メープルマウンテン日記

メープルマウンテン日記

森のガーデニング、食べ物の栽培・採集やバンクーバー島での田舎生活など。

片づけの時間

f:id:kinamika:20191019111205j:plain

一昨日アーボリストさんが落としてくれた枯木の一つ

うちの敷地の大半は上空を木に覆われているが、木の下には隣の森林保護区と同じ下草(ブッシュ)が茂っているケースが多い。妻は、サラールなどのここの美しい下草が大好きだ。それで、今年は、下草の上にアーボリストが落とした木をすぐにどけることにした。しばらく放置しておくと、下草のダメージが大きくなるからだ。

すぐ片づけるという発想が生まれたのは、今年が初めてだ。昨年までは、森の中は暗くゆく手を遮る枝やその他の障害物で、立ち入るのが難しかった。山火事の後、ちょうど昨年の今頃から半年間かけて、町役場の担当者や隣人と協議しながら、自分の敷地、隣接する森林保護区、そして隣の山林オーナーの土地を片づけた。少なくとも私たちの家から100メートルの半径については、森の下草と木々とが一体となって燃え広がる現象を防ぐため、下枝や地面の上の特に燃えやすいものを取り除いた。ブリティシュコロンビア州の防火ガイドラインに則って作業をしたわけだ。それ以前は、木が倒れてもそのまま地面の上に放置という選択肢しか現実的になかった。

昨年の可燃物除去作業は重要なものだったが、いくらか過剰反応も入っていたと今は思っている。今年は、倒した木については、すべて森から取り除くつもりはない。まずは、美しく、人目にも付きやすい場所の下草の上からはすぐ移動する。その後については、春までに時間を見つけながら、枝については多くを森の中で朽ちて土になるように積み重ねる。湿ったくぼ地に積み重ねるのが最も早い堆肥化につながる。木の幹については、状態が良くて運びだしやすいところは一部薪にするが、それ以外は、火がつきにくいものでもあり、森の中で、堆肥化とガーデンデザインの二つを考えながらあちこちに転がしておく。今年倒した木は朽ちやすいバルサムとヘムロックが中心だから、焼却処理するのは限られたダグラスファーの枝くらいに限定できると思う。

取り急ぎ、倒木を下草からどける作業は昨日と今日で半分くらい進めた。雨の合間を縫ってなので、予想しにくいが、あと二日もあれば終わるだろう。

 

この時期の片づけというと、もう一つが落ち葉だ。

f:id:kinamika:20191019134215j:plain

落ち葉は、車で踏みつける砂利道では雨の中で急速に腐葉土化するので、ほっておくと道を草地にしてしまう。今日の段階でビッグリーフメープルの三分の一程度の葉が落ちただろうか。例年、2度の落ち葉片づけをする。もう何日か待ったところで一度目をやるのがいつものやり方だが、日曜日にたくさん来客もあるので、明日土曜日にやってしまおう。

 

うちの犬2頭は、私が外にいても相手にしていないと、雨が降れば家に入りたがるようだ。どちらもピレネーやアルプスの雪山で羊を守る血が半分入っているはずだ。しかし、ゴールデンレトリバーの半分がそうさせるのか、雨が降ると家へ入って乾いたストーブの前で寝そべるのが好きなようだ。

 f:id:kinamika:20191019135408j:plain