メープルマウンテン日記

メープルマウンテン日記

森のガーデニング、食べ物の栽培・採集やバンクーバー島での田舎生活など。

斜面のレイズドベッド

 

ワケギだとかチャイブなど、鹿に食べられない作物を育てている斜面のレイズドベッドがあるのだが、昔の住人が作った木枠があちこち崩れてきていた。それを自分の好きなように補修する作業がやっと終了。いろいろ思案を巡らせるのと、たっぷりの時間と労力をかけることが必要な作業だった。

 

スタート時点のベッドは下の写真のとおり。同じような板を買ってきて大工仕事で作り直すのも可能だったし、それがこの地の人には普通の行動だっただろう。でもそれはやりたくなかった。なぜなら、乾燥の激しい夏にこの場所のレイズドベッドはすぐ乾いて、水の消費も多くなるからだ。西海岸のカナダ人は庭の見栄えを重視するから、水や作物のことは二の次で、きれいに見えるレイズドベッドにするのだと思う(草取りをしやすくすると言う理由もあるだろう)。

 

乾きにくくする為に、最初に考えたのは、ベッドの周辺を土で埋めてしまうこと。実際にやってみたときの写真が以下。これは家族に不評だったし、実際に使いにくかった。各ベッドの周辺に平らな足場が無いと、うまく作業が出来ないのだ。

 

さて、今回時間をかけてやったのは、木枠を大きめの石で囲み、かつ、砂利などで平らな足場もしっかりと敷いてやるというもの。木枠が今後時間をかけて朽ちてゆくと、石で囲ったベッドに変わってゆくことになる、

ベッドの周りも歩きやすいし、草取りもしやすい。水の使用量もぐっと減ってるに違いない。写真では分かりづらいですが、大きな石を探して運んできたり、それらを組み上げたり、砂利や土を運び込んだり、時間のかかる作業でした。歩き道に平らに加工した丸太なんかも使ったので、それを切り出す作業もありました(下の写真)。

 

地元の人には、変わったことをしていると思われそうですが、自分は納得です。