メープルマウンテン日記

メープルマウンテン日記

森のガーデニング、食べ物の栽培・採集やバンクーバー島での田舎生活など。

子どもの市民権申請

私と妻は、今のところカナダの市民権を取得する予定は無い。日本の市民権を放棄しなければならなくなるからだ。

その為、子ども達の市民権申請は、私がすることは出来ないと思っていた。子ども達のを親と同時に家族パッケージで申請する手続きになっているからだ。子どもたちには、それぞれ18歳になったら自分でやってもらうしかないなと思っていた(うちの子ども達は、カナダの方が言葉のハンディが無くて生活しやすいから、遅かれ早かれカナダ市民になることを選択するだろう)。

 

ところが、偶然昨年の暮れに、子ども達だけの市民権申請が出来るフォームがあることを知った。

少しだけ考えたが、子ども達の市民権申請を今私がやっておくのが合理的だなと判断した。まず、子どものうちの審査料金は、一人100ドルで済む。18歳になってから申請すると、料金は現在500ドル以上のようだ。また、テストも受けずに済む。それから、現実的な可能性はともかく、何か間違いが起こった時(例えば何かで有罪となった時)に、国外追放されずに済む。大人になってからの権利(投票権や海軍の仕事に就く権利)やその他実益(公務員の採用では市民が優先されると聞いたことがある)もあるようだが、子どものうちは関係なかろう。

 

週末に申請手続きの作業をしたが、申請書類も定期的にやってくる永住者カードの更新時と似たようなもので、また特別な必要書類も無かった。

顔写真をロンドンドラッグに撮りに行って、さあ、週明けに提出するぞと言うと、子ども達は嬉しそうにしている。なぜうれしいのか聞くと、長女は、「カナダのことが好きだから市民になるのはエキサイティング」だそうだし、市民権があると機会が広がるというイメージを何となく持っているそうだ。

カナダの学校では、上手に愛国心が育つよう教育しているなと感心する。

 

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