メープルマウンテン日記

メープルマウンテン日記

森のガーデニング、食べ物の栽培・採集やバンクーバー島での田舎生活など。

気候変動と枯木

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枯れ木、倒木の一部(この冬用の薪)

気候変動の影響を感じさせる一つが、庭の枯れ木の数だ。ニュースでは、ウエスタンレッドシダー(米杉)が、カナダ南部の沿岸部からすごい勢いで減っていると報じる。でも、レッドシダーは、木材としての価値や雇用への影響が大きいために取り上げられるのであって、実際に庭からもっとすごいスピードで消えつつあるように見えるのが、バルサムモミとウエスタンヘムロック(米ツガ)だ。枯れたバルサムモミの樹皮の下には、カミキリムシの食べ跡がいっぱいだ。弱ったバルサムモミの紫外線を検知して卵を産み付けると聞いた。

最も数が多いダグラスファーやレッドアルダーは気候変動に適応しているようだが、その次に多いビッグリーフメープルは茶色がちな葉色で不安を抱かせる。

うちでは、畑や果樹すら陽当たりが悪い状態に木々が茂っているが、気候変動で枯れてゆく樹木を見ていると、生きている木を日照だけのために切り倒す気にはなれない。

去年の冬には、枯れ木を倒したのに加え、特別に強い暴風もあったので、大きなダグラスファーの倒木もあった。夏の間に、子供たち二人とこれらの一部をひと冬分の薪にした。あとふた冬分の薪に相当するだろう木がまだ地面に転がっている。早く落ち着いてガス暖炉の使用に切り替える予定だったのが、また先延ばしだ。