5月下旬の庭の花
カナダの西海岸にあるうちでも、ようやく訪問客がいくらか戻ってきた。今週は隣人がやってきたり、食べ物を届けに友人がやってきたりしたし、洋服のお直しを持ち込んできた人が何人かいた。
妻は自分や家族以外の洋服のお直しを、頼まれれば出来る範囲でやってきただけだが、初対面の方が人づてに聞いてやってくる。他にあまり引き受ける人がいないのだろう。そのうちの一つは、娘さんのプロムドレスのお直しだった。マギル大学に行く予定の娘さんを連れてやって来たが、聞くとプロムが開催されるか、また開催されるとしたらどんな形で開かれるのか、まだ決まっていないそうだ。大学も、9月からオンライン講座の形で始まるのだが、それでは残念なので、一年間入学を遅らせるそうだ。
来週から学校も再開するが、うちの子ども達は、夏前の残り1か月は引き続き家からオンライン参加だ。次女は学校へ行くと友達をすぐハグしてしまうと自分で言うし、長女は1週間に1回、しかも5人グループで教室に入るだけでは、再開した学校にあまり魅力を感じないようだ。
私はここのところ投資しているバイオ企業の四半期報告や学会発表(皆バーチャル学会だ)が多かったので、終日机に向かう日もあった。今月、長期にわたり自分としては大きなリスクを取ってじっと待ち続けた心不全関連の開発薬が成功をおさめ、安堵脱力しているところだが、我慢してその他の報告や発表にも目を通し、それを受けた投資配分の調整なんかは手を抜かないようにやれたと思う。
さて、今の時期の庭では、引き続きシャクナゲとモミジが主役だろう。思えば、シャクナゲは桜と一緒に4月から庭を彩り始め、そして今まだ咲き始めたばかりのものもいくつもある。新しいのでは今年咲かなかったのも多かったが、年々よくなるだろう。マウンテンローレル(カルミア)も含めれば、まだまだ開花期間はある。2か月以上庭を華やかにしてくれる、しかも割と手がかからない有難い植物だ。
でもここでは、シャクナゲの様に春のイメージの花ではなくて、私の中で春から初夏への移り変わりの時期の花と思っている花の方に焦点を当てたい。
この移り変わりの時期に、うちの庭で昆虫の活動の中心となっている植物の一つがタマフジウツギ(オレンジボール)だ。バンブルビーだけをとればコトネアスターの方がはるかに沢山集めているが、オレンジボールにはハチドリ、何種類もの蝶、バンブルビー、その他多種類の昆虫が集まる。とても賑やかだ。
春から初夏の移り変わりの花として、今後大きな存在になって欲しいなと思っているのが、ヤマボウシとカンボク(スノーボール)だ。うちで唯一のヤマボウシも、古い方のカンボクも、鹿の食害など恵まれない幼少期を経ているが、今後の成長に期待している。
いくつかの宿根草も、春から初夏への移り変わりと私の中では結びついている。
一方で、私の中では初夏と結びついている花でも、既に咲いてきているものもある。これらが、上の移り変わりの花たちより本当に開花期が遅いかは必ずしも分からないが、初夏にも咲き続けている花たちだとは思う。写真を掲載しておくが、夏になってから再度取り上げたい。
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