マスターガーデナーのジュディがうちにやってきたときに、「これ使いたいから分けて」とおっしゃったのは、うちの日陰の植物たちだ。その中でも、グラウンドカバーに使っているものは元気が良くて瑞々しくて、目を引いたようだ。
私は今の日陰の庭が好きで、木洩れ日の環境を保てたらなと思っている。その意味で、気候変動によると言われるバルサムとヘムロックの喪失は残念だ。しかし、もしダグラスファーを倒すことになれば、その量ははるかに多いので、影響も甚大だ。明日は、家の隣でダグラスファーの根腐れを起こした菌の広がりを検査する日だ。検査の結果、大事にならなければいいなと切に願っている。
さて、うちで最も元気な日陰のグランドカバーは以下だ。
ワイルドジンジャーは、濃いグリーンが一年中美しく、また掘り起こしたり、単に触った時のスパイシーな香りがとても爽快だ。秋のうちに移植すると、雨期の間にある程度広がり、渇きにも結構強い。
ブルネラは、成長するまでにワイルドジンジャーより一年余計にかかる印象だ。でも、色の変化を与えられるし、春の青い花が木洩れ日の下でもきれいだ。植え替え一年を越せば、乾燥にも強くなるようだ。
ワイルドゼラニウムは、水をやらない場所で他の植物が苦しむ中平気だったので、自然によく使うようになった。うちのはピンクの花のものと白のとある。
これら3種は、いずれも鹿に食べられたことがない。
今日、下の砂利道へ下るドライブウェイ沿いの溝の中にこれらを植えこんだ。
うちのドライブウェイは、引っ越してきたときは、雨期に水が流れ川のように見える代物だった。そこでドライブウェイを砂利で持ち上げて、両端、あるいは片側に側溝を掘り、水を道の外に追い出した。側溝は、いずれ苔むして、土砂崩れが起こらないようになる構想だった。それはゆっくりそのようになりつつあるのだが、雑草が苔より繁茂する場所の方が多い。それで、グランドカバーを導入してみることにした。今日十分な量のグランドカバー植物を植えこんだので、来年いくらか草取りをして、どうなるか様子を見たい。