メープルマウンテン日記

メープルマウンテン日記

森のガーデニング、食べ物の栽培・採集やバンクーバー島での田舎生活など。

日々のサラダ、メラトニン、コガラの巣作り、斜面のグランドカバー

今日もバンクーバー島は寒い。それでも野菜畑は毎日の朝食のテーブルにグリーンサラダを提供してくれる。このところのサラダは何種類かのレタス、カラシ菜、チコリとルッコラがベースで、長女はそれにハーブガーデンからシラントロ、バジル、レモンバーム、フェンネルやラベージなんかをまぶしてくれる。今の季節は、これに買ってきたジャガイモ、ビーツ、トマトやアボガドなんかが加わるが、それも来月くらいからはベリーを始め庭からの具材にだんだん変わってゆくのだろうなと思う。

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ルッコラ(アルグラ)は、花壇に自然生えしてくるのを、適当に残すようにしている。鹿が食べないので、柵の中の野菜畑でなくても栽培できるうちで唯一のアブラナ科の野菜だ。

 

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長女の日中の頭痛が続くので、かかりつけ医に電話相談したところ、三段階の治療ステップをとってみようという結論になった。まず花粉のアレルギーでないかを確認するため、朝抗ヒスタミン剤を飲み、頭痛が抑えられるかを観察した。これは、効果が無かった。その次は、夜寝付けなくて睡眠時間が減っていることが原因かも知れないので、そこの改善に取り組み、それでだめなら、またはそれと同時に鎮痛剤でコントロールすることを試す流れだ。

 

この二段階目の、睡眠導入の改善で指示されたメラトニンが、どうもよく効いているようだ。なかなか寝付けないのが無くなり、それに伴い日中の頭痛も随分少なくなったようだ。

 

私はメラトニンを知らなかったが、昔から睡眠障害に関連して広く知られたもののようで、妻も使用経験は無いが聞き知っていた。スーパーのファーマーシーのコーナーに、複数のブランドの製品が並んでいた。

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ウェブ検索すると、メラトニンは生体リズム調整などにかかわるホルモンで、北米では広くサプリメントとして販売されているとのことだ。NIHのウェブサイトを見ただけだが、プラセボとの比較試験もあって、特定タイプの睡眠障害患者300人程度の試験では、プラセボに比べて30分以上早く眠りにつく効果を示したようだ。子どもの睡眠障害での試験も小さなのがいくつもされていて、それら全体を通してみると効果があることを示唆するようだ。

 

私たちのかかりつけ医は薬のエビデンスと選択にこだわる先生なので、それ以上は詳しいことは調べず、効いているようだし、安心して使わせている。ただ、長期の試験などは無いだろうから、長女には、使い続けて良いものとは思わずに、止めても大丈夫なタイミングを見つけて止めるように言ってある。

 

日本では、医薬品扱いらしくて、小売店では買えないそうだ。医薬品扱いと言っても、自然に起こる物質で特許も取れないため、製薬会社による開発・製品化もされていない。手に入れる為には個人輸入をすることになるそうだ。(私ならかかりつけの医師に相談してからにするが。)

 

 

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先日、コガラが犬の毛を集めに庭に来ていたので、妻がブラッシングの時に出たキナの毛を、庭の隅につるしておいた。コガラが来たのか、別の小鳥かは分からないが、随分毛が引っ張り出されている。役に立っているようで良かった。相変わらず、小鳥ではミソサザイ、ユキヒメドリ、コガラ、アメリカムシクイなんかが最もよく庭に来ている。

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家の下の斜面で、グランドカバーが無かった部分があったので、以前に手元にたくさんあった植物を植え込んだことがあった。ローズカンピオン(写真左)は、渇きが厳しいとしおれて、あまりこの場所には向かなかった。クロコスミア(写真右)は、それより渇きに強く、この斜面で水やり無しで咲くようだ。しかし、花は鹿に食べられて観賞出来ないことが多い。

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この同じ斜面の続きで、昨秋にブラックベリーのブッシュを取り除いた。陽当たりが少なくて実が熟さないうえ、隣の階段を歩くのに邪魔になるからだ。

 

これまでの試行錯誤で学んだ経験から、ブラックベリーを取り除いた場所には、昔の住人が使った植物を踏襲した。ビンカマイナー(ツルニチニチソウ)は、ここではクラシックで、グランドカバーとしてよく用いられている。渇きにも日陰にも強いし、花も4月から6月くらいまで咲く。

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以前の住人が植えたビンカマイナー


このビンカマイナーだが、最近は自然の生態系に侵入する侵襲的(インベイシブ)な外来植物の一つとして敬遠する人もいる。私達はまさに侵略される側の自然の生態家の中に住んでいるので、いろいろな外来植物の振る舞いを観察してきた。その中で、インベイシブな外来種とされている植物達に対して、個別に自分なりの印象を持っている。ビンカマイナーはインベイシブだろうかと心配する程のものでは無いと思う。ビンカマイナーに限らず、この辺りの観察は今度まとめて書いてみたい。

 

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秋に植えたビンカマイナーは、既にしっかり定着してカバーを広げつつあるように見える。

 

 

斜面のグランドカバーといえば、庭の中で一か所、背が高めのグランドカバーをこの秋に植える予定の斜面がある。秋に植物を植えやすくするため、この夏の間タープをかけて光を遮断してある。

 

この斜面の上は町有林になるのだが、うちとの境いめ近くの木が何本か枯れた(そのうち一本は私たちが引っ越して来てから枯れて昨年処分された)ようで、ちょっとした空き地になっていて、そこで好ましく無い雑草が茂っている。町役場の了解の下、数本のメープルや余っていたイチジクの木なんかを植えておいたが、これらが育って雑草を抑えてくれるまでには、いくらか年月が必要そうだ。

 

そこで、上からの雑草が侵入してくるの止めるボーダーの植え込みをこの秋にするつもりなのだ。とても乾いた場所で、今の時点では直射日光も当たるが、将来的にうちのチェリー、マルベリーやイチジクが大きくなれば日陰に移行してゆくだろう。陽当たりの有る無しのいずれでも大丈夫で、かつ乾きに強い植物を選ぶ必要があり、また背が高くなるものを交えて植え込みたい。そこで、エルサレムセージ、ラベンダー、オレガノなんかを植えようかと思っている。また、カリフォルニアライラックの苗が余っているので、それもここに植えようかと考えている。

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