お隣のナタリーさんから電話をいただいた。昨夜鶏小屋が壊され、5羽が被害にあったそうだ。鶏の抵抗した跡や食べられた痕跡がその場には残らず、ただ消えていたそうで、クーガーによる被害のあり方だそうだ。そして、決定的なのは、その向こうのシドニーのうちで、夜の2時にクーガーがセキュリティビデオに収められていたそうだ。
この山にクーガーがいるのは分かっていることだったが、普通この住宅近辺では活動の気配を見せない。いつもは山の中で動物を捕まえて食べているはずなのだが、狩りのターゲットとする鹿が不足しているのだろうか。そういえば、この夏は鹿の被害が少なかったかも知れない。
今日までクーガーのことは全く考えずに外に出ていたが、行動を変えなければいけない。
子ども達は、外に出るときは必ずキナを同伴だ。大人も出来るだけ一緒にでる。
次に心配なのは、子犬のテテだ。テテは、今のところ野生動物に吠えたり追いかけたりといった反応は見せない。むしろ、動物の物音や声がすると、心配なのか人によってきてくっつく。とはいえ、森で一人で遊ぶので、クーガーに気づかなければターゲットにされかねない。そこで、夜外に出すときはキナも一緒に出すことにした。
キナ自身も、クーガーを追って森に深く入り込みかねないので、返り討ちに合うのが心配だ。当面は、キナも夜出すときはリーシュにつなごう。キナの夜の一人歩きの楽しみを奪うことになるので、昼の散歩を増やすことが必要だろう。
この夏クマが毎日のように出現したときは、2週間くらい続いたろうか。その後、鎮静化して、我々も警戒を解いていった。しかし、クーガ―はクマと違って気配を見せないので、いつまで警戒レベルを保つべきなのか、判断が難しい。これは初めての経験だ。