メープルマウンテン日記

メープルマウンテン日記

森のガーデニング、食べ物の栽培・採集やバンクーバー島での田舎生活など。

私の見慣れた型にはまらない次女

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うちの長女(14歳)は私と似たような性質のようで、予想がつくというかさほど驚かされることは多くない。母親に叱られているのを見ると、自分もうちの子どもだったら同じようなことで叱られるだろうなと身につまされてしまう。想像以上のことに感心するのは、私には無い我慢強さを見るときくらいだろうか。

 

そこへゆくと次女(8歳)の方は、私とは違って人にオープンで、周りにも注意を払っていてよく気が付く。ポジティブかつシンプルで、これまで驚かされっぱなしだ。

いつもひっきりなしに話しかけてくるのをハイハイと聞き流したり、ちょっと静かにしてと頼むのだが、たまになるほどと思うことも言う。何日か前には、大学志望の長女について、「お姉ちゃんは、何になりたいかも分からないのに、大学なんか行きたいの?私は、もう警察官になるって決めてるから(何が必要か判断できるわ)」と言って、長女のことを不思議がった。なるほど、シンプルに考える人は、子どもでも一見複雑そうな話題の本質をとらえられるのかと感心した。

 

この冬休みの課題は苦手の勉強と、砂糖中毒だった。

 

9月から3年生になったが、今年はとても良い先生で、学校でもきちんと指導してくれるうえに、次女の学校での様子について両親にも透明に知らせてくれる。次女は学校ではまだ2年生の読書課題に奮闘中だ。学期中は、持ち帰ってきた課題本を、できるだけ家でも音読させた。先学期は長女がよく音読の練習につきあった。スペリングの練習も繰り返し、少しは効果が上がってきていると思う。そろそろ3年生の読書課題にも取り組ませてもらえるのではないだろうか。

冬休みになり、私が算数を教える番になった。1年生が終った後の夏休みから、休みごとに私が仕事を脇に置いて算数を教えている。この冬休みは、時間の経過の概念を理解することと、時計を使って1時間以内の経過を数えられるようになるのが一番の山だった。単純な掛け算、割り算も思い出して練習できた。ゆっくりだが、前に進んでいる。

小学校の算数は日常生活でも使うし、それに次女は嘘みたいに断固としてずっと警察官になりたがっているので、私はここは他のことをあきらめて算数の勉強につきあってやろうと思っている。今から心配をすることはないと分かっているのだが、学力が付かず警察官をあきらめることになったら可哀そうだなと思ってしまう(子どもの希望などどうせ変わるだろうから、バカみたいな心配だなとは思うのだが)。カナダの警察官採用試験の例を見ると、読解力試験とか数的ロジック試験なんかが内容になっている。次女がこれをできるように本当になるかなあ、とも思うけれども、子どもの成長なんて私の想像を超えることもあるだろう。

 

子どもたちには適当に甘いものも食べさせているが、次女は際限なく食べたくなるようだ。夏は家の周りのいろんな種類のベリーやら果物を取って食べることで解消しているみたいで、うれしそうに食べているのはかわいくもある。でも、隠してあるお菓子を盗み始めるのはきつく叱っている。将来いろんな中毒性のある誘惑が待っている。自分をコントロールできるのは自分しかないことを教えたい。

 

さて、明日から学校が再開する。勉強が苦手でも、彼女にとって学校が楽しくて大好きな場所であり続けて欲しい。