メープルマウンテン日記

メープルマウンテン日記

森のガーデニング、食べ物の栽培・採集やバンクーバー島での田舎生活など。

野菜の育ち具合など

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ワケギ(ウォーキングオニオン)のトップセット

 

今年から力を入れ始めた一年草野菜(普通の野菜)の栽培だが、小松菜、レタス、カラシ菜なんかは春のうちから収穫して楽しんできている。でも、課題はとても多い。

 

今年拡張した畑の方が去年までも使っていた野菜ベッドより広いのだが、拡張した畑での野菜の育ちぶりが悪い。種から芽が出たきりまだ成長していないカブ、ビーツやニンジン、芽が出た後でひょろ長く育ったかと思うと、すぐ花が咲いてしまったルッコラや小松菜などが物悲しい。

 

拡張畑の方で種から育ち始めたレタスやスイスチャードなんかも、古い方のベッドで育っているものと比べると、同じ時に種を蒔いたのに随分育ち具合に差が付いている。カイランやケールなんかでも同じことが言える。

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古いベッドのレタス

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拡張畑のレタス

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古いベッドのスイスチャード

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拡張畑のスイスチャード

 

拡張畑の場所は粘土質の土だったが、春に有機物(メープルの枯葉、牛糞堆肥、バークマルチ)をたっぷり鋤き込んだ。まだこれらの有機物が土の中で堆肥化をしている途中なのかも知れない。あるいは、土の酸性度合いが強すぎるのかも知れない。測定もしなかったし、秋から春に石灰を加えることも忘れてしまった。酸性土壌でも割と大丈夫と聞くジャガイモなんかは普通に育っているようなので、酸性土壌の問題が大きいのかも知れない。

 

取り敢えず、今になって石灰をしっかり撒いた。少しは成長が改善するとよいなと思う。ちょうど今日農業用品店でバルハラファームのミシェルに会ったが、酸性度合いの測定なんかするより、しばらく石灰を使いながら、毎年コンポストなどを持ち込んで徐々に収穫を増やしてゆくのがいいよとアドバイスをもらった。

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拡張畑のジャガイモ。ずっと寒いから、今はこんなものじゃないかなあ。

 

ポールビーンズ(インゲン)は、20センチ弱に育ったところで、すべて茎だけを残し消失してしまった。

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ポールビーンズの苗が消失

ムツコさんが電話をくださったのでそのことについて聞くと、今年は雨が続いていることもあり、ムツコさんの他の知り合いの家でも、インゲンが全部スラッグ(なめくじ)にやられたのだそうだ。うちもそれだろう。ムツコさんのところでは、卵の殻を苗の周りに置いて、スラッグが苗に近づかないようにしているのだそうだ。

 

今回は、もうかなり育ってツルが伸びた豆の苗をいつものフィッシャーファームで買い求めて、今日植え込んだ。

 

トマトは3か所に分けて植えてあるのだが、見事に成長具合に差が付いた。ポットに植えて家の脇のロックガーデンにおいてあるものが、一番よく育っている。野菜畑の中に植えたものは、半分くらいが何とか健康そうだが成長はあまり見せていなくて、残りの半分は成長していないだけでなくて葉に病気が出てしまっている。今後暖かさが増していくにつれ、立ち直って成長を見せてくれるだろうと期待したい。

 

そんなことで、力を入れ始めて最初の年の一年草野菜の栽培は、それほど順調とは言えないスタートかも知れない。でも、沢山のことを学んでいるし、それに何よりも、野菜畑の周りで実りつつある果樹だとか、そこでよく育っている宿根草野菜(アスパラガス、ラベージ、ルバーブ、イチゴ、ミョウガ、フキなど)が気持ちを明るくしてくれる。

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沢山実りそうなプラム

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マルベリーは私の一番好きな庭の果物だ。子どもも喜んでくれる。

 

さて、一方で、鹿用防護柵の無い家の下の宿根草中心の野菜ベッドは、順調だといえる。春の間、ワケギとやチャイブは沢山食べてきた。フェンネル、ディル、ローズマリーやカモミールも良く育っていると思う。

 

そして、日本から種を送ってもらった九条ネギの苗の移植も終えた。今は20センチくらいの大きさだ。カナダでは九条ネギの種は見つからなかったが、隣の米国では「ジャパニーズ・バンチング・オニオン(日本の株分かれするネギ)」という名前で通信販売されているのを見かけた。私はこの九条ネギもチャイブやワケギのように葉だけを収穫して、宿根草野菜として育てるつもりだ。米国で種を販売している人も、同じような使い方を勧めているようだった。

 

ここのワケギは、ウォーキング・オニオンと呼ばれていて、ネギの頂上にトップセット(小さな玉ねぎの集合体)と呼ばれるものが出来る(トップの写真)。この週末には、それらトップセットを30程切り取って、土に埋めた。これらの一つ一つは、来年の春には収穫できる株になる。とても増やしやすくて育てやすい。トップセットの出来る前、収穫し続けた頃は、大量消費のためネギ(ワケギ)グラタンにしていた。

 

 

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