庭の中で、来年の春前に大きく変える予定のエリアがいくつかあるが、ヘレボアガーデンがその一つだ。周囲の木に遠慮する必要なく中堅どころの大きさになったビッグリーフメープルの下をぐるりと一つのガーデンにしたので、大きな花壇だ。最初二株のヘレボア(赤紫と黄白それぞれ一本づつ)から始めたガーデンを、今回はとうとうすべてヘレボアの苗で植えつくす予定だ。
ヘレボアと呼ばれることがここでは一般的だが、レンテンローズとも呼ばれる。近い親戚のクリスマスローズの名で呼ぶ人も多い。このヘレボアガーデンは、環境にぴったりの植物を選べたと思える、私のお気に入りだ。地面に落ちた種から生えた小さな苗を花壇内の別の場所に移植すると、高い割合で成功する。夏を何度か超えた株は、水遣りの必要もないようだ。移植して3年も経つと、まだ小さめながら最初のオリジナルの二株のいろいろな中間色できれいに咲き始める。
このガーデンと、道向かいの花壇は、ヘレボアで埋め尽くすのがしばらく前からの構想だったのだが、2~3年前は自信もなくて、将来植え込み予定の空きスペースを他の植物で埋めた。ローズカンピョンとクロコスミアは木陰では倒れやすく、今思えば植えてない方が良いくらいだった。ドロニクムは環境には合っていたのだが、背が高いため、メープルの足下から広げていたヘレボアを完全に隠してしまい、ヘレボアには誰も気づかない状態だったと思う。
メープルが葉を落とす前に作業できれば、落ち葉はそのまま残して肥やしにできるが、そうでなければ、メープルの葉をどけて作業を再開することになる。ドロニクムの引っ越し先をまだ決められていないので、いつ作業できるだろうか。
庭の大きな変更作業は、地面に湿り気があってやわらかい秋と早春が適したものが多い。おっくうだが、やり始めると楽しい。