メープルマウンテン日記

メープルマウンテン日記

森のガーデニング、食べ物の栽培・採集やバンクーバー島での田舎生活など。

山菜や畑のあれこれ

今は私の好きな季節の一つで、本格的に庭や畑に出ているし、犬の散歩で山野も沢山歩いている。以下、ここ何日かの作業、収穫、観察などからとりとめなく写真などを投稿します。

 

うちのゴボウは、ヨーロッパから持ち込まれたのが北米で野生化したもの。強くて水をやらなくても育つし、味も良い。ここ何年かは畑でも栽培してきた。昨年はゴボウを栽培し過ぎて処理しきれなかったので、地面に植わったまま放置したのも多かった。冬の間は地上部分が無くなってどこにあるか分からなくなるが、春に新葉が出てきたところでまとめて収穫した。

地元のスーパーではゴボウは売られてないので、小分けして冷凍しておくと重宝する。

 

上にも書いたように、畑の一部ではゴボウを栽培してきたが、一つ分かってきたのは、栽培しなくても、冷凍保存をまじえれば林縁で自然に生えているのでうちで使う分には十分だということ。

 

それで、畑のゴボウを採ってしまった後には、ラズベリーを植えた。昨年までの経験で、病気(root rot)に強いことと、味が最も良いことは両立しないことが分かってきた。それで、比較的乾いていて病気の心配が少ないゴボウの跡地に、味が良いTulameenを植えたのだ。ちなみに以前植えてあったTulameenには病害が続いていて、それで昨年は病気に強いとされている他2種への切替を進めたのだ。強いとされる2種は実際に強さを発揮している様子で、2年目の今年新しい芽をやたら沢山出している。新芽をいくつか掘り出して、鉢植えにした。まだTulameenからの切り替えが必要な湿った場所に、来春植えることになるだろう。

うちではTulameenは生食用で、その他の品種は冷凍保存のうえスムージーやベーキングに使う。

 

ワラビやスティンギングネトルなどの山菜は、沢山出てくる場所がゆっくり移ろってゆくようだ。別のより大きな植物が地面を覆ったりするのが影響を与えるように見える。ワラビはカナダ人はほとんど食べない植物。カナダ西海岸のワラビは、瑞々しくて美味しいのですけどね。草刈りや散歩の途中に少量採ってはこの春も何度かあく抜きして食べている。

 

畑の中に、当初プラムを2本植えたのは数年前だ。うちは木陰がちなので、この地でもっとも一般的なイタリアンプラムは避け(黒色の菌による病気が予想された)、Japanese plumと呼ばれる(実は中国から来たものらしい)カテゴリーからナーサリーの勧めで植えた2本だ(多分beautyとshiro)。だが、花の時期が合わなかった。黄色いプラムは恐らく周辺で咲いている野生のプラムと交配しているのだろう。毎年沢山実る。しかし、花が野生のプラムより遅い赤いプラムの方は、これまでほとんど実っていない。しかし、それも去年までで、今年からは赤いプラムにも期待している。交配の為だけに植えた3本目が、うまく先住の2本の中間に咲き、黄とも赤とも花が重なっているのが今しっかり確認出来ている。

 

これは早咲きの黄プラム。花が終わりつつある:

こちらは遅咲きの赤プラム。まだつぼみの状態:

そして、これが交配用のSanta Rosaプラム。花とつぼみ混じり:

 

ふきは、まだ細いが、5月に入ったら収穫期かな。

 

記事の内容と関係無いが、ヘレボアの写真を撮っておいたので、ここに貼り付けておく。