メープルマウンテン日記

メープルマウンテン日記

森のガーデニング、自家用有機農業やバンクーバー島での田舎生活など。

山火事とブログ、秋の雑多な収穫

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秋咲クロッカスの一部が早めに咲いた


国境の南、米国の、西海岸三州(カリフォルニア、オレゴン、ワシントン)の山火事で被害に直面している方々に、心からのお見舞いを申し上げる。また、周辺で不安な気持ちを抱えるさらに多数の方々のことも思い、とても心を痛めている。

 

この西海岸の歴史的な大災害が、パンデミックに埋もれて、北米の中でもやや関心が薄い状態にあることには悲しみを感じる。私など、もし米国人であれば、気候変動に関する政策だけで投票判断をするだろうが、そんな人はとても少なそうだ。

 

北米西海岸をサンフランシスコから北へどんどん上がってゆくと、広大な温帯雨林に入ってゆくことになる。オレゴン州のウィラメットバレーからワシントン州沿岸部、そして私が住むカナダブリティシュコロンビア州沿岸部まで、同じ温帯雨林気候圏の中にあり、気候や植生にあまり違いは無い。

 

それでも、今年今のところ大火災がオレゴンのウィラメットバレーどまりで、ワシントンやブリティシュコロンビアの沿岸部にあまり飛び火していないのは、夏の前半の雨量や、その後の熱波の勢いが違ったことで、森の水分量に差があったからだろうと思われる。でも、ここでも今年まだ渇きは続くし、来年以降もっと渇きの厳しい夏を覚悟しなければいけないだろう。

 

我々が、バンク―バー島で森の家を買ったのは、2011年のことだ。当時は、山火事のことは私の頭になかったし、温帯雨林の火事など、運が悪く無ければ出くわすものでは無いというのが一般の認識だった。山火事を現実の心配事と私や社会が認識し始めたのは、2015年から異常に渇いた夏が続き、一気に火災が増えてからだ。

 

妻とはオープンに、森の暮らしをあきらめて、家を処分し、町か農場か水辺に引っ越そうかという会話をする。でも、森と茂みしか無かった土地で、森を完全に保持しつつも、水の流れを止め、花壇や畑を作り、果樹や花木を植えて頑張ってきた。まだ野菜や果物の収穫もこれからだし、子ども達を自然の中で育てたいという気持ちも変わっていない。

 

いつも落ち着く結論というのは、まだまだここに住めるだけ住もうというものだ。実際に山火事が起こった時には、頑張って消火しようとせずに、すぐに逃げることで、危険を避ける。もう少し家の周りのファイヤーブレイクを充実させたり、水の備蓄や散水栓の設置などをして、火事対策はもういくらか充実させる。カリフォルニアで見られるように、保険会社が火災保険を引き受けなくなるようなことが起こったら、家の金銭的な価値(これが西海岸沿岸部では嘘のように大きいのだ)についてはあきらめる覚悟をする。

 

それだけ、ここに住むのが好きなのだ。何年か前までのように、ここは天国だろうかと思うような無邪気さは保てなくなったが、リスクと共存するのは常に人生の真実だと思う。何をあきらめて、何を得るか、いろいろな角度から考えようと努力しているつもりだ。

 

そんなことで、このブログは、山火事でここに住むのを放棄せざるを得なくなった時のため、一年間の風景を記録しておこうと書き始めたものだ。これも、山火事への心の準備の一つだ。第一目的が家族の記録のブログなので、読者のお役に立つかはさておいて、自分の記録したい写真や家族から要望があった写真をどんどん貼る。

 

こんなモノも。 

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お世話になってきた森の作業道具たち

 

こんな今週の思い出の場面たちも(ちなみに、米国の山火事からの煙で、風景の全てが少し黄色がかっている)。

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お隣へお邪魔しに出かける家族を見送る

 

 

この夏は、クマが、プラムを食べるために鹿用のネットを何か所も壊した後、ちょうど次女の病気や入院が重なり、防御が不完全になったメインの畑が、鹿の被害に繰り返し遭ってしまった。それで、8月以降野菜らしい野菜の収穫は少ないのだが、鹿が食べなかった野菜の細々した収穫は続けている。

 

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ラベージの最後の収穫。干してスープやお茶に使う。

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トマトはロックガーデンでコンテナ栽培したものが生産し続けてくれている。

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僅かにクマが残したプラム(まだ青くて堅かったため残したものと思われる)は、梅干しにしてみた。

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ゴボウの種を採取。例年秋のうちに撒く。春遅めになってから出てくる。

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自家製のジンジャーエールには、庭のフェンネルも使う。


 

自分と家族用の記録ブログですが、興味が共通する方がいるかもと思いました。下をクリックいただけると、新しい人に読んでいただける機会が増えるそうです。出会いがあるかもと楽しみにしています。コメントやご連絡もどうぞ。

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