出来るだけ芝生を刈らないでタンポポ等々の雑草を繁茂させ、ミツバチ/バンブルビーやその他の昆虫・小動物を救おうという運動が勢いを得ていると聞く。Mowという言葉は芝生を刈るという意味だが、No Mow Mayという名のキャンペーンがその運動を広める梃子になっているようだ。
北米の住民は広大で短く刈り込んだ芝生の庭が大好きで、芝生に雑草が混ざるのも嫌う。芝生が「きれい」で無いと家も売れないし、近隣から苦情もくる。でもきれいな芝生の家々から成る住宅地では、バンブルビーは食べ物も見つけにくくまた巣も作れないし、ヘビの食べる小動物も増えない。
北米の芝生信仰・タンポポ敵視は、そんなに古いものではないらしい(どこかで見た記事の請売り)。1930年代の大恐慌の際には、多くの人が栄養がありタダのタンポポを食べたらしい。しかし、タンポポが貧乏な時代のネガティブな思い出になり、また50、60年代にメーカーによる除草剤の宣伝活動もあって、タンポポは庭にあるまじきものの代表にされてしまったと。
今はNo Mow Mayを推進する人たちと、住宅地の「景観を保つ」ために芝刈りの圧力をかける人たちとで、きっと綱引きなのかな。まだまだNo Mow Mayの人達の方が圧倒的マイノリティではないかなと想像する。
うちでは、近隣からのプレッシャーは無いので、自分達の好きなようにすればいい。うちはバンブルビーを養う花やヘビの住まいになるブッシュに溢れているから、特に芝生に雑草を混ざらせる必要も無いのかもしれない。
でも、芝刈りをする時間がなくて、芝は伸び放題になりがちだし、タンポポもスミレもバターカップもアジュガもしっかりまざった芝生になっている。
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