メープルマウンテン日記

メープルマウンテン日記

森のガーデニング、食べ物の栽培・採集やバンクーバー島での田舎生活など。

救急センターで思ったこと

実は昨夜深夜過ぎの2時頃に病院の救急に行って、腹痛を診てもらった。BC州のナースホットラインに電話したところ、4日間で4回目の腹痛だったので、腹痛の程度が増すようなら救急にすぐ行くように勧められたのだ。

上腹部の痛みだったので、病歴を聞いて超音波診断で胆のう疾患を除外し、鎮痛剤を飲んですぐに痛みが治まった段階で、胃酸によるものだろうと判断された。その後で血液検査の結果などからもその他の異常が無いことが確認された。プロトンポンプ阻害剤の4日分の処方で終わった。その後いまのところ腹痛は再発していない。

 

二つほどのことを感じた。

 

まず、かかりつけの医者のところに行くのをいつも先送りする自分の態度を反省した。昼の時間にかかりつけ医の予約を一旦取ってあったのだが、昼までに痛みが退いたので、直前にキャンセルし、行かなかったのだ。かかりつけ医に行っておけば、血液検査は無理だったとしても、超音波検査とプロトンポンプ阻害剤の処方はしてもらえていたのではないだろうか。自分の体に関することを勝手に判断したり、病気を軽く見て先送りする癖は、もう直さないといけない。

 

もう一つは、クリスマス明けの週末深夜の救急センターの静けさが私には新鮮だった。今回、胃痛で救急に行って結局処方薬をもらうだけという迷惑な患者になってしまったのだが、ほとんど他の患者もおらず、待ち時間もゼロで、医師もナースもさほど忙しそうではなくてにこやかだったことが救いだった。

クリスマスというとにぎやかにパーティーや飲酒の場が催されるようなイメージがまだ自分の頭の中に残っていたが、考えてみるとここではクリスマスには皆家族やごく親しい友人と過ごすし、交通量も極端に少ない。救急センターにとっても静かな時期なのかも知れない。

あと、もしかしたらダウンタウンでクリスマスイブの夜にあった殺人事件が影響しているのかなともふと思った。ホームレスの方が一人刺殺され、もう一人が怪我を負った。その次の日のクリスマスの夜に、妻と長女はダウンタウンでクリスマスディナーを振舞う炊き出しにボランティアとして出かけたのだが、食べに来た人は例年の半分だったそうだ。夜の出歩きをホームレスの人たちや食べ物に困ってる人たちが自制したからだそうだ。

いつもよりもさらに静かなクリスマスだったのかも知れない。

f:id:kinamika:20191223164544j:plain