メープルマウンテン日記

メープルマウンテン日記

森のガーデニング、食べ物の栽培・採集やバンクーバー島での田舎生活など。

池の補修

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早めの雨期の始まり

カナダ西海岸では、夏が乾期で、冬が雨期だ。水漏れと土手の土砂崩れで、今年の夏前には池の底が透けて見えていたので、夏の陽ざしで水が枯れたら補修作業をしようと考えていた。けれども、夏を通して池の水が枯れず、9月に至ってしまった。もう早い雨期の到来寸前と聞き、9月の初旬に、慌てて水を抜いて補修作業を実施。写真では映っていない手前の土手が補修対象。

池の底から粘土を掘って、土手の穴を埋め、それから土手を50センチ程厚くした。激しい雨で粘土が流れないよう布でカバーするのも合わせて、手作業で4日近く費やした。補修後、9月の中旬の大雨で、あっという間に水が半分溜まった。間に合ってよかったと一息。かえるやトンボはすぐに戻ったし、オオアオサギがやってきていた。

今回池の底全体で岩盤にあたったので、来年以降は修理の材料になる粘土の入手が難しそう。土手が決壊、水漏れしないように、注意深く水の逃げ道を管理、改善しないと。今回で、この池は3度目の冬越しになる。この冬を無事越せればもう大丈夫だと思う。

庭の中に、湿地があるのはとてもありがたい。フキ、ラズベリーやコゴミは湿地の中の島のようなところで育っている。ルバーブもこちらに持ってくるつもりだ。湿地の周辺でも、野菜や果樹の水やりの必要性が低めだ。2年前に、保水用に池を掘ってもらった。水は、この一番上の池に湧いてきて、あふれ出すと斜面下のもう二つの池やその周辺の湿地に向かう。山の雨が一旦地下に入って、この池に湧きだしてくるのかと思っていたが、今回9月の大雨でも水が湧いたので、かなり地表に近い流れが湧いてくるようだ。

季節性の高い池では、農業用水には無理があるが、生き物の多様性や気持ちの安らぎには役に立っていると感じる。