熱波と木陰のベンチ、庭の生き物、それから次女の具合
今年初めての摂氏30度以上の日が訪れ、今日と明日は熱波の警報が出ている。寒い夏が7月中旬まで続いたので、森に囲まれてさらに寒い環境に住んでいる私達にとっては、やっと木陰に置いてあるベンチなんかで寝そべる機会がやってきた。
特に、家から離れて、メープルの大木に囲まれた場所に設置したベンチでは、寝心地を確認する必要があった。
ここのベンチは昨年の春に設置したのだが、昨年は一度も使えなかった。昨年の夏はクマがあまりにも頻繁に訪れて、家から離れた木陰でくつろぐのは難しかったのだ。今年は昨年とは違う。ちょうどクマにプラムの木をやられたところではあるが、クマの訪問は今年はぐっと少ない。そして、昨年うちにやってきたテテ(ゴールデンピレニーズのメス)がほぼ1歳になり、ガーディアンドッグとして素晴らしい特性を示している。5歳のキナ(ゴールデンマレンマ)は、ベンチで寝ていると、我々をおいて一匹で遠くへ遊びに行ってしまうが、テテは私たちがベンチで寝ていれば、近くでずっと待機している(時々遊んでくれと要求するが)。
数本のメープルの大きな林冠を見上げて寝そべるのは、このうえなく気持ち良かった。ベンチの無駄遣いかと思った時もあったが、やはりここに置いておくという結論に落ち着いた。残念ながら、この週末はここでゆっくりする余裕は無いので、実験だけだ。
庭では、今バンブルビーが最も集まっているのは、アガスターシェ、ラベンダー、ビーバームなどだろう。
緑のツリーフロッグは、春の大合唱の後、池の有る場所に移動していたのだろうが、今は家の周りの森に戻ってきている。
うちの池のオタマジャクシは、今は手足が生えた状態だ。これらは、ツリーフロッグではなくて、私たちが池に近づくと飛び込んで池に逃げ込むよくいる地場のカエルだと思う(種類名は知らない)。
お隣の敷地には小川が流れているが、つい最近ビーバーがダムを築いた。まだビーバーそのものは私は見られていない。
庭の夏の花で最近咲いたのには、ユッカやツリーマロウなんかがある。ノリウツギでは、「ピンキーウィンキー」は7月の早くから咲いているが、「ライムライト」はまだ蕾がおおきくなっている途上に見える。
次女の熱が長引き、急遽先週の終わりに様々なテスト、そして昨日土曜日にはテスト結果を踏まえた小児専門医との面談になった。
ちょうど2週間前に熱が始まったのだが、最初はコロナウィルスが検出されなかったことと、救急に連れて行ったときに担当したドクターから、熱が上がってもそれは風邪の治癒の過程だから大丈夫と太鼓判を押されたところから、一旦安心していた。その後、長く熱が続くなとは思ったのだが、先週平熱に下がった日なんかもあって、再度安心させられたりした。しかし、また熱が戻った。ファミリードクターに相談したところ、小児科専門医との協議のうえ血液培養や画像診断を含めた検査をすることになったのだ。
検査をした日の夕方から、少しづつファミリードクターと小児科医に結果が届き始めたようで、夕方電話があって、朝になったら小児科医のところへすぐに診察に行くように指示された。CRP値や血球数など、診察の必要性を示唆するものだったとのことだった(カウチンのファミリードクターと専門医との連携とコミュニケーションの良さにはいつも感心する)。
私も自分なりに調べ始めたが、次女の状況は、子どもの prolonged FUO と呼ばれる状態にあたるもので、その3大原因は、感染、血液のがん、自己免疫疾患だということが分かってきた。その夜には、白血病と診断される想像が浮かんだりして、涙が出てしまった。
翌朝、医師のもとにはさらにデータが集まっていて、問診、触診、視診も通して、がんと自己免疫疾患の可能性は大方排除された(まだ自己免疫疾患のテストで結果が出ていないのもあるが)。ほっとした。そうすると、圧倒的に可能性が高くなったのが、感染症だが、これまでテストしたバクテリアやウィルスは、すべて否定された。今後、血液培養の結果などが出てくるが、加えて明日も、まだテストしていない感染症をスクリーンするための検査だ。CRP値なんかが下降傾向にあるかも重要な確認点になる。
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