メープルマウンテン日記

メープルマウンテン日記

森のガーデニング、食べ物の栽培・採集やバンクーバー島での田舎生活など。

ワイルドシクラメン・球根

数日前、車の運転中に、門の両脇から敷地の前面にワイルドシクラメンのカーペットを広げている家を見た。ワイルドシクラメンも、きっと増やすのが簡単な植物なのだろうなと思い、自分のところのも少し試してみることにした。

うちのワイルドシクラメンは、僅かな数で、いつもその存在を忘れられてきた。早春に姿を消してしまっているので、別の植物をシクラメンの上に植えてしまい、秋に出てきたときに思い出して、そのとき空いているところに移すのを繰り返してきた。

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僅かばかりのワイルドシクラメン。今年も、ヘレボアをシクラメンの上に植えてしまっていた。夏の間に、オーブリエッタがシクラメンの上をカバーしてきている。

 

ビーツのような球根を一つ掘り出してやると、小さな苗がたくさん一緒にシャベルの中に入ってきた。

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大きくなった球根が四つくらいと、小さな苗が何十かあるようだったので、これくらいあればスノードロップを増やし始めた時と同じようなものだ。何年かあればたくさんになるのではないか。周辺のヘレボアとオーブリエッタをどけて、とりあえずこの場所にいくらかのスペースを作ってやった。また、まだ植えていないスノードロップの予定地が二つあるので、そのうちの一つをワイルドシクラメン中心にしてみようと思う。

 

球根に決まった場所をしっかり与えて使い始めたのは、まだ最近だ。それまでは腰が据わっていなくて、ワイルドシクラメン同様「こんなところに植えてあったんだっけ」というのを繰り返していた。ようやく、スノードロップとクロッカスを混植した専用エリアは、春に見て楽しめるものになってきた。オータムクロッカスにも、この夏に、初めて決まった場所を与えた。カマスについては、食べたい一心で、今年専用ベッドをいくつも作った。ワイルドシクラメンとムスカリは、遅れているので、今日はちょうど良い機会だった。

なお、球根の中でスイセンだけは別扱いだ。経緯上、ランダムにあちこち生えている。これも鹿に食べられず、うちの環境にも合っているのだが、食べ物と混同することがまだ心配だ。春のニラと葉が似ているし、地上部が無い時は、カマスの球根とそこそこ似ている。ニラとカマスの食用栽培場所が固まって、そこにスイセンが無いことを確認できたら、前向きなことも考えられるだろう。今は、要注意植物だ。