収穫物が重なる時期
ちょうど今頃、野生の食べ物と畑の作物とが、同時に収穫時期になってくる。青野菜を買う必要は無いし、保存食も作る。時間を沢山割くことが出来ればそれだけ収穫を増やすことが出来るのだろうが、家族皆忙しく、時間が制約要因だ。
まず、多分地元に住む人にとっても珍しいだろうところで、ビッグリーフメープルの花。数十メートルの樹高の木全体に花が咲きますが、手の届く1本か2本の枝から花を採ります。
地元に住むファーストネーションの人達には昔からの食べ物で、今はサラダに入れたりすると何人かに聞きました。私は、これの味が大好き。ブロッコリーかケールみたいなベースに、タラの芽の様なえぐみが加わり、そしてほのかに花の香りがあります。うちではスパゲティやお好み焼きの具材にしますが、今年はペストにもしてしまいます。
収獲の際、少し気を付けないと花に吸い付いているバンブルビーごと握ってしまいかねません。大人しいバンブルビーとはいえ、握ってしまったらさすがに刺すのではないでしょうか。
次に有名なスティンギングネトル。この春は皆忙しいので、とにかく葉は一度に全部ペストにしてしまいます。
実は茎も美味しくて、これはお浸しのままで醤油で食べたり、スープや炒め物に入れます。
畑で今の時期に収穫するのはワケギ、そして間もなくチャイブも収穫期になります。特にワケギはスーパーでは買えないので、年々株数を増やして来てます。
下の写真のような収穫量です。食べてしまうともっと採っておけば良かったと思うでしょうが、収穫と処理の時間を取れる範囲にとどめます。
次のまとまった収穫物は、4月から5月のフキになります。その前にワラビもあるのですが、これは保存食に出来ないので、忙しい今年は少数回家の周りで採って楽しむ程度になるでしょう。