ウズラの家族が何年かぶりに住み着いてくれたのは嬉しいニュースだった。
普段人の近くに留まるうちの犬のテテ(もうすぐ9か月)が、最近どうも畑の向こうの湿地の方に行きたがるなあと思っていた。何か興味をそそるものがあったのだ。私が池の側のラズベリー畑に枯枝処理に行ったら、シダやハックルベリーの藪にイネ科の草も混じる、うちの中央の誰も立ち入らない一帯から、ウズラの家族が出てきた。
私たちがちょうど8年前に住み着いた頃は、湿地の東西を背の高いイネ科の植物が覆っていて、そこにウズラの群れがいた。それが、イネが茂る空き地を池や畑に転換した頃から、ウズラを見なくなったのだ。
私と妻とでは、似たところも似ていないところもあるが、自然に与える影響を最小化しながら簡素に暮らしたい、という志向は共通している。だから畑づくりも森を切り開かずに森の空き地を利用したし、同じく空き地に掘った池もむしろ生物多様性を増す為に作ったものだ(その効果も目に見える)。しかし、イネ科の植物が茂る環境をぐっと減らしたので、それがウズラのようなその環境が好きだった動物を追い出したことに気づき、残念に思っていたのだ。
ウズラは、人に慣れることが無いようだが、図らずも近くでばったり出会ったときには列をなして走り去る姿が可愛らしい。あれで外敵のいる中よく生きてゆけるなと思う。外来種らしいのだが、ここの自然に適応して迷惑な存在にならないのは、外敵から身を守って繁殖する力がさほど強くないからかなと勝手に想像する。
ますます、うちの二頭の犬(特に実績のあるキナ)が鳥を捕まえようとしないように訓練したいと感じる。家畜の鶏くらいしか捕まえられないと思うが。
自分と家族用の記録ブログですが、興味が共通する方がいるかもと思いました。下をクリックいただけると、新しい人に読んでいただける機会が増えるそうです。出会いがあるかもと楽しみにしています。コメントやご連絡もどうぞ。