少しまだ肌寒いが、穏やかな日だ。だんだん昆虫が増えてきたようだし、それを追っているのだろう小鳥の声の種類が多い。バンブルビーを見かけることも少しずつ増え、今日も桜の花に少数来ている。
先日球根の植え替えをしたときにやり残したので、秋咲きクロッカスとトリカブトが混じりあって増えているところを掘り起こし、株分けして植え替えた。思い立った時に、それ以外の秋咲きの宿根草も少し動かした。
うちでは鹿に強く、また木漏れ日環境に適した植物が生き残る。木陰ではあってもここの夏の乾期は厳しいので、渇きに強いことも大事だ。最初は庭に晩夏以降の庭の色合いが無かったのだが、ここ何年かで宿根草が少しづつ見つかり、今はそれらがモミジの紅葉前まで庭を彩って、かつバンブルビーの食料も提供してくれる。
晩夏については、キャットミントとビーバーム(モナルダ)が見つかったことが大きかった。そしてアガスターシェはその後も咲き続けてくれる。それから、シーズン最後の秋咲きのクロッカスとトリカブトがうちによく合っているようだ。
今年は、晩夏から秋にかけて咲くゴールデンロッド(セイタカアワダチソウ)も入れてみたので、うちでうまくゆくか観察したい。ちなみに、この植物は喘息の原因になったりしないし、バンブルビーの大好物でもあるらしい。
トリカブトに最初出会ったときには、毒性のイメージが強くて何だか怖かった。でも、考えてみれば、毒の強い植物は庭に他にもたくさんある。スイセン、ジギタリス、スズラン、ヘレボアなどが思いつく。きっと他にもあるだろう。トリカブトは、少なくともここカナダ西海岸では普通にガーデンプラントとして扱われていると思う(ただし、手袋をして植え替え作業をするようにはしている)。