メープルマウンテン日記

メープルマウンテン日記

森のガーデニング、食べ物の栽培・採集やバンクーバー島での田舎生活など。

アービュータスの木

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家の裏のアービュータスは、ダグラスファーに頭を抑えられている

うちや周辺の森は、ダグラスファー、ビッグリーフメープルとレッドアルダーが林冠を形成する、当沿岸部で最もよくある森林態系だ。バンク―バー島南部で、その他に見かける森林としては、ギャリーオークの林や、アービュータスが目立つ岩肌がある。

うちの家の周りは、少し岩山の様相があるためか、2本だけアービュータスの木が生えている。アービュータスは、北米の西海岸北部では良く知られている木で、会社の名前なんかにも結構よく使われている。私は、最初、ヤマモモが大木になったような木だなと思って懐かしかったが、花・実・葉が似ているものの特に近い関係ではないようだ。むしろ、私は知らなかったイチゴノキというのが近い親戚だそうで、なるほど写真を見るとそっくりだ。ただ、アービュータスは小さな庭木ではなくて大木になる。

10月に専門家に来てもらって6本の木を切り倒してもらう予定だ。4本はバルサムやヘムロックの枯木で、いずれ家や電線に倒れる可能性があるので、今後の安全のために倒す。1本は、道路沿いの溝の中から急速に育って電線に向かっているレッドアルダーで、これも停電防止に倒す。そして、最後の1本が、悩んだ末に決めた、アービュータスの上を抑えているダグラスファーだ。アービュータスは美しい木なので、良い場所でもあり、大きく育つように、今回健康なダグラスファーの切り倒しを決めた。このダグラスファーが家の方向に傾いていることも今回の決定つながった。もし嵐で倒れるようなことがあれば、家の方に向かう木だ。

アービュータスは常緑樹だが、家の周りにはビッグリーフメープルが多いので、家の周囲の今の木洩れ日の風景は、落ち葉片づけの仕事の時期を通して、日が差し込む明るい風景に変わる。その前にやらなければいけないことのあれやこれやが頭をよぎり、気忙しい。

 

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紅葉前のビッグリーフメープル