つくし
私が子どもの頃を過ごしたのは、まだ開発が進む前の里山風景が残る場所だった。近所の子ども達と一緒につくしを取って分け合い、家に持ち帰ると、祖母がはかまを取って夕食の一部にしてくれた。翌日も取って帰ると、忙しい祖母や母が、あまり歓迎しなかったのが記憶に残っている。面倒の割には調理するとボリュームが減るため、ゼンマイやワラビに比べて重宝されていなかったのだろう。それでも、子どもとしては卵とじが美味しかったことが印象に残っている。
カナダ西海岸のつくしは大きくて、何だか怖くてずっと食べる気になれなかった。でも、その太さゆえに、１、2分あれば十分な量を収穫できるし、はかま取りの手間も少ない。
昨年一度だけ食べてみて、ポテンシャルを感じたので、今年の春は３回程食べた。調理では、縦に２つか４つに割くように切ってみた。そうしたら、歯ごたえが丁度よく、違和感無く食べられた。味としても、子どもの頃に食べたのと比べそん色ない。卵とじの他、細かく切ってレタスと一緒にお好み焼きの具材にしたのも美味しかった。
自分と家族用の記録ブログですが、興味が共通する方がいるかもと思いました。下をクリックいただけると、新しい人に読んでいただける機会が増えるそうです。出会いがあるかもと楽しみにしています。コメントやご連絡もどうぞ。
