メープルマウンテン日記

メープルマウンテン日記

森のガーデニング、食べ物の栽培・採集やバンクーバー島での田舎生活など。

ヘレボアの病気

f:id:kinamika:20200214134554j:plain

f:id:kinamika:20200216042423j:plain


先日も少し書いたが、ヘレボアに異変が起こった。黒く溶けたようになったり、そこまでゆかなくても一部焦げたように黒くなったりしたものがたくさん発生した。

 

地元のナーサリーに相談したところ、写真を複数の専門家に転送して調べてくれた。感染による病気だそうだ。二人の専門家は、ブラック・デスと呼ばれるウィルスによるものだと判断し、一人は糸状菌によるものだと判断した。

 

いずれにせよ、私のやるべきことは同じようだ。

まず、感染した株を掘り起こして、遠くに捨てることが必要だそうだ。特にブラック・デスによる感染だと、感染した株が息を吹き返すことは無いらしく、またアブラムシがゆっくりと周囲の株に病気を伝染させるので、病気の株を取り除くのは重要だ。

それから、強いヘレボアが育つようにしっかり世話をすることが、病気を防ぐうえで重要だそうだ。ヘレボアは、もともと肥料を施すことが重要な植物なのだそうだ。恥ずかしながら知らなかった。メープルの落ち葉がたくさん落ちる場所なので、土の栄養はたっぷりだと思っていたが、一方でメープルの木の根が栄養をどんどん吸い取ってゆくので、木の周囲のヘレボアの施肥はとても大事なことのようだ。

それから、写真を見た専門家から、私が植物と植物の間を詰めてたくさん育て過ぎていると指摘された。強いヘレボアを育てるには、間引きをして、今より間隔を取るべきだそうだ。

 

早速、昨日と今日作業を進めた。 

f:id:kinamika:20200222143835j:plain

掘り出したヘレボアの一部


うちでは、ヘレボアをメインとする花壇は今6つになっている。今回、オリジナルの二株が生える最も古い花壇からは、3分の2ほどを取り除くことになってしまった。それから、そこからすぐ近くの花壇からも、数株を取り除いた。その他の4つの新しいヘレボア花壇では、感染した株は見当たらなかった。

f:id:kinamika:20200222140829j:plain

多くを取り除いた最も古いヘレボア花壇には、大きな空きスペースが出来た。ヘレボアの苗は無尽蔵にあるのだが、さすがにここにヘレボアを植える気にはなれない(ウィルスなり糸状菌なりが残っているかも知れないと心配になってしまう)。妻が、ここの花壇の植え込みのアイデアがあるようなので、この週末に、植え込みを実施することになりそうだ。

 

これまで、ヘレボアは、完全放置で良い一番簡単な植物の一つかと思っていた。しかし、そう簡単にはゆかないことが分かってきた。とはいえ、花壇の植物に多様性を取り入れるきっかけになるし、ヘレボアの世話をするくらいの時間上の余裕は昔より出来てきているので、楽しんでやるようにしたい。