メープルマウンテン日記

メープルマウンテン日記

森のガーデニング、食べ物の栽培・採集やバンクーバー島での田舎生活など。

アーボリスト来訪

今年も予定どおり、アーボリストのイェンさんが仕事をして下さった。今年は弟子で木に登る担当の方と弟子の弟子にあたる新しい方と3名でやってきた。腕も良く、アドバイスも的確で、かつ値段も透明なので、とてもありがたい。

自分でも木を切り倒すことはままあるが、家や電線に倒れる可能性のある木を倒したり、登って枝だけを落とす仕事は、私にはとても無理だ。

 

以前に書いたが、家の裏のアービュータスの木を大きく育てるために、覆いかぶさったダグラスファーの木を今回地上に落とした。

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下から枝落としが進行中。

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木の上半分を落とした。

このダグラスファーを倒したところで、サプライズがあった。木の中心が、腐っていたのだ。家の方に傾いている木だったので、結果論としてここで倒しておいて安全のためにも良かったということになる。

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これが、根の方まで広がっている腐朽であれば、大風の時に倒れやすい。根を腐らせるタイプの菌による腐朽なのかが大きな問題だ。もしそうであれば、その菌は隣の森林保護区のダグラスファーにも広がっている可能性があるから、それらの木のことも心配しなければならない。イェンさんが、木のうろから取り出したサンプルを、バンクーバーアイランド大学の森林病理学の先生に見せに行ってくれることになった。懸念の無いタイプの腐朽か、懸念すべき菌による腐朽か、病理学の先生の見解を待ちたい。

山火事だとか木の健康など、安全に関する大事なことは、やはりプロのアドバイスがありがたい。そういえば井戸水の水質検査は長いことしていない。ここの水の品質に問題があったらそれは驚きだ(汚染の可能性が考えにくいので)が、それでも今度やらなくては。

さて、今日はその他、庭木の上に覆いかぶさる、あちこちの針葉樹の枝落としだとか、枯れ木4本の切り倒しだとか、電線にかかりつつある急成長中のアルダーの除去をしていただいた。何か地上のものや庭木を壊しかねない場所での慎重な取り扱いと、そうでないところでのスピード重視の大胆な作業とをバランスよく使い分けて、午後の途中から強い雨が降り出す直前に終えて帰ってゆかれた。

 

 

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木を倒したり、枝を落とす作業が進む中、テテとキナは家に閉じ込めておく必要があった。その後は、雨の中を散歩にでかけるほど私の体調が戻っていないので、テテは今日は明らかに不満だ。