メープルマウンテン日記

メープルマウンテン日記

森のガーデニング、食べ物の栽培・採集やバンクーバー島での田舎生活など。

薪積み、USオープン、学校の様子など

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週明けの雨の予報とツリーフロッグの合唱から、薪積み実行を決めた。

 

この週末は子ども達と一緒に外で働き続けたが、土曜の午後だけは、USオープンテニスの決勝戦にかじりついた。大坂なおみ選手の優勝はとても嬉しい。私は2018年のUSオープンの時からの大ファンだ。大きくて力強い動きがとても気持ち良い。2018年の頃は、小さな声で恥ずかしげながらも、意味のあることをしっかりと伝えるなあと感心していたが、今は自信と風格も伴って、骨のある人柄に拍手を送りたくなる。試合後のメディアのインタビューでは、意地悪なことを聞く記者も結構いる。例えば準決勝の後には、セリーナウィリアムズの悪口を言わせようとする悪意を感じるような質問もあったが、そんな場面のさばき方のうまさなど感動ものだ。何という22歳だろう。今後長い年月ファンでいられるのではないかと思う。

 

さて、今年の山火事の危険は後退しつつあると判断して、この週末家の脇に薪を積んだ。雨の予報があたるといいなと思うし、今はそれ以上に、これから2週間の数度の雨の予報が燃え続けるオレゴンでも現実のものとなることを願ってやまない。

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子ども達と作業中


朝は薪を燃やすと一気に家が温まるので、この冬も毎日そうすることになると思う。日中は、ガス暖炉を使う割合を増やすのが今年からの方針だ。でも、まだ薪として処理するつもりの倒木が庭のあちこちに何年分もあるし、薪ストーブは湿気の高い雨期のあいだ乾いた心地良い暖かさをもたらすので、この冬も楽しんで使うつもりだ。

 

薪積みを終えた余勢を駆って、冬の前に必要なことをいくつも終えた。

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リスが降らせ続ける松ぼっくりの破片は吹き飛ばす。これから、落ち葉の季節になると、ブロアーの活躍が続く。

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雨が降り出すと、苔がどんどん成長するので、とりあえず今の時期出来る範囲で地面から剥がして勢いを削いでおく。

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駐車場や砂利道に水が流れると、砂利が一気に削れてしまう。その為、山から下りてくる地表の水の流れが取水口に吸収されるようにしておくことは重要だ。溝や取水口そのものの掃除も一通り終えた。

また、最後の芝刈りを済ませて、芝刈り機は掃除し、ガレージに収納した。まだ芝は伸びるが、いずれ枯れてくるので、ここからは放置するつもりだ。その他にも、シャクナゲその他の剪定なんかも大量に実施した。

 

気が付くと、トリカブトにも早めの花が付いている株があった。

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さて、明日月曜日は今年度の学校2日目だ。金曜日の話を聞くと、学校の中では感染対策はしっかりしているみたいだし、子ども達の行動もよくコントロールされているようだ。ただ、中学校では、お昼休みに外へ食事に出た生徒たちは、ソーシャルディスタンシングを忘れてしまっているようだ。学校側も、注意喚起はするが、学校の敷地の外までは追跡しない。

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次女は、学校の一日目がとても楽しかったそうだ。

 

 

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山火事とブログ、秋の雑多な収穫

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秋咲クロッカスの一部が早めに咲いた


国境の南、米国の、西海岸三州(カリフォルニア、オレゴン、ワシントン)の山火事で被害に直面している方々に、心からのお見舞いを申し上げる。また、周辺で不安な気持ちを抱えるさらに多数の方々のことも思い、とても心を痛めている。

 

この西海岸の歴史的な大災害が、パンデミックに埋もれて、北米の中でもやや関心が薄い状態にあることには悲しみを感じる。私など、もし米国人であれば、気候変動に関する政策だけで投票判断をするだろうが、そんな人はとても少なそうだ。

 

北米西海岸をサンフランシスコから北へどんどん上がってゆくと、広大な温帯雨林に入ってゆくことになる。オレゴン州のウィラメットバレーからワシントン州沿岸部、そして私が住むカナダブリティシュコロンビア州沿岸部まで、同じ温帯雨林気候圏の中にあり、気候や植生にあまり違いは無い。

 

それでも、今年今のところ大火災がオレゴンのウィラメットバレーどまりで、ワシントンやブリティシュコロンビアの沿岸部にあまり飛び火していないのは、夏の前半の雨量や、その後の熱波の勢いが違ったことで、森の水分量に差があったからだろうと思われる。でも、ここでも今年まだ渇きは続くし、来年以降もっと渇きの厳しい夏を覚悟しなければいけないだろう。

 

我々が、バンク―バー島で森の家を買ったのは、2011年のことだ。当時は、山火事のことは私の頭になかったし、温帯雨林の火事など、運が悪く無ければ出くわすものでは無いというのが一般の認識だった。山火事を現実の心配事と私や社会が認識し始めたのは、2015年から異常に渇いた夏が続き、一気に火災が増えてからだ。

 

妻とはオープンに、森の暮らしをあきらめて、家を処分し、町か農場か水辺に引っ越そうかという会話をする。でも、森と茂みしか無かった土地で、森を完全に保持しつつも、水の流れを止め、花壇や畑を作り、果樹や花木を植えて頑張ってきた。まだ野菜や果物の収穫もこれからだし、子ども達を自然の中で育てたいという気持ちも変わっていない。

 

いつも落ち着く結論というのは、まだまだここに住めるだけ住もうというものだ。実際に山火事が起こった時には、頑張って消火しようとせずに、すぐに逃げることで、危険を避ける。もう少し家の周りのファイヤーブレイクを充実させたり、水の備蓄や散水栓の設置などをして、火事対策はもういくらか充実させる。カリフォルニアで見られるように、保険会社が火災保険を引き受けなくなるようなことが起こったら、家の金銭的な価値(これが西海岸沿岸部では嘘のように大きいのだ)についてはあきらめる覚悟をする。

 

それだけ、ここに住むのが好きなのだ。何年か前までのように、ここは天国だろうかと思うような無邪気さは保てなくなったが、リスクと共存するのは常に人生の真実だと思う。何をあきらめて、何を得るか、いろいろな角度から考えようと努力しているつもりだ。

 

そんなことで、このブログは、山火事でここに住むのを放棄せざるを得なくなった時のため、一年間の風景を記録しておこうと書き始めたものだ。これも、山火事への心の準備の一つだ。第一目的が家族の記録のブログなので、読者のお役に立つかはさておいて、自分の記録したい写真や家族から要望があった写真をどんどん貼る。

 

こんなモノも。 

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お世話になってきた森の作業道具たち

 

こんな今週の思い出の場面たちも(ちなみに、米国の山火事からの煙で、風景の全てが少し黄色がかっている)。

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お隣へお邪魔しに出かける家族を見送る

 

 

この夏は、クマが、プラムを食べるために鹿用のネットを何か所も壊した後、ちょうど次女の病気や入院が重なり、防御が不完全になったメインの畑が、鹿の被害に繰り返し遭ってしまった。それで、8月以降野菜らしい野菜の収穫は少ないのだが、鹿が食べなかった野菜の細々した収穫は続けている。

 

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ラベージの最後の収穫。干してスープやお茶に使う。

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トマトはロックガーデンでコンテナ栽培したものが生産し続けてくれている。

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僅かにクマが残したプラム(まだ青くて堅かったため残したものと思われる)は、梅干しにしてみた。

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ゴボウの種を採取。例年秋のうちに撒く。春遅めになってから出てくる。

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自家製のジンジャーエールには、庭のフェンネルも使う。


 

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慌ただしい学校再開前

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いろいろ議論はあるが、来週子ども達の学校はフルタイムで始まる。うちは、子ども達が学校に戻るのを楽しみにしているし、ブリティシュコロンビア州政府の判断を信用しているので、彼女らを普通に学校に送る予定だ。ただ、スクールバスを使用させることだけはやめておいて、当面私が車で送り迎えする予定だ。

 

私がとても忙しい状態が続いているのだが、重要な家事だけは家族の手伝いを得ながら出来る限りすすめ始めた。収納部屋の棚不足がモノの整理を難しくしているので、それに関する作業は一昨日済ませた。私の苦手なペンキ塗りは妻と子ども達がしてくれた。

 

それから、この夏クマに破られ、その後本格的に直す暇も無く鹿の侵入を何度も許してしまった畑の防護ネット(下の黒色の)を、昨日と今日で丈夫な専用金網に張り替えた。

 

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来週子ども達の学校が始まる前に、薪積みをやってもらえるだろうか。火事対策の為、雨が降り始めるのを見計らって行う作業なので、天気予報次第だ。

 

 

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物々交換の季節

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あちこちの家で、庭の果物を家庭内で消費しきれない。

 

妻と私は、クリスマスのプレゼント交換からは、出来るだけ距離を置く様にしている。うちでも、また相手の家でも、ゴミが増えるからだ。環境に良くないと思う。でも、畑や果樹からの収穫が増える季節に、物々交換をするのは好きで、今年もまさに今、それに忙しい。

 

 

妻の職場の庭からは、プラムとクラブアップルを収穫させていただき、代わりに、それらで作ったアップルタルトとプラムソースをお返しした。

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妻の職場のクラブアップルは、多分リンゴとの混合種だと思う。

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プラムは、イタリアンプラムと呼ばれる種類のものだ。

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長女はアップルタルトに今回はクリームチーズを使った。妻の職場の人達には大好評だった。

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クラブアップルジュースは、ジェリーの瓶詰めになるところだ。

 

 

お隣のスミスさんからは、ピクルスづくりに使うディルやマスタードシード、そして余っている瓶詰め用の瓶を沢山いただいたので、お返しはリンゴの甘煮を入れたパウンドケーキだ。

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ボニーさんの家へ自家製ピクルスを持って立ち寄ると、逆にトマトやらフェンネルやらをいただいた。クインス(マルメロ、西洋カリン)も実りつつあるので、今年も瓶詰め用にいただくことになりそうだ。ちょっと休憩して、いつも楽しいボニーさんの庭を散策だ。

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ボニーさんの家のトマトハウス

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フェンネル

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クインス

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メルヘンチックなアヒルの家

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ボニーさんのリャマ

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少し秋っぽくなってきた畑

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花壇にもちょっとお邪魔

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アーバーの日陰でちょっと休憩

 

 

みどりさんが、野菜でワイルドフラワーガーデン風に飾ったフォカッチャを持ってきて下さった。味も絶品。お返しにお花の鉢植えを持っていった。みどりさんの家では、素敵なガーデンに今は花を増やしているところだ。

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ムツコさんのところからは、先日もきゅうりやズッキーニをいただいたので、おすそ分けのプラムを持って行った。ちょうど桃の瓶詰めをしたところだということで、見せていただいた。

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妻に無料で英語のチューターをして下さっているブリジットさんのところへは、ご夫婦でお好きな餃子をお持ちすることが多いが、ジャムやピクルスもお好きだ。いろいろ作っている中から、いくつかお持ちしなくては。

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これはブラックベリーのジャム(正確にはジェリー)

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ビーツのピクルス

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最近は、自家製のピクルスがあればぬか漬けを思い出さないようになった。少し味覚がカナディアンになってきたのだろうか。

 

 

私は写真を撮ってここに掲載したが、実際に今回料理をしているのは全部妻と子ども達だ。私は、ここ何週間かデスクワークで忙しくて、ここのところ家事への貢献は最低限だ。何とも申し訳ない。デスクワークはもう一区切りつくから、また家の仕事に復帰だ。鹿用フェンスの設置やら、足りない家具づくりやら、仕事は山積みだ。

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妻と子ども達が、ガレージの木工ショップを片づけてくれた。自分ではこんなにすっきり整理できたことは一度も無かった。

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チェーンソーで切り出して来た、メープルやらシーダーの素材はまだたくさんある。頼まれているものがいろいろあるので、作らなくちゃ(鳥の巣箱、保管庫の棚、シンクやダイニングの引き出し、その他何があったかな)。

 

 

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桜切る馬鹿(引き続き冬支度いろいろ)

今年は川泳ぎも一回行ったきりで、その後ずっと涼しいし、もう本格的な暑さは戻らないようだ。ここまでは、山火事の危険を感じさせられることも少なかったが、まだシーズンの残り(通常9月いっぱい)がどうなるのかまでは分からない。

 

冬の前にやるべきことは出来る範囲で少しづつ進めている。

 

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数本の桜を、妻とああでもないこうでもないと話し合いながら剪定した。

 

母がうちに遊びに来た時、日本では昔から「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」ということばがあると教えてくれた。桜には切ったところから菌が侵入することが多いからそう言うのだろうと想像する。カナダ西海岸では、桜は雨期に入ってからは切るなと言われる。春から夏の乾期のうちに剪定し、雨期の前までに切り口を少し回復させることで、菌の侵入を避けるのだそうだ。

 

今年の桜の剪定は、一夜の雪の重みで大きな枝が折れないよう、雪が下に落ちやすくしておくのが一つの目的だった。また、以前に雪の重みや上から落ちてきたメープルの枝により打撃をこうむった桜が、大量に新枝を生成したのを整理したりした。

 

桜以外の剪定は、例年、大抵冬と春の間にやっている。

 

 

この何週間か、私はデスクワークに貼りつく日が続きがちだったので、台所仕事からは遠ざかってしまった。職場閉鎖で妻がいつも家にいるし、長女が夏休みで、台所の人手に不足しなかったこともある。

 

妻は、冬前に保存食を充実させておくのが好きなので、台所やその周辺では、たくさんの保存食づくりが進行している。色々な作業を覗くのは楽しい。

 

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これはピクルスづくりの作業。ガーデンのハーブと、いただきものの野菜が中心だが、カリフラワーとピーマンは買ってきたものだと思う。

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瓶詰めをまだまだ沢山作る予定なので、もっと大きな保管用の棚を作るように言われた。納戸に置くものなので、ベニヤ材を買って手早く作ってしまおうと思う。製材する材料はガレージに沢山あるのだが、スピード重視だ。

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連日新しいのが出来てる。

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庭のブラックベリーのジュースもジャム(ジェリー)の瓶詰めになる過程のようだ。

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先日次女が切っていたピーチも、瓶詰めになったようだ。

 

 

ハーブによっては、今の時期にお茶や調理用に収穫されて干されている。

 

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これはビーバーム(モデルナ・タイマツバナ)の花と、ラベージの葉・種だ。どちらもとても良い香りのお茶になる。

 

 

子ども達の夏休みの間、畑の水やりと収穫は長女が担当し、そしてフルーツやベリーの収穫はそれに情熱を持つ次女が担当した。次女は果樹やベリーのブッシュの見回りが大好きで、自分でも沢山食べながら家族の為の収穫をしてくる。

 

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マルベリー(桑の実)

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サラールベリー

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広がり過ぎてきたブラックベリーのブッシュ。いくらか退治もした。



夕方、何種類かの瓶詰め、人気の餃子と子ども達の作ったクッキーを持って、マリーナの隣のボートハウスに住む友人宅を訪問した。静かな海風が心地よかった。

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ボートハウスの集落

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一つのボートハウスの入口では、トケイソウが咲いていた。ここで育つ植物なんだ。

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子ども達のつくるクッキー、随分美味しくなってきたな。

 

 

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川泳ぎで涼む

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毎年、川には2、3度しか泳ぎに行けずに夏が終わってしまい、「もっと行けば良かった」と思う。それでも、なかなか忙しくて今年も今日が初めてだ。

 

今年は子ども達は日本に行けなかったから、多分川泳ぎが一番の思い出になるんじゃないかな。

 

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今日がこの夏一番暑い日だったかも知れないが、短い熱波で、今週中には一気に涼しくなってくる予報だ。

 

 

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夏の終わりの花、冬の準備あれこれ

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白色に咲き始めて一か月近くしてから、ピンクに変わってきたノリウツギ「ピンキーウィンキー」

 

夏の間長く咲いてきた花のいくつかが後退してきて、代わりに夏の終わりからの花が開いてきた。

 

中でも、すぐにバンブルビー(マルハナバチ)の食糧源として目立って活躍し始めたのは、ロシアンセージや何種類かのミント、それから新顔のセイヨウニンジンボクだ。

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ロシアンセージ。うちでは、冬に地面の近くまで枯れてしまうので、毎年そこからやり直しになる。だからあまり大きな株にはならないだろうが、こぼれ種から自然生えしてくるので、数を増やしてやることで存在感を出せそうだ。

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これはスペアミント。オレガノ、イングリシュミントやレモンバームと同様、広いエリアのカバーに使いやすいし、マルハナバチは大好きなようだ。

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セイヨウニンジンボク。身長の2倍以上の大きなブッシュになるらしい。

 

今年、夏の終わりに咲く二つのネイティブフラワーを試している。ゴールデンロッドとジョーパイウィード(ユーパトリウム)だ。前者はマルハナバチが大好きらしいし、後者は鳥が種を好むらしい。将来的に広い面積をカバーするのに使えるかどうか観察中だ。

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ゴールデンロッドは、乾いて栄養が少なそうな場所に植えたからか、今年は小さくて、鹿にトップを食べられた後、蕾を形成していない。来年に期待かな。

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ジョーパイウィードは、今年はコンテナ栽培だけだが、鹿が食べないことは確認できた。本格的なお試しは来年だ。

 

低木では、ムクゲとノリウツギ「ライムライト」が咲いてきた。これから9月まで咲き続けてくれるはずだ。

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ムクゲ

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ノリウツギ「ライムライト」

 

人からいただいたり、買ったりした植物で、鹿に食べられてうまくゆかなかったものは沢山ある。そういったものの一部は、コンテナに救出して鹿の来ないデッキに避難させることが出来たのだが、その中で、フロックスとオカトラノオが咲いてきた。

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フロックス

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オカトラノオ

 

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今週末は暑いが、その後は急速に秋の気配が訪れそうだ。冬(雨期)到来の前にやらなければいけない事のリストを作った。一つ一つ進めなくては。

 

リストの項目から、今日は、池と池をつなぐ水路沿いで、歩道を補強した。昨冬、ぬかるみがちだったからだ。歩道と水路との境に石を積み、池の底にたまった土を歩道に入れて、歩道と水路との高低差を大きくした。これでぬかるまないようになるといいが。

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 家の外壁の塗り直し(夏の陽ざしと冬の雨から家を守るのに重要だ)そのものは、3階までの高さがあって素人では危険なので、この夏プロに作業してもらったが、道具入れその他の小物は自分達で塗りなおしているところだ。

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勝手口を春に彩る椿の木は、倒れないように家に縛り付ける必要がある。その為のトレリスなんかも、新しいものに取り換えて、塗装した。

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今まで、こんなか弱いトレリスを使って、大きくなった椿の木を家の壁に縛り付けてあった。壁の外装材が椿の重みで引きはがされつつあったので、新しいトレリスは壁の中の柱に打ち込んだ。

 

今年病気による根腐れが広まったラズベリーの畑からは、明らかに病気にかかっている株を、出来る限り取り除いた。

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作業の結果として、半分程度が空き地の畑となった。冬になる前に、空いているところは落ち葉を積み上げ、草を抑え、かつ土づくりを始める予定だ。

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残りの株にも菌は感染しているだろうが、それでも来年十分にベリーを生産する可能性があるし、来春除草や剪定で通気を維持すれば、健康を取り戻さないとも限らない。ナーサリーの店員さんには、全て取り除いて一年休耕し、その後病気に強い品種を植え直すことを勧められたが、そのアドバイスにはすぐには従わずに、来年様子見とした訳だ。その代わり同時に、別の場所で病気に強い品種の栽培を始めることにした。

 

 

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今年も薪積みに関連した雑感

薪を割るのは今週始めまでに済ませた。次のステップである薪積みは今年も子ども中心の仕事だ。

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子ども達が、割った薪の山から積み上げやすい真っ直ぐな薪を選んでいる。うちには薪小屋が無くて、家の脇のオープンスペースに積むので、崩れないように形の良い薪を端に組み上げるのが例年の作業だ。

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薪を家の脇に積み始めたが、山火事のシーズンが終わってから積むべきだったのを思い出し、作業を中断。秋の雨が降り始めるタイミングを見計らいながら、作業を再開する予定だ。

 

薪ストーブは一気に家を暖めるし、揺れる火が素敵だが、私の住むカナダ西部の林業地では薪の価格上昇が早く、脱薪ストーブが進んでいる。使い続けているのは、うちのように倒木を片づける必要がある家族や、薪を安く入手できる(うちの隣の製材所を営むスミス家のように)家族、薪ストーブ以外の暖房手段が実質上無い家といったところだろう。

 

思い巡らすと、日本は、そんな住人が薪を買えないような高コスト産地からの輸入建材に頼っていることになる。こんなことは持続可能なのだろうか。ブリティシュコロンビアでは森林保護を求める声も強まりつつあり、州政府から業者への伐採のライセンス供与にも住民の監視の度合いが強まってゆく可能性がある(私はそうなって欲しいと思っている)から、今後もコストが減少することは考えにくい。

 

森林国日本の林業再興には困難(虚弱なサプライチェーン、山林所有の細分化など)が立ちはだかるとは聞くが、現在の木材ソース(カナダ)が永続的だとは考えない方が良いように見える。凄まじい森林破壊が進むブリティシュコロンビアの現状を憂う観点からも、日本の林業に何とか頑張ってもらい、国産化を進めて欲しいなと思ったりする。

 

 

 

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オレゴングレープ、田舎町へのニューカマー

夏に収穫するフルーツでいくらかジャムを作る予定だったが、なかなか収穫量が思うとおりにならなかった。大量に実ったプラムは一夜でクマに食べられてしまった(そのうえ木のサイズまで半分にされてしまった)し、ストロベリーは飼い犬のテテが人間より先に全部食べてしまう。ラズベリーは長引く雨で根腐れを起こし、予想の半分以下の収穫に終わったので、全部生食で楽しんでしまった。

 

それで目をワイルドベリーに転じた。今はサラールベリーとオレゴングレープが実っていて、もう乾いてしまったものも多くなってきている。これらを使うなら今が最後のチャンスだ。

 

オレゴングレープの場合は、水で薄めたジュースだけを濾して、ペクチンを加えて固めるから、ジャムでは無くてジェリーだ。以前に地元のファーマーズマーケットでオレゴングレープジェリーを買って、その美味しさに感動したことがある。うちの庭でも沢山実っているから、いずれジェリー作りをしてみたかった。今回やれて良かった。すごく美味しいジェリーが出来た。

 

オレゴングレープの収穫・処理はとても簡単だった。4回に分けて、合計2時間半の収穫作業と、2時間の処理作業で、6キロのベリーが確保できた。13カップの水を加え、ブレンダーで砕いて濾すと、20カップのジュースになった。

 

オレゴングレープ自身に甘みは無いので、砂糖をジュースと同量近く入れ、煮たててペクチンを加え、瓶詰めした。

 

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上の写真の分で、枝やゴミを取り除いたら1.3キロのベリーになった。2割くらいサラールベリー(黒いの)も混ざっている。

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オレゴングレープの味は梅干しに似ているが、もちろん塩気は無くて、そしてブルーベリーか赤ワインにも似た香りがしっかりと有る。ジュースに砂糖を混ぜた時点で既に、ブルーベリージャムより味も香りも強くて美味しい。

 

ちなみに、オレゴングレープは、根っこをお茶にして飲むこともできる(→過去の記事)。

 

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話は変わるが、ごく最近日本から若い夫婦が、私の住むカウチンバレーに移住していらした。話を聞かせていただくと、ご夫君が持っている技術が、日本の医療システムの中で十分に重んじられていなくて、技術のポテンシャルを十分に発揮しにくかったのだそうだ。一方カナダでは、同じ技術の需要が高く、その為より魅力的な雇用機会があり、将来的には独立開業の選択も成り立ちやすいのだそうだ。それで、カナダに移住してきたということだ。

 

道理にかなった移住だなあと思った。

 

思えば、私の妻の移住の判断にも同じような背景があった。彼女は北米で教育を受けたアーティストで、北米では沢山の仲間や大学で教える機会などにも恵まれたが、日本に帰ると、活動が相対的に難しかったようだ。間違っているかも知れないが、日本の美大の学閥のようなハードルがあったり、彼女のアート分野が日本ではあまりにもニッチだったという事情があったようだ。そんなことで、彼女は北米に戻りたかったのだ。(ちなみに私自身は、以前に日本と北米での夫婦別居を経験していて、もう一度別居になるのは良くないと思い、一緒にカナダに渡って来ただけだ。私にはあまり移住にこれといった深い考えや背景は無かった。)

 

この若い夫婦のご両名とも、立派(そう)なカメラで写真を撮るのがお好きなようだ。奥様がデザインに関連するご職業だからだろうか。うちや裏山にいらっしゃる間に、いつの間にか表情や動きを上手に捉える写真を撮っていらっしゃていた。感心したので、下に掲載させていただく。

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テテの感情や彼女の躍動感・性格が伝わってくるようだ。

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これはハイキング中の一場面。娘が犬の毛や舌に振れた時の感覚が伝わってくるよう。

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これもハイキング中。あまり娘との二人歩きの後ろ姿写真は無かったなあ。

 

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最後に下のおまけは、妻が今週庭に生けた花を、私が撮った写真だ。

 

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自分と家族用の記録ブログですが、興味が共通する方がいるかもと思いました。下をクリックいただけると、新しい人に読んでいただける機会が増えるそうです。出会いがあるかもと楽しみにしています。コメントやご連絡もどうぞ。

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8月のバンブルビー、トマトの剪定

毎年6月と7月には、森の下草である広大な面積のサラールの茂みが花を付ける。バンブルビー(マルハナバチ)はそれが大好物なので、森の中に吸収され、庭の花壇からはバンブルビーが消えてしまうのが恒例だった。しかし、夏の間も、バンブルビーを引き付ける花がうちの花壇に増えてきた(キャットミント、アガスターシェ、セージ、モナルダ、ラベンダーなどなど)ので、今年はサラールやスノーベリーが咲いている時期にも、花壇のバンブルビーは途切れなかった。

 

そして8月になると、もう森のサラールの花も終わっているので、庭ではバンブルビーの活動が盛んだ。

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サマーガーデンベッドには、バンブルビーの好きな夏の花が混ぜてある。オレガノ、アガスターシェ、ロシアンセージ、ベロニカ、ヤローなどだ。

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オレガノ

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レモンバームはいくつかの大きな花壇で広い面積をカバーしているが、その目立たない花もバンブルビーには人気だ。うちではイングリシュミントのグランドカバーも広げ始めたが、それももうすぐ咲き始めると、バンブルビーを呼び寄せる。

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ハーブガーデンでは、ウィンターセイボリーが少し咲き始めた。例年ラベンダーからバンブルビーに食料を提供する役割を引き継いでゆく。

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ビーバーム(モデルナ)やキャットミントは、夏を通してバンブルビーを引き付け続ける。

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うちで結構な面積を占めるヤマハハコも良く咲いている。毎年鹿にいくらか食べられるが、それでも最後には力強く花を咲かせるのだ。この花はバンブルビーにはさほど人気が無いようだが、アカタテハなどの蝶が育つために重要な植物だそうだ(スティンギングネトルもそうらしい)。

 

 

私の畑づくりの先生であるムツコさんのうちを訪れると、トマトが剪定されて背が低めに保たれていた。

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剪定されたトマト

 

トマトはどんどん上へ伸びて花を咲かせ続けるが、今の時期から作り始める実は、これから秋に移行する中、なかなか熟すにまで至らない。それで、エネルギーを既に出来ている果実に集中させるため、上を切ってしまうのだそうだ。

 

帰ってうちのトマトを見ると、やはり背が高くなった上の方は、まだまだどんどん花を付けている。うちの場合、もうすぐ陽が木立に遮られがちになるし、秋の訪れもムツコさんのところより少し早い。うちでこそ剪定すべきだなと思い、即実施した。

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うちのトマト。順調に育ったのは、ロックガーデンの中でコンテナ栽培したものだけだ。野菜畑では、陽当たり不十分だったようだ。

 

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ムツコさんの畑は、大変な植物の密度だ。土が出来てくれば、きっとこんな密度に出来るようになるのかな。

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うちにも苗を頂いた右下のキャベツだが、うちより早く球を形成し始めている。でも、葉物に限れば、植物の成長度合いはうちと似た感じかな。やはりうちの環境は葉物向きなのだろう。

 

 

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