ピクニックテーブル
家族から、またもう一か所、ピクニックテーブルを設置する場所を造るように要望を受けました。メープルの木陰の気持ち良い場所で、坂の途中ではありますが、ある程度平らな場所を最初から確保出来てます。
少しづつ作業を進めて、数日間で出来上がりました。
その過程は次のような感じ。
まず表土を取り除き、平らな地面を作り、ガーデンクロスを敷きました。そしてこれから運び入れる砂利が斜面の下に落ちて行かないように、低い方に30センチくらいの高さの石を並べます。
そして砂利を運び入れて、平らにならし、叩いて固めます。
これだけです!
縦3.3メートル、横2.4メートルの、ピクニックテーブル一つをやっと置くだけのスペースなので、材料も時間も限定することが出来ました。これより大きくすると、斜面を平らにする為に、もっと深く掘ったり石積みしたりすることになってしまうのですよね。
この春と夏には、この場所のお陰で楽しい時間が増えそうです。
収穫物が重なる時期
ちょうど今頃、野生の食べ物と畑の作物とが、同時に収穫時期になってくる。青野菜を買う必要は無いし、保存食も作る。時間を沢山割くことが出来ればそれだけ収穫を増やすことが出来るのだろうが、家族皆忙しく、時間が制約要因だ。
まず、多分地元に住む人にとっても珍しいだろうところで、ビッグリーフメープルの花。数十メートルの樹高の木全体に花が咲きますが、手の届く1本か2本の枝から花を採ります。
地元に住むファーストネーションの人達には昔からの食べ物で、今はサラダに入れたりすると何人かに聞きました。私は、これの味が大好き。ブロッコリーかケールみたいなベースに、タラの芽の様なえぐみが加わり、そしてほのかに花の香りがあります。うちではスパゲティやお好み焼きの具材にしますが、今年はペストにもしてしまいます。
収獲の際、少し気を付けないと花に吸い付いているバンブルビーごと握ってしまいかねません。大人しいバンブルビーとはいえ、握ってしまったらさすがに刺すのではないでしょうか。
次に有名なスティンギングネトル。この春は皆忙しいので、とにかく葉は一度に全部ペストにしてしまいます。
実は茎も美味しくて、これはお浸しのままで醤油で食べたり、スープや炒め物に入れます。
畑で今の時期に収穫するのはワケギ、そして間もなくチャイブも収穫期になります。特にワケギはスーパーでは買えないので、年々株数を増やして来てます。
下の写真のような収穫量です。食べてしまうともっと採っておけば良かったと思うでしょうが、収穫と処理の時間を取れる範囲にとどめます。
次のまとまった収穫物は、4月から5月のフキになります。その前にワラビもあるのですが、これは保存食に出来ないので、忙しい今年は少数回家の周りで採って楽しむ程度になるでしょう。
色彩の広がり
ピンクがちだった庭では、スイセンの黄色やら、プリムローズの白やらが加わってきて、色彩が広がってきた。まだこれから、ムスカリの青だとかモミジの新葉のオレンジとか加わってもっと複雑化する。
カナダ西海岸の有名なガーデンは、夏を通して華やかだが、うちのように最小限の水をやるだけの庭では、実は春が圧倒的に一番きれいだ。
今年の山火事対策
ブリティシュコロンビアの名物となってきた山火事、それに対する備えは、毎年少しづつ前へ進めている。冬から春に作業する習慣になったのは、以前は落とした下枝や枯れた木などを、春の焚火シーズン(町役場が指定する)に焼却していたから。今は焼却処分は止めた。なぜなら、森を片づけたことで、3方向の湿地にアクセスがしやすくなり、昔なら焼却処分していた枝などを暗く湿った場所に持ってゆきやすくなったから。湿った場所に積んだ枝の山は、2、3年も経つと、乗っかるとベキベキと割れるようにもろくなり、燃えにくくなる。さらに時間が経つと苔に覆われ、ゆっくり土に還ってゆく。そんな様子を観察してきたので、湿地に積み上げることも山火事対策として自信を持って採用できるようになってきたのだ。燃やすのは呼吸器に悪いし、炭素排出を早めますからね。
まず、目的の確認。この春の作業は、森の枝が茂るレイヤーと地面との間にスペースを確保し、地面を這う野火が木の上に燃え上がり、激しい炎を上げる現象を防ぐこと。地面と地上が一体となって燃えて広がる火事は、地面だけを伝う火よりも激しくかつ広がりが早くて消火が難しいのです。
下の写真は、昨年積み上げた枝の山。いくらか朽ちてきている。多分もう一年経てば、可燃物の山という感じは無くなってくる。
次のは、今週積んだばかりの山。これは、今年の夏は可燃物だろうけど、時とともに朽ちてゆく。
今年は、外来植物のイングリシュホリーも沢山根元から切り倒して処分。この植物は成長が早く、大きくなって中間層の可燃物となるのだ。針葉樹ほどは燃えやすくないかも知れないけれども。
さて、今年の山火事対策は今日をもって終了。他にやることが沢山あるからね。ちなみに、薪にする丸太の切り出し(倒木を使う)は今年はもう終わっている。もうすぐ森の中にハチ(wasp)の巣なんかが出来てくると、作業はやりにくくなりますからね。
早咲きの桜など
バンクーバー島の春も一気に華やいできてる。
今の時期うちはたまたまピンク・紫系が多い。他所の家ではそうでも無くて、黄色い水仙や白いプラムが目だってたりする。
人も招けるようになってきた。引きこもりからやっと出て来られたという意味でも本当に春と感じる。
Ukrainian Village
ウクライナ人との交流が今よりあったのはシカゴのポーランド人街に住んでた頃。当時そこはまだ本当にポーランド人街で、大家さんも隣のアパートも通りの友人もポーランド人、その後西海岸に遊びに来てくれたりもした。ウクライナ人街は2ブロック程先で、犬の散歩途中にアトリエを見せてもらったり。
壁の糸掛け
雨の日曜に、頼まれてた軽い木工。自分でやった方が早いけど、モチベーションの高い娘に教えて作ってもらうの楽しい。
ヘレボア(レンテンローズ)、モンブラン
林床のあちこちでヘレボア(レンテンローズ)の目立たない花が咲いてます。
英系の文化が色濃い田舎に住んでると、お菓子については自作しないと日本で馴染んだ大陸風の洋菓子は味わえません。好きだったモンブランは、トッピングや土台は時間の関係で割愛して、すぐに作れる栗クリームと生クリームで自分を満足させます。栗の木はまだ小さいので秋に買って冷凍しておきます。
バンブルビーとスノードロップ
暖かい日にはバンブルビーの羽音が聞こえました。食べ物がしっかり有るように、スノードロップの株分けで、辺り一面埋め尽くしますか。花が終ってからの作業にします。
枯木を倒す
夏の乾きや虫害で、バルサムモミは枯れてゆくものが多い。昨年枯れた2本(写真)は、放っておくと電線の上に倒れて、近所一体の停電の原因になりかねない。その為、自然に倒れる前に人の手で倒してやることが必要だ。失敗すると電線にぶつけかねないから、プロにお願いした。
倒れる方向をコントロールする為、木の上の方にロープをかけて、トラックで引っ張りながら、根元をチェーンソーで切るのだ。そして高いところにロープを引っ掛けるには、パチンコの様な道具を使う。
ロープの先に重しを付けて、パチンコで飛ばすのだ。
無事に、枯れたバルサムモミの上の方にロープが掛かりました。
毎年、いろいろと木の世話が欠かせません。