使うことに依存しないよう、努めている。最初に果樹を植えたエリアでは、雨期に降った水が地中で保持されるよう、3列の大きな貯水溝を等高線の方向に掘り、それをスポンジの機能をはたしてもらう朽ちた枯木などで埋めた。実際に、貯水溝の脇に植えた9本の果樹はほとんど水をやらなくても育った。

 

庭に植える植物を選ぶときも、渇きに強いことが、鹿に強いことと並んで最大の条件だ。それから、場所にあった植物を使い分けることも、水やりの必要性に影響が大きい。

 

倒れた木や落ちた枝など、北米では一般的にためらいなく燃やして片づけられるが、水を保持する材料でもある為、山火事対策とのバランスを取りながら、出来るだけ自然に朽ちさせる処理を取り入れている。

 

全て小さな努力の積み重ねではあるが、水の保持だけでなく、生物多様性や二酸化炭素の排出抑制にもつながることだし、子ども達にも教えつつこういったことは真面目にやっている。

 

 

こういう背景があって、私は、引っ越して来た時からあった日なたのレイズドベッドが好きでは無い。レイズドベッドは、庭の建造物として見栄えが良いし、草取りの手間も減らすのだが、ベッドの中の土の乾くスピードが格段に速く、水遣りの必要性が著しく増す。

 

このベッドの木枠が随分朽ちてきて、通常であれば補修するタイミングにきたので、今回どうするかの判断が必要になった。森の比重が高いうちでは耕作スペースは貴重で、ここのベッドは、鹿に食べられない野菜畑の一つとして機能してきている。今はワケギ、チャイブ、九条ネギ、ニラ、ニンニク、ローズマリー、カモミール、ディル、フェンネルなどを栽培している。

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日なたのレイズドベッド

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朽ちてきた木枠


 とりあえず、一時補修をしておいて、今後どうするかしばらく考えた。

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一次補修したベッド

 

そして、今回決めたのは、ベッドを土などで埋めてしまい、乾きにくくするという方針だ。

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現在 ー ある程度埋め進めた。

 

これは、少なくとも北米では結構変わったことをやっていることになる。見栄えが悪いし、草取りが大変になるし、ベッドの周りの足場が悪くなって園芸作業がやりにくくなる。

 

しかし、やり始めたからには、持って来られる土を見つけては、少しづつこの路線のまま埋める作業をすすめるつもりだ。

 

一番下の二段は、とても段差が大きい。土の斜面が崩れやすいので、表面を石で抑えてやるようなことが必要かも知れない。

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崩れやすい斜面となってしまうかも知れない下の二段

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石で斜面を抑えるようなことは今までもやってきているので、今回もそういうことになるかも知れない。


手間をかけて変わったことをやって、しかも使いにくくしているようだが、私としては水の節約を優先しているだけなので、日ごろやっていることを素直に反映できたかなと思っている。

 

 

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午後から雨が止んだ。今庭では紫の花が多いので、庭のテーブルの切り花も紫ばかりだ。妻は今年になって、切り花(大抵飼い犬のキナやテテが走り回ってなぎ倒した花だ)は、家の中より外に置いた方が良いことに気づいたのだそうだ。外にあると、人と虫の両方が利用できる。

 

 

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週末の午前を家族で庭で過ごす(白いアヤメなど)

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白いアヤメでいいのかな?

 

朝ごはんの時、いつも家族で、今日はそれぞれ何をやる予定かな、という会話をする。もう世間ではオープンしたサービスも結構あるが、妻の職場は当面再開されないだろうし、子ども達は夏休み前はオンライン通学だけを選択した。私はもともと在宅の人だ。この3か月家族でずっと一緒にいるが、忙しく、楽しくやれている。この夏を大事に過ごしたい。

 

フキの最後の収穫をまだやれてなかったね、という話になって、食後家族4人一緒に外に出て、畑から下へ降りる小径を歩き出したが、私はその小径の入口が、冬の間ぬかるみになっていたことを思い出した。それで、妻と子ども達に下のフキ畑へ行ってもらい、私は小径の入口に階段を作り始めた。

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途中下から見上げたところ。写真ではなぜか石が小さく見える気がする。。。


こんなことの為に、石を掘りだして運び、並べて、汗をかき喜んでいる自分を、子どもみたいだなあと思う。でも妻や子ども達は喜んでくれるし、楽しい労働だから、もっと石を追加して改良したり、別のところでもまた作ったりするだろうと思う。

 

ひと汗流した後で下のフキ畑へ降りると、妻と子ども達は、フキの収穫はとっくに終えて、シャクナゲの周りや(すごく原始的な)花壇の草取りをしていた。

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この花壇の手前にはもっと密に植物を植えてやらないといけないな、と思いながら見ていて、そういえば、ムツコさんからもらった「ジャパニーズ・アイリス」を一つここに植えたのだったと思い出した。一花だけ咲いている。でも白い花だ(トップの写真)。青い花を想像していたので意外だったが、確かにジャーマンアイリスとは大きさも葉や花茎の形も違う。これ以上のことは今は分からないので、当面これは「ムツコさんにもらった白いジャパニーズ・アイリス」だ。(白いアヤメでよいのか、お分かりの方がいらしたら教えてください。)

 

ちなみに、別のところに植えたもう一つは、アヤメらしい青い花だ。

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下のフキ畑から家へ帰る道では、ミソサザイが歌ってくれたり、森の中のサラールの花の周りでバンブルビーが大きな羽音を立てたりした。とても賑やかだった。

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家に戻ると、採ってきたフキやミントの処理をして、そして小さなガーデニング用品をしまう収納庫の設置も終えた。収納庫は、匂いが良くないということで、ミントの葉をしばらく置いて消臭するのだそうだ。

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昨日

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今日(ミントの葉で消臭中)

 

午前中のフキ採りについてきて池で泳いだキナとテテは、午後は気持ちよく昼寝だ。

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メープルの立ち直り・染色スタジオの内装

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庭で倒れたメープルを製材して内装した作業場

 

昨年(2019年)夏の盛りに、庭の二か所でビッグリーフメープルの大木が葉を全て落とした。しかも葉を落とし始めた時点で、それらの樹々は葉を十分に大きく成長させられていなかった。未成熟なままの葉を、夏のうちにもう落としてしまったのだ。

 

2019年の夏は厳しくなかったのだが、春のうちに、確か2か月連続でほとんど全く雨が降らなかった期間があり、地面がとても乾いた状態になった。アーボリストのイェンズの説明によると、春のうちに水を吸い上げることが木にとってとても重要なのだそうだ。夏に水が少ないことは、木の中で既にプログラムされていることなので、ある程度耐えられるのだそうだが。

 

今年の春になり、昨年葉を成熟させられなかったメープルを見守っていたが、案の定、その2本の木は立ち上がりが遅く、頼りなかった。

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5月初旬頃。右側が、昨年夏に葉を落としたメープル。左側は健康なメープル。

 

2か所で、今年メープルの大木が枯れ死し、秋に安全の為倒すことになるのだろうなと覚悟した。

 

しかし、5月末までに、2本の木は随分元気に葉を大きくしてきた。もう、私の目には、健康に問題がある木かどうか、見分けはつかない。この春は雨がよく降ったので、彼らは元気を取り戻したのかも知れないと、希望を持ってきている。

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昨年夏に葉を落とした、もう一か所のメープル。5月下旬の時点で、元気を取り戻したように見える。

 

今回の2本が今後どうなるのかはまだ分からないが、それにしても、今後もメープルの大木が枯れたり倒れたりするのは、避けられないのかも知れない。西海岸で、乾期が長期化し、渇きも激しくなったため、メープルが短命化するという予想が一般的なようだ。

 

過去に倒れたものは大事に利用してきている。最初は、ある日突然倒れたメープルを材料に、ベースメントへ降りる階段を作った。とても美しい色の木材だ。

 

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もう少し掃除をしてから写真を撮るべきだったが。。。今度撮り直して差し替えよう。

 

その次は、隣家の脇にあるメープルの古木を、アーボリストのリスクアセスメントの結果、倒すこととなった。2本の大木だったので、たくさんの木材をそこから作った。チェーンソーで板材にし、家に持ち帰って、テーブルソーで加工した(ジョインターもプレーナーも持っていないので)。

 

その時の木材(およびその後の倒木から出た木材)で、ゲストルームの内装やカウンタートップの作成もしたし、

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妻の染め物の作業場(兼生徒さんのアート制作場)のキャビネットなども作ってきた。

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(これまで自分の工作の写真も撮ってなかったので、やっとこれで記録を残せた。)

 

そして現在、メープルの木材はまだ残っている。まだ、前々から妻に頼まれている、キャビネットの引き出しや扉を作る必要はあるが、今残っている木材で出来るのではないかと思う。

 

今後、できるだけメープルの大木に倒れないで欲しいものだ。もう材木が要らないというだけではない。ビッグリーフメープルの大木が一つなくなると、周辺の風景や環境が変わる。夏の直射日光が地面まで届くようになり、これまでの植物が苦しみ、新しい雑草などが繁茂する。メープルの木に依存している生き物も多いだろう。

 

メープル自身も危機を感じてか、すごい数の自然生えを発生させている。私も、種から出てきたものをポットに移し、将来の為に苗を育てている。でも、これらの苗を使わないで済むのが一番いいなと思っている。

 

 

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ドライブウェイ沿いのその後(日陰のグランドカバー)

米国ミネソタ州のジョージ・フロイドさんの事件がハートブレイキングだ。同国に数年間住み、今でも米国が大好きな者として、正義がなされること、そして恐らく存在する構造問題にもメスが入ることを切に願う。

 

 

さて、草取りをしたら、秋に日陰に植えたグランドカバーの、今の状態が良く見えてきたので、それについて書きたい。

 

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ドライブウェイを登り始める

 

うちに来るには、砂利道からドライブウェイに入って登ってくる必要がある。このドライブウェイに流れる水を追い出すため、道沿いの片側に溝を掘り、土を反対側にところどころ積み上げたので、たくさんのむき出しの斜面と盛り土のベッドが生まれた。

 

最初は、溝の斜面にはうまく苔が生えて土砂崩れ防止が達成されるだろうと、楽観していた。でも、苔が生えるよりも、雑草や樹木が生えるペースの方が早く、「これはグランドカバーを植えないと、毎年何度も草刈りとその後始末をする羽目になる」と判断した。

 

それで、道のりを区切って、区画ごとにグランドカバーを植えた。どれも、それまでの経験で、うまくゆくのではないかなと思える植物ばかりだった。さて、それぞれの植物の定着・カバー状況はどうだろうか。ドライブウェイの下から見てみる。

 

メシダはしっかりグランドをカバーし、先に植えてあったシャクナゲやヘレボアを覆い隠すほどだ。夏の間はメシダのカバー、そして冬はメシダが消えて常緑のシャクナゲやヘレボアが現れる、という風になってくれたのだろうか?

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道の反対側では、ワイルドゼラニウムは定着はしたように見える。でも、一つ一つの植物はとても小さい。細かく株分けして、この辺りにはとても小さなかけらのようなものを植えたから、これでも十分期待どおりだ。

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ワイルドジンジャーの区画は、まだまだこれから。定着までに、少し水もやった方がいいかも知れない。定着したら、渇きにも強いはずだ。

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イングリシュ・プリムローズの区画は、順調。植物も大きくなり、また数も増えてきている。小さな自然生えもちらほらと見られる。

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ソードファーンの区画と、サラールの区画は、もともと生えていたのをそのまま残せた場所だ。

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ドロニカムを使った区画も、随分グランドカバーが進んでいる。

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ヘレボアの花壇まで上がってきた区画では、色合いに変化をつける為、ブルネラ(奥)とオーブリエッタ(手前)を植えた。順調な育ちぶりだと思う。

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さらに上には、再びワイルドジンジャー(奥)とワイルドゼラニウム(手前)だ。この辺りは、大きめの苗を植えたので、グランドカバーも下の方より進んでいる。

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これらの日陰好きの植物が、夏を生き残り、来年しっかりとしたグランドカバーになってくれるのか、楽しみだ。

 

ボニーさんが親子でいらしたとき、「車から見える風景の移り変わりがストーリーみたいだね」とおっしゃって下さった。自分達以外にも楽しんで下さる方がいるようだ。

 

 

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