コトネアスター、クインスとヤマボウシの花
今年も、コトネアスターにバンブルビーがわんさかと集まる時期が近付いているようだ。まだ花が咲いてもいないのに、バンブルビーが蕾に口を突っ込んでこじ開けているように見える。庭中に他にいくらでも花があるのにだ。
うちのバンブルビーは、大抵選り好みせず、幅広い植物を訪れる。とはいえ、好きな花はあるようで、女王が冬眠から出てくる3月には、早咲きの桜とフキの花に沢山集まる。4、5月も引き続きあらゆる花でバンブルビーを見かけるが、その中で、沢山集まるのはハックルベリーと馬酔木のようだ。また今年は、クラブアップルとアジュガが同時に咲いている場所にも、集まっている様子を見かけた。
それでも、基本的にはバンブルビーはえり好みが少ないようで、どこにでも訪れるし、集まっている場合も、怖くて近寄れないほどのものでは無い。
しかし、5月の下旬頃のコトネアスターへの集中は特別だ。近づくのが怖くて木の下の草取りも出来ない状況になる。ハックルベリーの花に似ていることも関係あるのだろうか。
バンブルビーが押しかける前、今のうちに急いで木の下の草取りをした。すると、コトネアスターの実からの自然生えが、思ったより沢山あることに気づいた。昨年初めて、自然生えの苗が大きくなったものを隣の花壇でいくつか見つけたので、秋に移植した。昔から起こっていた自然生えにそれまで気づかなかったのだろうと想像する。
コトネアスターは、うちではとても元気だが枝が次々と枯れるので、剪定も欠かせないし、植物の成長する形をなかなかコントロール出来なくて、所定の位置に収まってはもらえない。それでも、バンブルビーの大好物だし、赤い実が綺麗なので、自然生えの苗でまだ増やすつもりだ。
しかし、赤い実を鳥が運んで森で広がることを心配する人もいるようだ。私が見ている限り、コトネアスターにそこまで力強く侵入するだけの力は無さそうだ。でも、森林に隣接する住人の責任として、注意を払いたい。
先日クインス(マルメロ、セイヨウカリン)の木に初めて沢山の蕾が付いていることに気づいたので、咲くタイミングを確認するつもりだった。少し忘れていたら、花はしぼみ始めていた。花は綺麗と聞くが、開花期間は短いようだ。
うちの家族は、皆クインスのジェリーが大好きだ。子ども達も、スーパーで買ってくる各種のジャムと比べて、クインスジェリーの方が好きという。ローストした豚肉なんかにもすごくよく合う。順調に成長しているようなので、沢山実るようになるのが楽しみだ。
先日、うちのヤマボウシの木が、これまで恵まれない経緯をたどってきたことについて書いたが、今年は初めて広範に蕾をつけ、咲きつつある様子だ。
ヤマボウシは、ハナミズキと比べると、そう多くは植えられていない様子だが、町の近くで美しく大きく育った木が道路からよく見えるところに一本ある。開花時期にそこを通るたびに、いつも感嘆している。うちの木も、大きくなる軌道に載って欲しいものだ。
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