イェンズさんがやってきて、ダグラスファーの根腐れ菌の感染を検査してくれた。先日感染が判明した家の隣のダグラスファー(切倒し済み)に近いものから検査を行った。
Rinntechというメーカーの、木の内部構造を細いドリルで掘り進めながら調べる電子機器を使用して、木の中で密度がどう変化するか見てくれた。正常な木であれば、樹皮の部分で密度が低く、その後は密度が上がり、年輪に合わせて小さな密度変化の波が表示される。根腐れ菌にやられていれば、木の中心に極端に密度の低い部分が出現するわけだ。
検査した最初の一本目から、木の中に大きな空洞があることが判明し、これは大変なことになったかと心配した。しかし、感染が認められたのはここまでだった。その後、感染判明場所からだんだん遠くへ移動しながらダグラスファーの検査を続けたが、もう感染した木は見つからなかった。
感染していたのは、樹齢も高く大きな木だが、木の上部分が無くなっている。何年も前に、大風で折れて落ちたのだろう。それで、太く背が低い木となっていたため、昨年12月の嵐の際倒れなかったのだろうと想像される。今後の大風では、いつ倒れてもおかしくないそうだ。
この冬の嵐のシーズン到来前に、イェンズさんが倒す予定だ。枝が多く大きいので、片づけは一仕事だが、一本だけの切り倒しで収まって、本当に良かった。