ここ西海岸で最も早く咲くネイティブの低木が、インディアンプラムだ。まだ葉が開かずに上を向いているときに花が下に垂れる様子がユニークだ。
同じような大きさのネイティブの低木のうち、うちに多いのは花の咲く季節順にサーモンベリー、ハックルベリーとオーシャンスプレイであり、インディアンプラムは少ない。カウチンリバーの近くなどでは、インディアンプラムが林縁を埋め尽くしている様子を見かけたりするが、うちの周囲とは何らかの環境の違いがあるのだろう。過去に、ジュディーからもらった何本かのインディアンプラムの苗をうちのドライブウェイ沿いに植えたが、すべて消失してしまった。意外と難しい植物だという印象を持っている。
冬の終わりに咲いて、特に春に鮮やかな黄緑色を提供してくれる植物として、インディアンプラムを増やしたいと考えている。昨年親木の根から生えた若芽を掘り取っていくつか鉢植えしておいたら、いずれも今小さな葉が出てきている。しばらく鉢植えで育てた後、次は鹿よけで囲ったうえで再度ドライブウェイ沿いに植えて、水をやるなどの手をかけて試してみたい。