メープルマウンテン日記

メープルマウンテン日記

森のガーデニング、食べ物の栽培・採集やバンクーバー島での田舎生活など。

モミジ、カリン、花壇の植え替え、町の様子

うちのモミジはまだどれも小さいが、順にきれいな色になってきた。まだ紅葉が始まっていないのもあるし、しばらく楽しめる。

 

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三種のモミジ: ベニオオタケ(中)、コトノイト(右)、オオサカズキ(左)

 


先日収穫した西洋カリン(クインス)を何種類かの保存食にした。私は庭の植え替えの時期だし、子ども達は学校なので、妻がほとんど一人でやってくれた。

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産毛を洗い取って、料理を始めるまえの西洋カリン

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干しカリン。うちの真面目なテイストのハーブティーが、干しカリンを加えてやることで味も色も楽しいものになる。ちなみに、うちのバーブティーの中身はレモンバーム、セルフヒール、ミント、セージ、オレガノ、アガスタ―チェ、スギナ、ビーバーム、ラベンダー、レモンバーベナ、ローズヒップ、ラベージといったところだ。

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カリンジュース。皮を剥いて芯を取り、ひたひたの水に煮だしただけのものだ。皮も布につつんで一緒に煮る。うちではお湯で割って、蜂蜜を入れてお茶にする。

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カリンジュース(奥)と布にくるんで煮た皮を取り出した後のカリンの実(手前)は、砂糖を加えてジャムにした。

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これはカリン酒。ここではウォッカで作る。

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増え続ける瓶詰め収納用に、昨日新しい棚を一つ作った。

 

食べ物といえば、畑の残りの収穫を終えた。また、ここのところ、森林破壊につながるというパームオイルの入ったお菓子を我慢するため、スナック用の干し野菜をたくさん作って消費している。

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青物などを畑から収穫し終え、あと今年食べられるのはネギ類だけ。

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うちのディハイドレーターは良く稼働している。それに加えてウッドストーブの側での自然乾燥も利用する。私の一番好きなのはオクラとズッキーニかな(ごま油と塩をまぶして乾燥させる)。

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クコの実は、乾燥させるために木を植えたが、今年は生食にしている。美味しいとは言えない気がする。

 

 

土に湿り気が戻り、植物の活動も止まり、かつまだそれほど寒くない今がガーデンの植え替え時期だ。今年の植え替えは、思ったより大掛かりなものになってる。そうなったのは、場所によりそれぞれの事情からだ。

 

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この場所では、小さなテーブルと椅子を二つ置きたいという家族の希望から、ガーデンベッドを一つ空にし、石積みと砂利で平らなスペースを作った。

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鹿に食べられることが判明して避難させている植物達に場所を与えるため、このエリアを柵で囲うことにした。それで、これまでの草花を全部取り去り、避難させてあった植物達を植え込んでいるところだ。

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隣の花壇も玉突きで総入れ替えに近い作業だ。



ところで今日、住んでいる町の役場が夏に行った住民のサーベイ(1200名程度が回答)の結果が、レポートとして開示されたことを知った。ここの住民は、経済や職よりも環境・水保全や農業・レクリエーションを重視するとの結果だった。リベラル気質のバンクーバー島で、その中でも特に環境コンシャスな土地柄だという日ごろ感じる特徴を、そのまま表している。この町ではダウンタウンにホームレスの姿が多かったり、隣町より成長が緩慢だけれど、そういったことは住民の希望の反映なのだなと改めて思った。私はここが気に入って住んでいる。

 

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布を大切に使う、紅葉の季節の始まり、など

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オフィス勤めを止めてからの9年間、洋服を買ったことがほとんどない。2、3回、下着や靴下をまとめ買いしたことがあったのと、レインギアを買った他は、時折ジーンズを買い替えるくらいだろうか。

 

私だけではなくて、うちの家族は皆あまり洋服を買わない。布はリサイクルされず埋め立てゴミになってしまうので、ゴミを出さないよう、出来る限り洋服を買わないで暮らすのが妻の方針だからだ。

 

でも、ボロを着ているわけではない。妻がいつも、心地よい、質の良い衣類を家族の為に作ってくれる。

 

材料には、価値観を共有している友達から、質の高い不要布が集まってくる。家具張替業を営む友人からは、端布をたびたび引き取って来るし、閉店する洋裁店から新品の布を大量に頂いてきたこともある。

 

そんな材料をつなぎ合わせて、私や家族が着る洋服をいつも妻が作ってくれる。洋裁をするのは妻にとってはリラクセーションの時間だそうだ。

 

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モミジの紅葉の季節に入ってきた。これから一つづつ華やかになってくれると思う。

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「コトノイト」モミジ

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柿の木(早生富有)も綺麗になってきている。まだほんの小さな木だ。この地で実がなるものか、楽しみだ。

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初めてやった食べ物作りで、これからも続けることになりそうなものがいくつか出てきた。

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近くに住む日本人の友人に教えていただいて初めて取り組めた味噌づくり。すごく美味しいものが出来た。

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パンは、ここのところ毎日作っている。スーパーからポリ袋を持ち帰らない為と、日本風のふわふわの食パンが食べたかったことから始まった。初めてブレッドメーカー(ホームベーカーリー)を買って、「乃が美のレシピ」というのを試してみたら、懐かしい日本の食パンの食感になった。

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ローズヒップを昨日たくさん採ってきた。今のところお茶にする予定だ。

 

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たっぷり遊んだわんこ達があまり汚れない森の池。泥だらけになる池もある。

 

 

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続く収穫

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クインス(西洋カリン)とトマト

 

まだまだ庭や畑からの食べ物の収穫は続く。葉物野菜もとってしまわないと、もうすぐメープルの落葉を畑に被せてしまう時期だ。ジャガイモもまだ半分以上埋まっているし、リークやワケギも食べごろに見える。

 

食べきれなくて収穫をあきらめる人も多いけれど、果物を収穫せずに木に残す家にはクマがやってくるようになるし、ヘーゼルナッツを放置するとリスが毎年やってくるようになってしまう(収穫しようとしてもリスに先に食べられるようになる)。

 

うちは果樹がまだ小さくて、出来たものは4人家族ですぐ全部食べてしまうから、消費しきれないお宅で喜んで果物を収穫させていただく。一部をジャムにしてお返ししたりするのも楽しい。

 

ボニーさんのところでは、食べきれないクインス(西洋カリン)、トマトやヘーゼルナッツを収穫させていただいた。

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ヘーゼルナッツ

 


もちろんガーデンの植え替え作業も忙しい合間を縫って細々と続けている。デッキの下のエリアはあとは肥料を施すだけかな。まだまだたくさんのガーデンエリアが手付かずだ。冬の土木作業も大工作業も予定は盛り沢山だ。

 

でもあまり真面目にならずに、日々を楽しむように心がけたい。

 

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キノコの季節

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名前の分からないキノコ

 

秋になって雨が降り始め、レインフォーレスト(温帯雨林)らしい風景が戻ってきた。

 

それと同時に、森にはいろいろなキノコが生えてくる。うちのあたりでは、多くの人が自信を持って採って食べられるのは、下の3種類のキノコだ。

 

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森のアルダーの枯れ木に生えるオイスターマッシュルーム(ヒラタケ)。バターでソテーにすることが多い。

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庭に生えるシャギーメイン(インクキャップの仲間)。

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シャギーメインは溶き卵のコンソメスープにとても良く合う。傘の部分はプルプルして楽しい食感だ。

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これはシャントレル(アンズタケ)。バレーで多分一番メジャーなキノコだが、私の住む山にはあまり生えない。今回は頂き物。

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ソテーをクリスプに焼いた食パンに載せるととても美味しい。

 

森の暮らしでは、畑は猫の額のようなものを何か所か耕すだけだが、こういった野生の食べ物も採れるし、果樹もあちこちで実り始めているので、一年を通して収穫は結構多い。

 

私の母が大のキノコ好きで、秋に日本からこちらに遊びに来たときには一緒にキノコ狩りをしたが、今年はもちろん誰もやって来ない。

 

 

 

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メープルガーデンの植え替え、魚のまとめ買い

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土に湿り気が戻り、気温も下がって植物の活動も不活発になってきたこの10月が、ここカナダ西海岸では植え替えの時期だ。11月以降も植え替えは出来るが、段々植物が見つけにくくなるし、また寒くなると細かい植え替えはつらくなるので、例年体が温まる庭の土木作業に移行するようにしている。

 

植え替え作業は、表のメープルの木陰の花壇から始めた。ここを最初にしたのは、もうすぐメープルの落葉に埋もれて作業がやりにくくなる場所だからだ。

 

この花壇は斜面に3段の構造となっているが、一番上の丸い段は広くて変化が少な過ぎると妻から言われていた。そこで、いくつか高さの変化を出すものを取り入れた。下に写真は無いが、2本の馬酔木も植えこんだ。

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「コトノイト」モミジは、大人の身長よりもいくらか高くなるらしい。根本にはブリーディングハートを植えてみた。

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「ピンキーウィンキー」ノリウツギは、時々鹿に食べられる植物らしいので、一本の茎が伸びて樹木状になっているのを夏に購入した。まだ背が鹿を避けるには不十分なので、ポットに入れたまま設置した。

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コンテナ―を置く台も設置した。妻はこれを喜んでくれている。コンテナ―を一つ買うことになるのかな。

 

このガーデンのもう一つの課題が、ヘレボアばかりに覆われた花壇に、バラエティを持たせることだった。ヘレボアが好きだし、春先にバンブルビーを養う植物の一つなのだが、ヘレボアばかりだと病気が広がることが分かった。春にもその為の作業を進めたのだが、この秋にもさらに進めた。もう少し進めたいと思っている。

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ヘレボアの群れを後退させて、イングリシュプリムローズを一列植えた。ドライブウェイから見ると、最初に溝の壁を苔とブルネラが保護し、それから前面のプリムローズ、その向こうのヘレボアになる。ヘレボアはもっと間引きして、メシダを間に入れる予定だ。

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段差の上と下に、オーブリエッタを植えてみた。オーブリエッタの帯は写真上の方の奥まで続いている。上と下のヘレボアを分断するのが一つの目的で、あとごちゃ混ぜの素材で固めた段の境をオーブリエッタでふんわりと覆うのがもう一つの目的だ。

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運び込んだ土に混じっていたアジュガが歩道に広がっている。この場所が好きなようだ。そこで、ヘレボアを抜いて作った二つのスペースを与えて移植してやった。

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この辺りの段差の上は、ネイティブゼラニウムと、二年草のオーネスティ(ゴウダソウ)にしてみた。

 

 

作業している中、周りで満開になっているのはトリカブトと秋咲クロッカスだ。

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話は変わるが、今年も例年通り、一年分の魚を地元の漁船であるミシェル・ローズ号にお願いしてあったが、それを受け取った。出来るだけ地元産の食品を買いたいと思っているが、魚介類についてはそれがほぼ達成できている。住んでいるブリティシュコロンビアの州政府が、乱獲にならないように漁獲量規制をしてくれていると信用したい。

 

そういえば、Skipper Otto という企業(非営利団体?組合?)が、州内の小規模漁船から上がった水揚げを消費者が自分の町で受け取れるネットワークを作っているみたいだ。でも私はミシェル・ローズ号から買うのが好きだな。この船で獲った魚介だけで、あちこち移動していない魚だし、今年の漁がどんなだったか直接聞けるし、タコやイクラやエビの頭なんかも私達が好きなのを知っていて出して来てくれる。カウチン・ベイを基地としている他の漁船からも少し買い始めた。漁船によって追っている魚が違うので、バラエティが広がる。

 

受け取ってすぐ、一旦解凍して魚の処理をし、冷凍庫に収納しやすくした。

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鮭は、頭と内臓を船上で取り除いてあるので、輪切りにするだけだ。

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カサゴやアコウダイの類は、2枚におろす。


今年は冷凍庫を増やしておいたので、収納には余裕があると思っていたが、それが結構難しかった。冷凍スペースがあればあったで、これまで以上に庭の山野菜を保存してしまっている。スティンギンネトルのペスト、ゴボウの千切り、フキの佃煮、庭のチャイブを使った餃子、などなどだ。

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餃子は一度に200個以上つくったりするので、効率は良いが、冷凍スペースは結構取る。

 

瓶詰め保存が上手になってきているので、保存を出来るだけそちらにシフトする努力をさらに進めなくては。瓶詰め収納用の棚の追加作成、何度も妻から催促されているので、早くやろう。

 

 

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雨の中で晴れ晴れとした気分

夏の途中から、ずっと机とパソコンに向かうことになり、頭が疲れてフラフラとベッドにつく日も多かったが、やっと一通りデスクワークの区切りがついた。この週末は解放感一杯だ。

 

もう外はすっかり季節が変わり、早めの雨期入りとなったようだ。風景に水が戻ってきていて、温帯雨林の風情に随分復帰してきた。

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庭の池には水が流れ込んだ

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森の小川にもいくらか水が流れ始めた。

 

庭仕事、森仕事、大工仕事にも復帰だ。やることはたっぷり溜まっている。

 

この週末には、リハビリを兼ねて、畑の整理を始めた。畑は実質上夏の間放置状態になってしまっていた。クマがプラムを食べるために鹿用の防護柵を何か所も壊した頃、次女の病気騒ぎがあって、私がフェンスを再建するまで毎晩(朝?)のように鹿が入り、作物の多くは消失してしまった。

 

気を取り直して、来年メインの野菜畑をどうするかを考える。来年、スペースを増やすのは二つの宿根草野菜、ミョウガとニラだ。来年の為の苗作りには今年成功したと思う。

 

逆に、柵の中からスペースを減らすつもりのものもいくつかある。犬のテテが全部食べてしまうイチゴ、陽当たり不十分で育たないトマト、キュウリ、インゲンあたりだ。

 

来月からは、来年の為の土づくりを始める。まずは、メープルの落ち葉をシュレダーで砕いて、畑に持ち込むつもりだ。それで、畑から残った植物を除き始めた。未収穫の野菜は食べられる分づつの収穫だ。

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かぼちゃ

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ジャガイモ

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ごぼう

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チャイブ

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セージ

 

森の入口を見ると、これまで収穫しなかった場所でオレゴングレープがまだ結構残っていたので、それも収穫。もう地面に落ちてしまった実が多く、効率は悪いのだが、ジャム(ジェリー)もジュースも大人気なので、もう少し瓶詰め作り追加だ。

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動物たちがかわいい。この週末はクマが家の裏に現れて、キナとテテが追い払った。クマが家に近づかないようにするのは大事なことだ。ゆっくり走って遠ざかるクマもちゃんと距離が離れていれば可愛らしい。追い払った後のテテ(1歳)の表情が誇らしげなこと。

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ついでにボニーさんのところの秋の羊の風景写真も。手からりんごを食べてくれるこの子も可愛らしい。羊の家もメルヘンチックだ。

 

明日も引き続き、体を庭仕事向きに戻してゆかなくては。

 

 

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コテージガーデン

私のガーデニングの師匠の一人、ジュディーの家に行ってきた。カウチンリバーの川岸にあり、森に囲まれた庭では宿根草と多くのネイティブ植物が共存している。コテージガーデンスタイルで、植物がとても密に植えられていて、細い通路を植物に触れながら歩いて楽しむ。いろいろな置物、意外な小物なんかも、庭中にちりばめられている。私が写真を撮ろうとすると、「写真撮るなら、どうしてガーデンシーズンが終ってから来るの」と言われた。

 

私の感想など必要無いと思うので、写真を楽しんで欲しい。このスタイルが好きな人がきっと沢山いると思う。

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今回もガーデンのことでいろいろ参考になったが、食べ物のこともいくつも教わった。

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私はこれまでフューズド(あるいはインフューズド)オリーブオイルを知らなかったし、いろいろなフレーバーのバルサミコ酢を試したことは無かったのだが、これらはとても楽しい。ダンカンの町に、ザ・オリーブステーションという何だかしゃれた店が出来たなあと思っていたのだが、今度行ってみなくては。

 

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ところで、先週は二日ほど雨がしっかり降ったので、昨日森へいってヒラタケが生えてきていないか見てきた。まだのようだ。今週も雨模様が多いようなので、もう1、2週間したら再度注意してみようかな。

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まだ森の中の小川には水の流れは戻っていない。

 

庭のバンブルビーの数もめっきり減ってきた。今残っているのは冬越し前の、来年のクイーンなのかな?例年もう少し先まで、トリカブトやクロッカスが咲く頃まで見かける。

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うちのポリ袋事情、雨の開始とモミジの楽しみ

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週初から雨が始まってくれた。これから2週間の天気予報もかなり雨まじりだ。カナダ西岸では今年の山火事のシーズンは終わりだと思う。オレゴンでも早ければ明日から雨が降る予報のようで、心待ちにしている。カリフォルニアにも良い知らせが早く訪れて欲しい。

 

うちでは、何年か前からレジ袋は受け取らないようにしている。パンデミックに伴い、多くの店で「持参の袋お断り」になったものの、そういう場合はカートに積んだ荷物を、車まで運んでから持参の袋に詰めたりしている。カナダでは、ポリ袋はリサイクルに出しても、実際にリサイクルされる割合は高くないようなので、受け取らないことが一番だと思っている。

 

それで、レジ袋を家に持ち帰るのはほぼ無くなったのだが、それでもその他のポリ袋はたまる。それらを仕分けして見ると、案外種類が少なくて、たった5つのグループに集約されることが分かった。

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左の2つのグループは、これから段々減らしてゆけるかなと思っている種類の袋だ。

  • 一番左は、スーパーやその他食料品店で、ニンジン、ポテト、玉ねぎ、ビーツなどがまとめ買い用に詰まっている袋だ。これらは大抵穴が空いていて、うちでは再利用の方法は見つかっていない。でも、野菜の自家生産や農家からの直接購入の割合を高めようとしているところなので、段々袋を持ち帰ることは減らしてゆく方向だ。
  • その次のは、スーパーのパンの袋だ。これは薄くて弱い袋なので、うちでは再利用方法はあまり見出していない。パンは、出来るだけうちで作る様にしてゆくのが今後の目標だ。

 

真ん中のは、いつもサワードーのパンを買うとついてくる袋だ。これは、丈夫でほとんど透明な袋なので、冷凍庫に保存する食料を入れるのに使用している。洗って、何度も使う。

 

そしてお米の袋だが、これは、今のところ減らせる目途が無い。そして、再利用の用途も今のところ見つけられていない。丈夫なのだが、大きさが中途半端で、キッチンの用途には大き過ぎがちだし、ガーデンの用途には小さすぎる。(良い利用方があれば教えて下さい!)

 

最後の一番右は、電化製品を買ったときなどに、箱の中で製品を包装している袋だ。これは、丈夫で大きく、ほぼ透明で、押し入れの収納などに使いやすい。

 

こんな様子で、今後の課題は野菜袋・スーパーのパン袋を減らすことと、米袋の再利用方法を見つけることだ。報告まで。

 

                                                                                                                                               

さて、雨が降り始めると、モミジの紅葉が楽しみになってくる。思えば、ここへきてからしばらくは、果樹と花木を中心に植えていた。モミジを植え始めたのは、3、4年ほど前からだ。それでも、数えてみると、これまでに26本のモミジを植えたことになるようだ。まだいずれの木も小さいが、それでも紅葉を待つのは楽しい。モミジに加え、紅葉を楽しむためにハナミズキ、ナツツバキや柿の木も植えてきている。それから、大量の野生のビッグリーフメープルも黄色く色づく。

 

ここではモミジと呼んでいるが、日本のモミジ(Acer palmatum, Acer dissectum, Acer shirasawanum)だけではなくて、アメリカハナノキ、ノルウェーカエデとぺーバーバークメープルも含めている。それぞれ好む環境が違うので、組み合わせると使いやすいのだ。

 

さて、いくつかのモミジにつき、紅葉前の現在の様子を写真に収めておきたい。

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「セイリュウ」モミジ

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オオイタヤメイゲツ「ゴールデンフルムーン」

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イロハモミジ「ブラッドグッド」(右)と「オオサカズキ」(左下)

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「ベニオオタケ」モミジ

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これから植えることになる「コトノイト」モミジ

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唯一私たちが引っ越してくる前から植わっていたイロハモミジ(品種不明)

 
今年はどんな風に紅葉するか、これからが楽しい時期だ。

 

 

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薪積み、USオープン、学校の様子など

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週明けの雨の予報とツリーフロッグの合唱から、薪積み実行を決めた。

 

この週末は子ども達と一緒に外で働き続けたが、土曜の午後だけは、USオープンテニスの決勝戦にかじりついた。大坂なおみ選手の優勝はとても嬉しい。私は2018年のUSオープンの時からの大ファンだ。大きくて力強い動きがとても気持ち良い。2018年の頃は、小さな声で恥ずかしげながらも、意味のあることをしっかりと伝えるなあと感心していたが、今は自信と風格も伴って、骨のある人柄に拍手を送りたくなる。試合後のメディアのインタビューでは、意地悪なことを聞く記者も結構いる。例えば準決勝の後には、セリーナウィリアムズの悪口を言わせようとする悪意を感じるような質問もあったが、そんな場面のさばき方のうまさなど感動ものだ。何という22歳だろう。今後長い年月ファンでいられるのではないかと思う。

 

さて、今年の山火事の危険は後退しつつあると判断して、この週末家の脇に薪を積んだ。雨の予報があたるといいなと思うし、今はそれ以上に、これから2週間の数度の雨の予報が燃え続けるオレゴンでも現実のものとなることを願ってやまない。

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子ども達と作業中


朝は薪を燃やすと一気に家が温まるので、この冬も毎日そうすることになると思う。日中は、ガス暖炉を使う割合を増やすのが今年からの方針だ。でも、まだ薪として処理するつもりの倒木が庭のあちこちに何年分もあるし、薪ストーブは湿気の高い雨期のあいだ乾いた心地良い暖かさをもたらすので、この冬も楽しんで使うつもりだ。

 

薪積みを終えた余勢を駆って、冬の前に必要なことをいくつも終えた。

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リスが降らせ続ける松ぼっくりの破片は吹き飛ばす。これから、落ち葉の季節になると、ブロアーの活躍が続く。

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雨が降り出すと、苔がどんどん成長するので、とりあえず今の時期出来る範囲で地面から剥がして勢いを削いでおく。

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駐車場や砂利道に水が流れると、砂利が一気に削れてしまう。その為、山から下りてくる地表の水の流れが取水口に吸収されるようにしておくことは重要だ。溝や取水口そのものの掃除も一通り終えた。

また、最後の芝刈りを済ませて、芝刈り機は掃除し、ガレージに収納した。まだ芝は伸びるが、いずれ枯れてくるので、ここからは放置するつもりだ。その他にも、シャクナゲその他の剪定なんかも大量に実施した。

 

気が付くと、トリカブトにも早めの花が付いている株があった。

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さて、明日月曜日は今年度の学校2日目だ。金曜日の話を聞くと、学校の中では感染対策はしっかりしているみたいだし、子ども達の行動もよくコントロールされているようだ。ただ、中学校では、お昼休みに外へ食事に出た生徒たちは、ソーシャルディスタンシングを忘れてしまっているようだ。学校側も、注意喚起はするが、学校の敷地の外までは追跡しない。

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次女は、学校の一日目がとても楽しかったそうだ。

 

 

自分と家族用の記録ブログですが、興味が共通する方がいるかもと思いました。下をクリックいただけると、新しい人に読んでいただける機会が増えるそうです。出会いがあるかもと楽しみにしています。コメントやご連絡もどうぞ。

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山火事とブログ、秋の雑多な収穫

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秋咲クロッカスの一部が早めに咲いた


国境の南、米国の、西海岸三州(カリフォルニア、オレゴン、ワシントン)の山火事で被害に直面している方々に、心からのお見舞いを申し上げる。また、周辺で不安な気持ちを抱えるさらに多数の方々のことも思い、とても心を痛めている。

 

この西海岸の歴史的な大災害が、パンデミックに埋もれて、北米の中でもやや関心が薄い状態にあることには悲しみを感じる。私など、もし米国人であれば、気候変動に関する政策だけで投票判断をするだろうが、そんな人はとても少なそうだ。

 

北米西海岸をサンフランシスコから北へどんどん上がってゆくと、広大な温帯雨林に入ってゆくことになる。オレゴン州のウィラメットバレーからワシントン州沿岸部、そして私が住むカナダブリティシュコロンビア州沿岸部まで、同じ温帯雨林気候圏の中にあり、気候や植生にあまり違いは無い。

 

それでも、今年今のところ大火災がオレゴンのウィラメットバレーどまりで、ワシントンやブリティシュコロンビアの沿岸部にあまり飛び火していないのは、夏の前半の雨量や、その後の熱波の勢いが違ったことで、森の水分量に差があったからだろうと思われる。でも、ここでも今年まだ渇きは続くし、来年以降もっと渇きの厳しい夏を覚悟しなければいけないだろう。

 

我々が、バンク―バー島で森の家を買ったのは、2011年のことだ。当時は、山火事のことは私の頭になかったし、温帯雨林の火事など、運が悪く無ければ出くわすものでは無いというのが一般の認識だった。山火事を現実の心配事と私や社会が認識し始めたのは、2015年から異常に渇いた夏が続き、一気に火災が増えてからだ。

 

妻とはオープンに、森の暮らしをあきらめて、家を処分し、町か農場か水辺に引っ越そうかという会話をする。でも、森と茂みしか無かった土地で、森を完全に保持しつつも、水の流れを止め、花壇や畑を作り、果樹や花木を植えて頑張ってきた。まだ野菜や果物の収穫もこれからだし、子ども達を自然の中で育てたいという気持ちも変わっていない。

 

いつも落ち着く結論というのは、まだまだここに住めるだけ住もうというものだ。実際に山火事が起こった時には、頑張って消火しようとせずに、すぐに逃げることで、危険を避ける。もう少し家の周りのファイヤーブレイクを充実させたり、水の備蓄や散水栓の設置などをして、火事対策はもういくらか充実させる。カリフォルニアで見られるように、保険会社が火災保険を引き受けなくなるようなことが起こったら、家の金銭的な価値(これが西海岸沿岸部では嘘のように大きいのだ)についてはあきらめる覚悟をする。

 

それだけ、ここに住むのが好きなのだ。何年か前までのように、ここは天国だろうかと思うような無邪気さは保てなくなったが、リスクと共存するのは常に人生の真実だと思う。何をあきらめて、何を得るか、いろいろな角度から考えようと努力しているつもりだ。

 

そんなことで、このブログは、山火事でここに住むのを放棄せざるを得なくなった時のため、一年間の風景を記録しておこうと書き始めたものだ。これも、山火事への心の準備の一つだ。第一目的が家族の記録のブログなので、読者のお役に立つかはさておいて、自分の記録したい写真や家族から要望があった写真をどんどん貼る。

 

こんなモノも。 

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お世話になってきた森の作業道具たち

 

こんな今週の思い出の場面たちも(ちなみに、米国の山火事からの煙で、風景の全てが少し黄色がかっている)。

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お隣へお邪魔しに出かける家族を見送る

 

 

この夏は、クマが、プラムを食べるために鹿用のネットを何か所も壊した後、ちょうど次女の病気や入院が重なり、防御が不完全になったメインの畑が、鹿の被害に繰り返し遭ってしまった。それで、8月以降野菜らしい野菜の収穫は少ないのだが、鹿が食べなかった野菜の細々した収穫は続けている。

 

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ラベージの最後の収穫。干してスープやお茶に使う。

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トマトはロックガーデンでコンテナ栽培したものが生産し続けてくれている。

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僅かにクマが残したプラム(まだ青くて堅かったため残したものと思われる)は、梅干しにしてみた。

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ゴボウの種を採取。例年秋のうちに撒く。春遅めになってから出てくる。

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自家製のジンジャーエールには、庭のフェンネルも使う。


 

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