昨年の夏に、ケベック出身のジャンのうちで、自家製のメープルシロップを頂いた。そして、採集・精製の仕方を教わった。写真は、木に差し込む採取道具だ。バケツを引っ掛けるフックが備わっている。
本場ケベックでは、シュガーメープルから2月頃に採取するそうだ。この西海岸沿岸部では、ビッグリーフメープルから採取することになるが、冬の間にも木は活動しているので、年明け前から採取できるらしい。
我々は、12月に採取する対象の木を選んで機会を待っていたが、とにかく雨が続いたため、蓋の無いバケツを使うつもりだった私たちにはチャンスが無かった。2月になり、家族で、来年に先送りすることを決めた。我々のビッグリーフメープルは、数年間厳しい気候に痛めつけられた後だし、枯れそうな兆候を示している大木も何本かある。もう少し、メープルの樹々が回復するのを確かめてからにするのが良いだろうと考えたのだ。
ウッドストーブの上でシロップを煮詰めるのは楽しそうではあるが、将来の楽しみにとっておく。