メープルマウンテン日記

メープルマウンテン日記

森のガーデニング、食べ物の栽培・採集やバンクーバー島での田舎生活など。

ロックガーデンの歩道に砂利を入れる

2012年にここに引っ越してきた頃は、家の周りは雨期に泥だらけになるところもあったし、一部は滑りやすい急斜面だった。ぐるっと一周歩くのは雨期には危なかったし、愉快でもなかった。それで、2015年のことだったと思うが、夏の多くの時間を割いて、歩きにくいところに石畳を敷いて、コンクリートスラブの階段も作った。歩きやすくなって、家族にとても喜んでもらえた。

その後、家の一段上に制作中のロックガーデンの歩道も、同じように石畳にして欲しいという要望が強かった。しかしそれはお金も手間もたくさんかかることだったので、私は別の方法を採った。当時はまだ山火事の危険を真剣に考え始める前だったので、枝は燃やさずにウッドチップにしていたが、それを歩道に敷き詰めたのだ。これは資源の有効利用だし、何度でも追加したり入れ替えたりできると考えた。

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作業前の、ウッドチップを敷いた歩道

ウッドチップを敷いた後、いくつかの問題点にはすぐ気づいた。庭のホースを日々動かすごとに、ウッドチップが大きく移動してしまうことが一つだ。また、犬が転がるたびに体中にくっついて家の中をウッドチップだらけにしてしまうことがもう一つだった。

そして、私が重い腰を上げて別の材料に移行することにした直接のきっかけは、山火事対策を本気でやり始めたことだ。ブリティシュコロンビアの防火対策マニュアルでは、家の周囲でのウッドチップの使用はやめるように勧めている。

とはいえ、石畳を敷くだけの時間は当面考えられないので、砂利を敷くことにした。今日までに、とりあえず一通りの作業をした。砂利を入れる前に取り除いた表土は、朽ちたウッドチップ、そこに育ったキノコや落ち葉が混ざり、有機物たっぷりの良いものだったので、野菜畑の拡張予定地に喜んで運び込んだ。

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ある程度丁寧な仕事はしたのだが、いくつか手抜きをした。まず、砂利の下に、クロスを敷かなかった。そして、砂利とベッドが接するところにも、なんのエッジング処理もしなかった。いずれ、下から、そして横から砂利に生物活動が広がってくることになる。この手抜きは、私の現在の手間を相当減らしたのは間違いない。砂利の腐葉土化と草の進出が進んだら、その時に直せばいいと思っている。

 

今回砂利を納入した業者は、クラッシュロックを、粗い粒だけのものと、細かい砂だけのものに分けていて、通常のロードベースのようにそれらを混ぜたものを扱っていなかった。私は両方を買った。今日までに入れたのは粗い粒のクラッシュロックだけだ。これだけだと、ホースを動かすと砂利も移動する。細かい粒の方を上からかぶせてやることで、砂利が動かないように固まらせる必要がある。

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今日までに入れた粗いクラッシュサンド(左)と、これから入れる予定の細かいクラッシュサンド(右)

 

そして、一旦砂利敷きにしてしまうと、今後それに応じたメンテナンスが必要になる。落ち葉は歩道から吹き飛ばしてやるようにしなければ、有機物が蓄積してしまう。針葉樹の落ち葉が多い場所なので、いろんな季節に葉が落ちる。また、草取りもこれまでより重要になる。砂利敷きも良いことばかりではない。