メープルマウンテン日記

メープルマウンテン日記

森のガーデニング、食べ物の栽培・採集やバンクーバー島での田舎生活など。

地元の海産物

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地元のブラックロックフィッシュとミズダコ

バンクーバー島の周辺には、豊かな海があり、カウチンバレーには漁港もあるのだが、ここへ来てからしばらくは、新鮮な海産物の入手方法がよくわからなかった。地元の鮭は、数種類のものが冷凍で丸ごとスーパーで買えるのだが、その他の魚も食べたかった。

それで、近くの岩場から20センチ強のカサゴ類(ロックフィッシュ)やアイナメを釣って食べるようになったのだが、それも、自然保護の観点から規制が厳しくなり、ロックフィッシュは一日一匹という制限になってしまった。岩場まで結構歩く距離があるものだから、忙しい中、よほど大きいものが釣れないと、時間を割くのはつらい。沖には40センチ近い根魚やヒラメがいるはずなので、大きなジグヘッドで遠くに投げる釣りを試みたのだが、成功に至っておらず、ここのところは忙しくて行けてもいない。

ただ、地元の新鮮な魚の買い方は前よりは分かってきた。一つには、スリフティーズというスーパーで、ヒラメ類やロックフィッシュの皮をはいだ切り身を買って料理することを覚えた。以前は皮をはいだ切り身が美味しそうに見えなくて買えなかったのだが、店の人に地元の魚と確認したものを買うようになった。

そしてそれよりずっとありがたいこととして、地元の漁師さんから直接買うことを覚えた。ガイ・ジョンソンさんからは、数種類のロックフィッシュ、アコウダイの類、タコ、鮭を、漁から帰ってきたときに買っている。船の冷凍庫から出していただく魚は、いつもとても状態がいい。エビもとても美味しそうだ。タコは、エビの網にかかってっくるものだそうだ。まとめ買いするために、うちに冷凍庫を買って設置した。

まだ売ってくださる人を見つけていないのが、ヒラメ、サバ、ウニだ。これらは、近くの海にとてもたくさんいるらしい。ヒラメは、今はロックフィッシュより豊富な資源らしいので、環境への影響を考えると、ヒラメの方が買いたいのだが、市場性が無い様で、ヒラメを捕まえる地元の漁師さんは今のところ見つからない。サバもウニも、豊富にいるらしいのだが、売れないのだろう。これらも、取り扱っている地元の漁師さんの話を今のところ聞かない。

これらの、今は買えていない海産物も、そのうち捕まえている漁師さんかファーストネーションの方に出会うのではないかと思う。岩場からの遠投での釣りも、またいずれ再挑戦したい。