メープルマウンテン日記

メープルマウンテン日記

森のガーデニング、食べ物の栽培・採集やバンクーバー島での田舎生活など。

畑の鹿よけフェンスを拡張する

うちでは、先月から、春の収穫が始まっている。これまでにフキノトウと、スティンギングネトルを随分食べた。ワケギの収穫も始めた。うちで作ったものを食べるのが好きな妻が、次は何の収獲があるのかと聞くので、ワラビ、コゴミ、メープルの花(ビッグリーフメープルの花は結構ボリュームもあるし、良い香りもする)、フキ、アスパラガスなんかは割とすぐだし、今年も春にヒラタケが出るかも知れないよと答える。

 

一年を通して収穫できるように栽培の方法を考え直そうと思い始めたのは、つい最近のことだ。スーパーやマーケットで買える種類の野菜を自分で作ることも、同じくつい最近、真面目に考えるようになった。

それまでは、家での食べ物の栽培については、森の木や果樹の下で、かつ鹿も来るところで、それでも育つ食べ物を育てることしか考えていなかったのだ。しかも、毎年植えるような手間をかけず、宿根草野菜だけを作ろうと思っていた。野菜作りに毎年の手間を割くつもりがなかったのだ。そんな考えの下、果樹はたくさん植えたし、その合間を縫って、フキ、ルバーブ、アスパラガス、ミョウガ、ワケギ、ラベージ、カマスなどの宿根草野菜を育ててきたわけだ(鹿に食べられてうまく育ってないのもあるが)。

 

しかし、限られた野菜のベッドを設け、鹿よけフェンスで囲い、カブ、ビーツ、スイスチャード、カイラン、小松菜などを作ったところ、妻がすごく喜んでくれたし、今後に期待されることも膨らんだ。私自身のモチベーションも上がり、今年から拡張する畑での栽培は楽しみにしている。とはいっても、私は野菜栽培に関しては初心者近いし、3月から室内で苗を育てることにも今年は手を付けられない。ゆっくり上達するしかない。

 

さて、子どもの春休みになり、長女の手を借りて、野菜畑の拡張に伴う鹿よけフェンスの拡張作業もやっと進められている。

 

フェンスのポストに、私はメタルのTポストと呼ばれる素材を使っている。木のポストを使う人の方が多いし、その方がややコストも低いのだが、Tポストの方が、私の持っているパウンダー(写真中央)で地面に打ち込みやすく、また長持ちもする。メタルのポストだとちょっと殺風景になるが、それは仕方ない。

ちょうど3メートルの長さのポストのうち、1メートル弱を地面に打ち込む。長女が、水準器でポストが真っ直ぐに立つよう調整し、私がはしごの上からパウンダーで打ち込む。

 

f:id:kinamika:20200311125444j:plain

 

今日一日で、何とか全てのポストを打ち込むところまでは終えることが出来た。

 

f:id:kinamika:20200312171444j:plain

 

ちなみに、私はブドウ棚にもメタルのTポストを使っている。ポストとポストの間に、牛の囲い込みフェンスの素材を、逆U字に曲げて挟み込むのだ。人の真似だが、大作業になることを覚悟していたブドウ棚の設置を、半日で済ませることが出来た。

 

f:id:kinamika:20200311131623j:plain