来年に向けて野菜畑の土づくり
今年の野菜づくりの成果を見るに、うちの畑の土づくりはまだまだこれから。カナダ西海岸では、温室設備が無い家では普通冬の間は何も栽培しないから、土を改善するのはその間だ。
今回の休耕期には、緑肥(よく使われるのはソバなんからしい)は施さなかった。秋に畑を片づける時間も緑肥の種を蒔く時間もなかったからだ。
近所から手に入りやすい牛糞も、今回の休耕期には追加しない予定だ。というか、今年の耕作期間の開始前に入れた牛糞が、十分に堆肥化していなかったようで、それが今年の野菜の成長を妨げたのではないかという疑いを持っている。でも、来年にはその牛糞が貢献してくれるだろう。
台所からの野菜くずと雑草などを積み上げた山は、先日ひっくり返してみたが、堆肥化に思ったより時間がかかっている。春にはまだ使えなさそう。
それで、結論として、今年畑の土の改善に入れるのは、積上げてあるビッグリーフメープルの落葉と、畜産資材店で買ってくるアルファルファミール(本来は飼料用で安い)と決めた。
ビッグリーフメープルの落葉は、花壇の植物の間に施したり、木の根元に与えたりするには、そのままマルチ材として被せればいいが、野菜畑だと、何らかの方法で砕かないと来年の土壌には貢献しない。むしろ、マルチするだけだと邪魔になってしまう。
それで、家にあるシュレッダーを使って砕く作業を始めた。
とても良さそうな、腐葉土間近に見える土壌改善材が出来上がってくる。しかし、濡れた落葉は、砕くとシュレッダーの中につまり、ブレードとモーターを止めてしまう。止まっては中の掃除をしてかき出す作業を繰り返しながら、やっと一輪車一杯の材料が出来たところで、午前中が終ってしまった。
これはやり切るのはとても無理と判断。残念ながら、残ったほとんどの落葉は、花壇や果樹の栄養に、マルチ利用することにした。
野菜畑には、春前に、多めのアルファルファミールと石灰(たまたまもらったのが結構ある)を入れて、人力で耕そうと思う。落ち葉をそのまま入れて、耕運機を走らせる手もあるのだが、耕運機を借りてくるのも手間がかかるので、来春はやめておこうと思う。
そうそう、前回書いたヘレボアの病気対策は、しばらく前に終えている。空気が通りやすいように株元の落葉をどけ、葉を切り取り、肥料を施した。
密に生えすぎの場所からは掘り出して、状態の良いのをいくつかポットにしておいた。来春処分する株が出るかも知れないので、その代わりに植える為だ。
日本にいる家族が送ってくれたお菓子を食べながら、たくさんプラスチックごみがでる日本のお菓子の包装のことを思い出した。カナダに住んでいると、食べ物の包装がずっと少なくて、今はその方が心地良い。